あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

中欧旅行(34) マイヤーリング

2012-04-03 | 中欧5カ国紀行

 

 

   ウィーンの森の原生林に囲まれた 「マイヤーリンク」一帯は

    隣り谷の ハイリゲンクロイツ僧院によって切り開かれ

     1886年には一帯が 

    オーストリア・ハンガリー2重帝国のルドルフ皇太子の

         所有となった。

   バスを降りて この地に立ったとき
 
    絵の様な一帯の田園の風景からは

     静寂さが伝わってくるが 冬の寒空だけではない

        何か 冷気的なものが 感じられたが

           私だけであったのだろうか・・・

                                   


中欧旅行(33) リヒテンシュタイン城

2012-04-02 | 中欧5カ国紀行

 
                 (資料から)

    バスは ウィーンの森の木立の中を走る。
   ガイドが 『左手に見えるお城はリヒテンシュタイン家の城です・・・』との
   説明が始まるが 写真を撮るタイミングを逸してしまった。

   説明では ハプスブルク家の大臣でウィーンの南方の領主だった 
   リヒテンシュタイン家の城で 現在もリヒテンシュタイン公国の
   所有物。

   リヒテンシュタイン公国は オーストリアとスイスに挟まれた
   小豆島くらいの
 小さな国だが 城主のリヒテンシュタイン家は
   今でもリヒテンシュタインの面積の何倍に
もなる土地を
   オーストリアにもっていて この他にもお城があるそうだ。

     リヒテンシュタイン公国は 何百年も今日まで存続できたかは
    
ハプスブルク家や隣国との関係を上手く付き合い
    幾つかの戦争をくぐり抜けて 時々切手の発売などでニュース
    にもなるが 
切手・ペーパーカンパニーなどで 世界でも有数の
    リッチな
国になっている。

    小国でありながら 中々の強かさを備えている。

     



中欧旅行(32) シューベルト

2012-04-01 | 中欧5カ国紀行

 

 

  ウィーンの森 ヒンターブリュールという小さな町(ウィーン市中心部から
  南西へ約20km)の
水車小屋・ホルドリッヒシュミーレ(現在はカフェ)へ。

  フランツ・シューベルト(1797~1828年)は 体調崩し 
  ここで静養している間に
 歌曲集「冬の旅」の第5曲「菩提樹」を
  作曲したところ、といわれている。


  *歌曲集『冬の旅』は ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩集。
   24の歌曲の構成で  「菩提樹」は第1部の5曲目。
    ”青年が失恋した場面から始まり 絶望 さすらいの旅
   
 最後に自害するまでの悲しい物語” 

  建物の 左手に古風な木製の手押しポンプの井戸があって
  軒の中にはシューベルトの肖像画が 壁には歌詞つきの五線譜が
  描かれたリボンがある。

    Der Lindenbaum 菩提樹
     Am Brunnen vor dem Tore (門の前の 泉の側)
      Da steht ein Lindenbaum (そこに一本の菩提樹が立っている)

  「泉に沿いて繁る菩提樹・・・」と唄うが 周りは“ポンプ”であった・・・
  また 菩提樹が植えられていることになっているが 
  ガイドさんは「楡の木」だという。

   *「リンデン」は ヨーロッパ原産のシナノキ科の落葉高木。
     「菩提樹」に歌われているのはこのリンデンの木のことで
     日本でいう菩提樹とは別の木なる。

     また 花や葉を薬用にし 花を煎じたハーブティーに発汗作用があり
     カゼなどに効くとして
医薬品に認められている。