いつもどおり、ここからは野球要素なし。
久しぶりに最後まで書けた。
雨止まぬ球場を試合終了前に離脱。
帰り際、お越しになられていたダイナソー先生に長崎は来るか問われ、NOの回答。
じゃあ明日は晴れるな、と予想どおりの回答をいただく。
未だに雨男扱いです。まあ、実際降ったけど。
今年もよろしくお願いいたします。
この天候でも車が多く残る駐車場から脱出。
出るまでひと苦労するのを覚悟していたけど、向かう方面は特に混雑もせず、ひと安心。
向かう先は、嬉野温泉。
佐賀に行くなら、行ってみたかったのです。
1時間程度で到着。
山あいにある温泉郷、といった感じでしょうか。
本当に山あいなのかは、地理音痴なのでわかりません。
今回取った宿は、昔ながらの温泉宿といった具合。
やたらエレベーターが来なかったり、案内のため部屋に来るとフロントの方が言っていた女将さんがとんと来なかったり、来たら来たでフロントの方と確認すれば良い伝達事項のやり取りだけだったり。
うーむ、と思う部分があったりしましたが、こういうのも旅の面白みと吞み込む。
まずは温泉。やっぱり良かったです。
冷えた身体がじんわりと温まり解されていきます。
まわりでは九州の言葉があちこちで飛び交う。
九州の方々が来やすい、馴染み深い温泉地なのかな。
東京の人間が温泉地で最初に箱根を思い浮かべるような。
湯気を立たせながらなかなか来ないエレベーターを待つ。
隣のおじさんも九州の言葉で「ここのエレベーターはなかなか来ないな」と言っていたので、自分がせっかちなわけでも無さそう。
そして夕食。部屋食です。部屋食大好き。
食べるだけ食べて呑むだけ呑んだら移動せず寝れるこの素晴らしさ。
10年程前、友人と遠征先で吞み宴もたけなわになると毎回「ああここに布団敷いて寝てえ」と言い合ってたことが思い出されます。
夢が叶ったね。良かったね俺。
もちろん一杯。幸せ。
佐賀牛もついてきました。
非常に美味。
ただ、但馬牛と比べちゃうと自分は但馬牛に軍配ですが。
それでも充分満足です。
ひとりロビーに降りて、椅子に腰掛けて一服。
すると、警備の服装をしたおじいさんから「コーヒーは飲まないのか」と尋ねられる。
どうやら無料サービスのコーヒーサーバーを下げる時間らしい。
不要の旨伝えると、「明日の朝には出しとくから」と言い残し、サーバーを手に去って行った。
向こうの言葉は全部いわゆるタメ口だったのだけど、歳下とはいえ客相手に敬語なしかい、と憤るどころか凄く暖かい気分になったのは、実際はバリバリの佐賀の言葉だったから。
敬語なんか使わなくても暖かみと気遣いが感じられる不思議。じんわり、沁みてきた。
部屋に戻り、心地よい気分のまま就寝。
翌朝。
朝御飯は宴会場でとることになっていたので、身じたくをして移動。
中年男性の団体がわんさかいた。
飛び交う九州弁、ひっきりなしに発注されるビール、日本酒。そんな日曜朝八時。
今回の旅で一番九州を感じる瞬間かも。
で、肝心の朝食ですが
これがまあ美味しかった。
温泉粥が特に美味。
子供も凄い勢いでかきこむ美味さ。
おいもうちょっと味わって食えよ。
大満足。夕飯より良かったかも。
ごちそうさまでした。
宿をチェックアウトして、長崎へ。
試合は観ないけど、前回来た時に食べた佐世保バーガーが美味しかったので、ドライブがてらもう一度食べに行くことに。
この日の長崎、大晴天。
これは今度あの人に会ったら言われるなあ。
お前が来なかった長崎は...って。
ベンチに腰掛け、空と海を眺めながらバーガーにかぶりつく。
のんびりした、良い時間。
存分にまったりしたところで、長崎を後に。
今回は昼過ぎの新幹線で帰京予定。
その前に、博多で食べたいランチがあるのです。
...が、まったりしすぎて到着予想がラストオーダーギリギリに。
急ぎます。法定速度の範囲内で。
飛ばします。法定速度の範囲内で。
ヤーヤーヤーヤーヤー。
オフスプリングを頭の中で鳴らしながら、疾走。
間に合いました。まさに滑り込み。
急いででも食べたかったのが
これ。
古くからの友人からオススメされて、九州来たらおさえておきたかったのです。
よし田で活いかを食べて以来お気に入りの子供も大喜び。
オメェいつもこういうのが食べられると思ったら大間違いだぞ、と唸るような声で釘はさしておく。
ゴマサバも頼んで大満足大満腹。
隣の卓のおじさん達がノリの良い方々で、途中軽く歓談。
帰り際、「野郎ばっかりで食べないから」とセットのデザートを妻子にくれた。
きっと一度限りの、束の間の交流。
おじさん達は赤ら顔で、笑顔で帰っていった。
10年前とは違って、観戦数をこなすことはできなくなった。
ちょっと色々な速度を緩めてみたら、当時は見れなかったものが見えてきた。
緩めたぶん辿り着ける場所は減ったけれど、対価としては、きっと悪くない。
なんだかんだ、もうちょっと旅に出る日々は続きそうです。
次はどこに行こうかね。
野球場があれば、ライオンズがあれば、自分にとっては最高の名所です。
久しぶりに最後まで書けた。
雨止まぬ球場を試合終了前に離脱。
帰り際、お越しになられていたダイナソー先生に長崎は来るか問われ、NOの回答。
じゃあ明日は晴れるな、と予想どおりの回答をいただく。
未だに雨男扱いです。まあ、実際降ったけど。
今年もよろしくお願いいたします。
この天候でも車が多く残る駐車場から脱出。
出るまでひと苦労するのを覚悟していたけど、向かう方面は特に混雑もせず、ひと安心。
向かう先は、嬉野温泉。
佐賀に行くなら、行ってみたかったのです。
1時間程度で到着。
山あいにある温泉郷、といった感じでしょうか。
本当に山あいなのかは、地理音痴なのでわかりません。
今回取った宿は、昔ながらの温泉宿といった具合。
やたらエレベーターが来なかったり、案内のため部屋に来るとフロントの方が言っていた女将さんがとんと来なかったり、来たら来たでフロントの方と確認すれば良い伝達事項のやり取りだけだったり。
うーむ、と思う部分があったりしましたが、こういうのも旅の面白みと吞み込む。
まずは温泉。やっぱり良かったです。
冷えた身体がじんわりと温まり解されていきます。
まわりでは九州の言葉があちこちで飛び交う。
九州の方々が来やすい、馴染み深い温泉地なのかな。
東京の人間が温泉地で最初に箱根を思い浮かべるような。
湯気を立たせながらなかなか来ないエレベーターを待つ。
隣のおじさんも九州の言葉で「ここのエレベーターはなかなか来ないな」と言っていたので、自分がせっかちなわけでも無さそう。
そして夕食。部屋食です。部屋食大好き。
食べるだけ食べて呑むだけ呑んだら移動せず寝れるこの素晴らしさ。
10年程前、友人と遠征先で吞み宴もたけなわになると毎回「ああここに布団敷いて寝てえ」と言い合ってたことが思い出されます。
夢が叶ったね。良かったね俺。
もちろん一杯。幸せ。
佐賀牛もついてきました。
非常に美味。
ただ、但馬牛と比べちゃうと自分は但馬牛に軍配ですが。
それでも充分満足です。
ひとりロビーに降りて、椅子に腰掛けて一服。
すると、警備の服装をしたおじいさんから「コーヒーは飲まないのか」と尋ねられる。
どうやら無料サービスのコーヒーサーバーを下げる時間らしい。
不要の旨伝えると、「明日の朝には出しとくから」と言い残し、サーバーを手に去って行った。
向こうの言葉は全部いわゆるタメ口だったのだけど、歳下とはいえ客相手に敬語なしかい、と憤るどころか凄く暖かい気分になったのは、実際はバリバリの佐賀の言葉だったから。
敬語なんか使わなくても暖かみと気遣いが感じられる不思議。じんわり、沁みてきた。
部屋に戻り、心地よい気分のまま就寝。
翌朝。
朝御飯は宴会場でとることになっていたので、身じたくをして移動。
中年男性の団体がわんさかいた。
飛び交う九州弁、ひっきりなしに発注されるビール、日本酒。そんな日曜朝八時。
今回の旅で一番九州を感じる瞬間かも。
で、肝心の朝食ですが
これがまあ美味しかった。
温泉粥が特に美味。
子供も凄い勢いでかきこむ美味さ。
おいもうちょっと味わって食えよ。
大満足。夕飯より良かったかも。
ごちそうさまでした。
宿をチェックアウトして、長崎へ。
試合は観ないけど、前回来た時に食べた佐世保バーガーが美味しかったので、ドライブがてらもう一度食べに行くことに。
この日の長崎、大晴天。
これは今度あの人に会ったら言われるなあ。
お前が来なかった長崎は...って。
ベンチに腰掛け、空と海を眺めながらバーガーにかぶりつく。
のんびりした、良い時間。
存分にまったりしたところで、長崎を後に。
今回は昼過ぎの新幹線で帰京予定。
その前に、博多で食べたいランチがあるのです。
...が、まったりしすぎて到着予想がラストオーダーギリギリに。
急ぎます。法定速度の範囲内で。
飛ばします。法定速度の範囲内で。
ヤーヤーヤーヤーヤー。
オフスプリングを頭の中で鳴らしながら、疾走。
間に合いました。まさに滑り込み。
急いででも食べたかったのが
これ。
古くからの友人からオススメされて、九州来たらおさえておきたかったのです。
よし田で活いかを食べて以来お気に入りの子供も大喜び。
オメェいつもこういうのが食べられると思ったら大間違いだぞ、と唸るような声で釘はさしておく。
ゴマサバも頼んで大満足大満腹。
隣の卓のおじさん達がノリの良い方々で、途中軽く歓談。
帰り際、「野郎ばっかりで食べないから」とセットのデザートを妻子にくれた。
きっと一度限りの、束の間の交流。
おじさん達は赤ら顔で、笑顔で帰っていった。
10年前とは違って、観戦数をこなすことはできなくなった。
ちょっと色々な速度を緩めてみたら、当時は見れなかったものが見えてきた。
緩めたぶん辿り着ける場所は減ったけれど、対価としては、きっと悪くない。
なんだかんだ、もうちょっと旅に出る日々は続きそうです。
次はどこに行こうかね。
野球場があれば、ライオンズがあれば、自分にとっては最高の名所です。