海ノ中道のラッパスイセンが、今は盛りと花を開いていた。
水仙の花は、春に咲く花よりも早く咲き始める。
だから、この花を見ると春が来たと思う。
一回り小さな花をつける白い可憐な水仙に比べると
「春だ春が来た」とワイワイ言っているようで
ファインダーの向こうが騒々しく感じる。
海ノ中道のラッパスイセンが、今は盛りと花を開いていた。
水仙の花は、春に咲く花よりも早く咲き始める。
だから、この花を見ると春が来たと思う。
一回り小さな花をつける白い可憐な水仙に比べると
「春だ春が来た」とワイワイ言っているようで
ファインダーの向こうが騒々しく感じる。
山あいの県道沿いからダラダラと下りた河原に、ネコヤナギが芽吹いていた。
綿毛のような花を咲かせていた。
寒い冬を乗り切って春が来たよと、知らせてくれているようで
見ていてもほんわかとしてしまう。
コブシやハクモクレンモそうだが
彼らは毛皮の外套を着るように、綿毛に守られて冬を越す。
春が来ると一斉に、それらを脱ぎ捨てて花を咲かせる。
ひと昔みたいに、人は重いコートを脱ぎ捨てなくても
軽いダウンとヒートテックを脱ぎ捨てればよい。
宝珠寺は、佐賀県神埼市小渕にある禅寺である。
このヒメシダレ桜は、樹齢が約100年ともいわれ
樹の高さ約8m、幹周1.2m、枝張り15mの古木である。
満開時には、老成した幹が淡いピンクの色合いにつつまれる。
手前の麦畑もちょうどいい具合に緑のじゅうたんになり
ヒメシダレを引き立たせてくれる。
白と黄色は光の反射が強い。
冬の時期の弱々しげな日の光と違って
サクラが咲く頃になると、ずいぶんと日の光も強くなってくる。
夏の一時期しか日が差さない、北側の窓のカーテンを新調した。
光を通す黄色のブラインドにしていたが
耐用年数が過ぎたのか紐が切れてしまった。
結果はみえているのに、思い立って修理にしたものの
やはり思い通りにはいかず、結局ぐしゃぐしゃになってしまった。
カーテンはネットでオーダーしたのだが、黄色系に気が行き過ぎて
手元に届いたのは遮光性の機能カーテンだった。
アチャーと思いながらも、カーテンレールにに取りつけた。
カーテンを引くと、部屋の中は薄暗くなり、
お日様の光を透かし、元気が湧いてくるあの黄色には程遠い。
福岡でもちらほらと咲き始めたサクラに、早々と花見にしゃれ込んでいる人の姿をみる。
山あいに車を走らせると、まだ紅梅が咲いている。
白梅はもう終わりを決め込んでいるので余計に目に入る。
平地では花びらを落としているハクモクレンも
ここではまだ産毛に包まれながら、どれどれと様子を見るように白い頭を見せている。
わずかな標高の違いでも、春がドアをコンコンとノックするのが遅くなる。