あかない日記

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信州紀行 別所温泉18 安楽寺

2018-10-11 | 国内・長野

 

 

別所温泉街を進み北向観音の向かいに「黒門」がある。

説明文には
「黒門」は安楽寺境内の入口にあたり、
扁額の崇福山(そうふくざん)は安楽寺の山号である。

江戸時代 1792(寛政4)年 安楽寺13世南沖仏和尚の代に建てられた。
 寺院には各寺号の外に山号があり、寺域全体がこれにあたる。

山号は古く市街地を離れた山の中に寺が建てられたのが初めとされている。」

 

 

 

曹洞宗 崇福山 安楽寺 本尊は釈迦如来。

安楽寺は 天平年間(719年~49年)に行基が建立した、
または天長年間(824年~34年)に
創立されたともいわれているが
鎌倉時代以前の歴史は判然としていない。


安楽寺は 鎌倉の建長寺などと並んで
日本では最も古い臨済禅宗寺院の一つだった。

その存在が 歴史的に裏付けられるのは、
鎌倉時代 実質的な開山である樵谷惟仙が住してから

しかし 1588(天正16)年)頃 曹洞宗に改めている。

鎌倉北条氏の外護によって信州の中心道場として栄え
多くの学僧を育てていたが

北条氏滅亡(1333年)後は
寺運も傾いて正確な記録も残らなかったが

国宝 重要文化財等 数多くの鎌倉時代の文化遺産を蔵して

信州最古の禅寺の面影を残している。




 

鐘楼は 1769(明和6)年 建立の
和様 禅宗様の折衷様式。

袴腰鐘楼としては この地方最大級である。

また 宝歴年間の古鐘は
太平洋戦争中金属供出でなくなり

現在の鐘は 1957(昭和32)年の鋳造されている。

 

 


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