正面入り口の上のステンドグラスは 1927年に完成
第2中庭から門を潜ると第3中庭へ 大きな「聖ヴィート大聖堂」がある。
余にも目の前なので 写真のアングルにおさまらないし
見上げる首がおかしくなるほどだ。
丘の上から プラハ町を望んだときに 凛と聳える二つの尖塔や
高さ約96mの青銅葺き丸屋根から伸びる塔が
今目の前に緑青色に輝いている。
この大聖堂 926年に円形建物の教会として創建され
その後 11世紀にロマネスク様式に建て替えられた。
現在のゴジック様式になったのは14世紀カレル4世の時代で
東側8つの礼拝堂が完成。 続いて聖歌隊席
内陣のアーチ天井など現在の東側半分が作られた。
それ以来長い年月の末 完成したのは1929年のこと。
一方西側半分は19世紀から20世紀にかけて建てられた部分で
完成した大聖堂は 全長124m 幅60m 天井の高さ33m
三つの塔のうち南側は96.5m
西側正面の二つの塔は82mある。
『 この教会をはじめ プラハの古い建物が 黒みかかって
見えるのは ドイツのドレスデン近くにある
鉄分を多く含んだ砂岩を用いているためです。』
とガイドの説明。
また 修複の時は洗浄するのではなく 削り落して行われるそうだ。