11月11日は 渋沢栄一が亡くなった日
1840(天保11)~1931(昭6)年 享年91歳
江戸幕末から大正初期にかけての日本の武士 官僚 実業家
第一国立銀行 や 東京証券取引所
東京ガス 帝国ホテル キリンビールなどの多種多様な
企業の設立・経営にかかわり
「日本資本主義の父」とも言われた。
その銅像が 中央区日本橋 日本橋川沿いの
常盤橋公園に建つ(朝倉文夫作)。
埼玉県深谷市血洗島に生まれ 22歳で江戸へ出て
お玉ヶ池にあった玄武館で剣術修行をして
その後 一橋家の用人となり 慶喜の家臣となる。
一橋家の家政の改善などに実力を発揮し
次第に認められていく。
27歳の時 15代将軍となった徳川慶喜の実弟・
後の水戸藩主・徳川昭武に随行し
パリの万国博覧会を見学するほか
欧州諸国の実情を見聞し
先進諸国の社会の内情に 広く通ずることになる。
明治維新となったあと「商法会所」を静岡に設立
その後 明治政府に招かれ
大蔵省の一員として 新しい国づくりに深く関わった。
1873(明6)年 大蔵省を辞した後は
一民間経済人として 第一国立銀行を拠点に
株式会社組織による企業の創設 ・育成に力を入れた。
また「道徳経済合一説」を説き続け
生涯に約500もの企業に関わったといわれている。