あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

台湾紀行(40) 「双十節」・徴兵制度

2013-10-10 | 台湾紀行

    
       祝!「国慶節」 別名「双十節」
  
今日10月10日は 台湾の建国記念日で祝日
   辛亥革命の発端になった1911年10月10日 国父・孫文が武昌で蜂起したことを記念し
   10が重なることから双十節ともいう。
     因みに 当方の勤め先も ”創立記念日” で今日はお休みしております。

    台南市内を南下 「台南基地」 が右手に見えてきた。
   
   基地と言えば 台湾の兵士は「徴兵制度」による。


   台湾では、中国の軍事的脅威と向き合うため
   18歳以上の男性に兵役の義務がある。

   兵役期間 以前は2年間だったが 現在は1年 
   さらに2015年には徴兵制は廃止となり 

   志願制へ全面的に移行する予定にしている。

   1年では実際に兵士として育つには短く
   「戦える軍隊の機能を有しない」ということから

   志願制になるとはいえ 少子化の影響があって
   本当に集まるかどうか懸念視されている。 

   一方 社会人対象の志願兵採用数2464人のうち
   男女の割合は1対1に近く 
2012年は女性枠800人に対して
   5000人も応募しており

   女性の入隊意欲が高いのは 軍の仕事の待遇のよさと
   将来性があるからだと。      

      この8月3日には 台湾の徴兵男性が7月に上官らによる
      虐待を受けて死亡した事件が分かり
10万人以上が
     台北の台湾総統府前で座り込みのデモを実施したことがあったが
 

      死亡した男性は 部隊の 管理体制を批判し
      上官らの恨みを買ったとみられている。