通潤橋は江戸時代末期に作られた日本最大級の石造りアーチ水路橋であり、国の重要文化財に指定されている。
橋長は75.6m、高さは20.2mあり、サイフォン式の灌漑用水で周辺の田畑を潤している。
通潤橋を建設したのは、江戸末期に突然出現した肥後石工といわれる集団である。
彼ら肥後の石工達の技術は、卓越してたといわれ皇居の二重橋も彼らの手になる。
熊本を中心として九州各地には、アーチ式の石橋が主要な道路に残っており今でも利用されている。
土曜日曜は、13時より堆積物を取り除くための栓を抜いて放水があり、今では熊本の観光資源の一つになっている。
この日も多くの観光客が放水を目当てに訪れていた。
この橋を建設した石工達も、後世に重要な観光資源になるとは思わなかったに違いない。