おうどうもん(Oudoumon People of Hakata)

福岡周辺における祭りや四季の移ろいを・・・・・・

2014浜崎祇園山笠Ⅳ(前が引き負けじと見送りも引く)

2014年07月31日 06時30分36秒 | 日記

浜崎祇園山笠は、豪華絢爛な人形が飾られた

高さ15mの飾り山を引き回す。

博多祇園山笠も、その昔は飾り山をかいていたというが

路面電車が走り、電線などの架空線が張り巡らされ

飾り山とは別誂えでかき山をかいている。

当然この町でも、問題になったと思うが

町の人の祭りに対する熱い思いが

今も高さ15mの山笠を動かしている。

京都や博多の山笠を模して始まったのだろうが

300有余年山笠を興した当時網元であった中村屋久兵衛

の意志が綿々と繋がり

表でヤマを引く子供達、見送りで6輪の車輪に

ブレーキをかける子供たち、彼らに確実に受け継がれている。

 

 


2014浜崎祇園山笠Ⅲ(ニッコリといい顔の子供達)

2014年07月30日 06時30分01秒 | 日記

 

「写真撮っていもいいかい」と声をかけると

「ほらほら写真撮ってもらうから、カメラのほう向いて」と、誰いうことなく

中学生とおぼしき数人が、一斉にこちらを向いてくれた。

お母さんに写真をブログ載せますよと告げると

どうぞ載せてくださいとニッコリ。

いろんな祭りに顔を出すが

ここの子供たちの笑顔は、特に清々しい。

華美になることなく、粋がることなく

地域の伝統を受け継ぐ祭りは、人を育てているのかもしれない。

 


2014浜崎祇園山笠Ⅱ(大人も跳ね子供も跳ねる)

2014年07月29日 06時31分31秒 | 日記

 

山笠がスタートするまで、お囃子に合わせて

子供たちも大人たちも跳ねる。

そうやって、気持ちを盛り上げていっているのかもしれない。

写真を撮らせてというと、「撮ってもらえ撮ってもらえ」と周りから声がかかる。

白足袋、法被姿が粋な子が、ちょっと照れながら笑顔をくれた。

ギーギーと木の車が路面と触れて

秋に鳴く虫の声のような音を出す。

前後で引っ張り合いながら、山笠は優雅にそして力強くに進んでいく。

 

 

 


2014浜崎祇園山笠(嗚呼 夏祭り)

2014年07月28日 06時29分26秒 | 日記

福岡から西に1時間程走ると浜玉町に着く

虹の松原に沿ってもう少し走ると唐津市街になる。

 浜崎地区で祇園祭が行われた。

もともとは博多の祇園祭を模して行われたらしいが、

こちらは、高さ15m重さ5トンを超える飾り山をそのまま引きまわす。

 

 西組、東組、濱組の三本の絢爛な山笠がたち、人形は毎年新調されるという。

引き山の車は、車の軸になる部分も含め木製である。

梅雨明けした後、35度を超える猛烈な暑さのなか

浜崎祇園山笠は、ヨイヤサーの掛け声とともに

子供たちが綱を引き横笛と三味線太鼓の調子のいいお囃子で始まった。

 

 


2014黒崎祇園山笠Ⅴ(通りを埋める光)

2014年07月24日 06時30分50秒 | 日記

光の競演は、競演会当日は、9時過ぎまで続く

ストロボのバッテリーが根を上げ帰ろうよと囁くので

ひと通り撮ることができたのきりあげた。

 

福岡の繁華街といわれる天神地区でさえ

ネオンの瞬きや人の流れが

数年で移動してしまう。

街は生き物のように、移り気で我儘で扱いにくいものなのかもしれない。

 

背景の町並みは変わり、人の流れは変わろうとも

祭りは営々と引き継がれ、

見るものをあの時代へと、タイムスリップさてくれる。