おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2018 猛暑のなか夏の花ヒマワリもうなだれて 3 《福岡市東区海の中道海浜公園》

2018年08月09日 06時23分09秒 | 日記

 

羽のある昆虫が地球上に誕生したのは、気が遠くなるようなはるか昔に遡ること4億年前だといわれている。

海から陸上に上がり植物ともに、昆虫も進化を重ね現在に至っている。

カマキリもゴキブリも同じ昆虫網なので親戚みたいなものだ。

人間を含む脊椎動物だって遡っていけば、先祖は同じようなものなのかもしれない。

先日シャワーをしていると、足元でゴソゴソと動く気配があった。

頭をシャンプーしてたので目があけられず、カナブンかと思ってると脛をじわじわゴソゴソ上ってこようとしている。

慌ててシャワーで追い払ってよく見ると、隅の方でゴキブリが隠遁の術でも使ったつもりかじーっと動かずにいる。

オレは基本的には、生き物は例えゴキブリでも殺生はしない主義なので、二度と来るなよと言い聞かせ窓から逃がしてやる。

今回は、猛暑の割にはちょっと元気がよかったので捕まえるのに骨折ったが、浴槽の窓からお帰りいただいた。

相手は何せ4億年の歴史をもつ生き物だから、それなりの敬意を払わなくてはいけない。

立秋が過ぎたので風も柔らくなったし、見上げる空の雲も高層の雲に変わりつつあるがまだまだ暑い夏は許してくれそうもない。

 

 

 


2018 猛暑のなか夏の花ヒマワリもうなだれて 2 《福岡市東区海の中道海浜公園》

2018年08月08日 06時17分27秒 | 日記

 

池の周りに植えられたヒマワリは、連日照り付ける太陽にすっかりお手上げのようだった。

「お日様が似合う花ヒマワリどうした!!」と、声をかけたくなるようにうなだれていた。

長いゴムホースを引き連れて、水やりをしてる公園の方に声をかけた。

「こんなに暑いとヒマワリも元気がないですね」というと、「みんな下向いていているでしょう」と苦笑いをされた。

水をもらったヒマワリたちは、しばらくするとすくっと姿勢はよくなったのだが。

今年はもうバテてしまったという囁き声が、あちらこちらから聞こえてくるような気がした。

 


2018 猛暑のなか夏の花ヒマワリもうなだれて  《福岡市東区海の中道海浜公園》

2018年08月07日 06時57分15秒 | 日記

 

日本での最高気温は、1933年山形市で観測された40.8度が長らく破られることはなかった。

それが2013年高知市で41度が観測され、今年に入って熊谷市で41.1度を記録しあっさりと更新した。

連日のように、気温の記録更新を狙っているのではないかと思われる暑い日が続いている。

日本だけではないようで北半球では、異常な気温上昇がニュースで伝えられている。

人間がもたらした地球温暖化が、数字となって目に見える形で人々に警告を与えている。

これまで地球では5度の大量絶滅があったといわれている。学者の間では、第6の絶滅が近いという人もいる。

 

夏は暑いと割り切ってヒマワリでも見に行かないと、この暑さでは花ももたないだろうと思い出かけたきた。

海の中道海浜公園の西口ゲートから入ってすぐのところにヒマワリが咲ていた。

入道雲は志賀島方面には出ないので、浮浪雲でも浮かんでくれていればと思いながら車を走らせた。

海の中道の直線道路の先に、こじんまりとした雲が一つ浮かんでいたのだが、公園に入る頃には消えていた。

相手してくれる何かいないかと、ヒマワリを念入りにみて回った。

ヒマワリの黄色い花びらの向こうから、ここだよとカマキリがその大きな複眼でこちらを見つめていた。

 


2018 海を渡る山笠小友祇園山笠 5(男たちの大腿二頭筋が山笠の重さに悲鳴をあげ)《唐津市呼子町》

2018年08月02日 06時24分42秒 | 日記

 

地方で綿々と受け継がれてきた祭りは今、存亡の危機にあるといっても過言でもない。

人口減少、少子化により、全国的に地方の祭りの維持が難しくなってきているからだ。

世界遺産に登録された博多祇園山笠も、ひと昔前は担ぎ手不足で山笠をかき終えるのに時間がかかった時代があった。

地域の伝統を守り続けることは、ある意味閉鎖的で祭り参加者に町内以外のいわゆるよそ者を受け入れないところがみられた。

時代は変わり、今や博多山笠は一度でも参加したら、その魅力とりつかれた多くのかき手で溢れている。

 

呼子町の隣には原発が稼働している。

地域祭にその大企業が手を差し伸べることは、メセナの考え方からも積極的であるべきである。

財布乃中身と人手は足りるものが、それを必要とするものに手を差し伸べる事を是とする。

 

海を渡る山笠はそれ自体が珍しく、いわゆるインスタ映えする祭りである。

もちろん男の祭りには、多くの女性の黄色い掛け声がが似合っている。

現状は山笠を担ぐ男たちより、それにレンズを向けるシニアカメラマンの方が多い。

来年は呼子の旅館でヤリイカを食べ、朝市でショッピングをしてこの祭りを見学するツアーができるといい。

座して待つと小さな祭りは途絶え、やがて地域の文化も消滅していくことになる。