博多区の街中にあった冷泉、奈良屋、御供所、大浜小学校の４校が、平成１０年にひとつになり博多小学校として開校した。
都市部におけるドーナツ化現象に伴う児童数の減少によるものであった。
博多山笠やどんたくなど博多に古くから伝わるお祭りは、この小学校の子供たちによってコアの部分が担われているといっても過言ではない。
校庭で秋の恒例行事である博多灯明ウォチングの灯がともされた。
ビルの向こう青味がいっそう増した空に、三日月が輝いていたので入れてみた。
この小学校の近くに万四郎神社がある。江戸初期の豪商伊藤小左衛門は、朝鮮への武器密輸が発覚をし連座する形でその家族も死罪となった。
その子らの小四郎と万四郎の霊を祭った万四郎神社は、その後人々によって長らくこの地で子供たちの守り神として祭られてきた。
今でも、東流れは朝山の７月１１日の早朝、子供たちを台上がりさせてこの神社に山笠を奉納する。
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