赤嵌楼の裏側の軒下に銅像があり 台座に日本語の説明文があった。
この胸像 日本統治時代の1941(昭16)年から1945年の終戦までの
最後の台南市長であった「羽鳥又男」(1892~1975)の胸像である。
台南は 明代の寧清王の御所であった大天后宮
台湾最古の孔子廟、鄭成功らを祀る延平郡王祠 五妃廟
別荘北園別館 開元寺の釣鐘など数多くの建造物等が残されて
今 古都・台湾の京都とも呼ばれているのは
羽鳥又男が戦時中それも末期に 巨額の費用を総督府から引き出させ
歴史建造物 遺物保存に力を入れ保護したことによる。
その顕彰としてここに置かれていた。
ここにも 先の話題にした「八田與一」的 日本人がいたことに驚く。
しかし 以前は中堂の中に置かれていたようだが
訪れたときは 堂の裏の軒下に置かれていた・・・。
また この像と同一のものが
羽鳥の生まれ故郷・群馬県勢多郡富士見村にもある。
羽鳥の生誕100年を記念して建てられている。