岡湊神社の道路を挟んだところに、明治の神仏判然令で廃寺となった千光院跡がある。
ここの玄関口にもひときわ大きなヒトツバタコががあり、ボタン雪が積もったかのような白い花を咲かせていた。
この千光院跡には、樹齢400年ともいわれる日本三大蘇鉄といわれる大蘇鉄がある。
1637年にキリスト教徒が蜂起した島原の乱に出兵した兵士が、原城から持ち帰ってものといわれている。
白いヒトツバタコの花と、荒々しくも逞しさを感じさせてくれるソテツが今の世の平和さを忍ばせてくれる。
対馬にはヒトツバタコの群生地があって、3000本の白い花がまるで雪が積もったような光景を見せてくれるという。
一度足を運んでみたいと思っているが、今まで思っただけで時間が過ぎている。