ルートヴィツヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827年)は
ドイツ・ボン出身。 21歳のときウィーンに出てハイドンらに
師事した後 ピアニストとしてデビューした。
自作のピアノ協奏曲などを演奏してその名を広める。
30歳過ぎから耳鳴りを伴う難聴に苦しめられて 症状が進行する
中でも精力的に作曲を続け 数々の大作を発表しているが
温泉療養のためここ”バーデン”に滞在している。
ウィーン市内にも ベートーヴェン記念館があったが
ここラートハウスガッセ通りにも 「第9の家」として
ベートーヴェン記念館がある。
ベートーヴェンは1804年から1825年まで ほとんど毎年バーデンを
訪れたが 特に1821年から23年までは 小さなパン屋だった
この家の2階を借りて住み 第9交響曲や荘厳ミサ曲を作曲している。
写真では見づらいが
『2階の一番右隅の部屋の窓から 下階の大家の部屋に
“ひも”がぶる下がっているは ベートベンが用事があると
この“ひも”を引いて合図をしていた。』
とガイドの説明があった。
また 館内には ベートーベン愛用の旅行カバンや身にまとった
マントも飾られているとのこと。