あかない日記

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信州紀行 軽井沢17 杉浦非水

2020-01-29 | 国内・長野

 

・右上:地下鉄銀座線
 (上野―浅草)開通ポスター(1927)

・左下:タバコのパッケージ
  デザイン「みのり」(1929-)

・右下:三越呉服店 
  新館落成ポスター(1914)

 

軽井沢町歴史民俗資料館内に
杉浦翠子と夫・非水の
特別コーナーがあった。

杉浦 非水(1876-1965)は
愛媛県松山市生れ 本名 朝武。

日本のグラフィックデザインの
黎明期より活動し、

商業美術の先駆けであり
現代日本のグラフィックデザインの
礎を築いた一人であり

多摩帝国美術学校
(現・多摩美術大学)の
初代校長でもあった。

また 杉浦夫妻は
美術と文学の先端を行く

モガ・モボ時代の寵児とも言われた。

特に 三越呉服店の
広告デザインにおいて

百貨店としての
新たなブランドイメージをつくり出す

「イメージメーカー」の才能を発揮し
「三越の非水か、非水の三越か」と言われ
「今日は帝劇、明日は三越」などの
キャッチフレーズも作っている。



ここで 先に訪れた 
須坂の田中家で展示されていた 

「明治天皇御製かるた」を
思い起こした。

 (田中家・明治天皇御製かるた)

かるたの絵札は
この 杉浦非水 が
デザインしていたことを。

このカルタは
明治天皇崩御後の
1912(大正元)年に

明治天皇の御製100首を
あつめてつくられている。


 

 

 


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