あかない日記

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徳田 秋声

2016-11-18 | 人物忌

 

 
今日 11月18日 
小説家 徳田秋声が亡くなっている。

 1872(明4)─1943(昭18)年 享年71歳

泉鏡花 室生犀星と金沢の三文豪のひとり
徳田秋聲(1871~1943)は
尾崎紅葉の門下を経て 
田山花袋 島崎藤村らとともに明治末期
日本の自然主義文学における
代表的作家として文壇に名乗りを上げた。


その後 明治・大正・昭和と三代にわたり
常に文壇の第一線で活躍した。

作品「縮図」は 
川端康成から「小説の名人」と称賛され
技巧の高さとともに
つねに弱者への視点を忘れぬ
庶民の生活に密着した作風を特徴としている。


私生活では その分け隔てのない人柄が
多くの文壇人に愛されたほか
映画やダンスをも好んだという。

  主な作品に
「新所帯」「足跡」「黴(かび)」「爛(ただれ)」
「仮装人物」「あらくれ」「縮図」

 

 文京区内に通算40年間住み
亡くなった旧宅には38年間も住み続けた。

「生きのびて又夏草の目に沁みる」秋声