ライオンズクラシック2014開催。
今回はホークス側の協力を得て、両チームが復刻ユニを着用。
「西武対ダイエー」の再現となりました。
常勝時代ユニと暗黒ユニ時代の共演ということでしたが、
まあ中身は変わらないし・・・と思っていたら
初日は省エネな試合時間で逃げ切り、
二日目は初日の短縮分を存分に使ったロングゲームで2連勝。
勝ち越しちゃったよあっさりと。ユニホームって大事だなあ。
さて今回のクラシック、個人的にかなりモチベーションが高かったです。
このユニホームはちょっと前にやったばかりだし、
(ちょっと前、っつっても7年くらい前なのね。時の流れ残酷)
前回はそこまでモチベーション高かったわけでもないのになんでかな、と思ってましたが、
あの時はまだチームカラーがライオンズブルーだったんですね。
今回は通常がレジェンドブルーだったぶん、ライオンズブルーを身に纏えるという
喜びがモチベーションアップの原因だったみたいです。
ちょっとウキウキしながらユニホーム着て家出ましたもの。
ライオンズブルー、やっぱり映える。
今回はユニホーム配布無しのためファン全員が、というわけではなかったんですが、
あのブルーは目立つから4、5割程度の着用率でそれなりに見えるんですね。
7割近い着用率だったレフトは「青く染まった」と言って過言じゃなかったと思います。
フラッグの大多数がライオンズ基本マークのやつだったときは
ちょっと涙線がきてしまいました。
配布もしてないのに。皆買ったり押し入れからだしたりしたんだなあ。
楽しもうとしてたからってのもあるけど、楽しかったなあ。
応援歌懐かしかったなあー。
やっぱり声出しにくいわー。歌詞意味わかんねえなー。
リード前にお邪魔して64ちゃんと痛い奴選手権やってみたり。
勝ったから試合後も皆笑顔。
某年下の友人はニヤニヤしながらVメガパコパコやってました。
余談。
今回のVメガは留め具が鉄製の棒じゃなかったですね。
あれ叩くたびに出てくるんだよなー。
それを内野席のひじ掛けに押し込んで戻してたな―。
今もひじ掛けに丸い傷が残ってたらそのためです。
今回用にゲーフラを作ろうとも思いました。
「これが本当の伝説の青」ってやつ。
去年のレジェンドシリーズの記事を書いた時のタイトルです。
現行レジェンドブルーを暗に批判する感じになるんでやめましたが。
ぺらっぺらの自称伝説じゃなくてこちとら本物の伝説だぜ、と、
心の中ではずっと思っていました。
そこで気付いたこと。
やっぱり「ライオンズブルー」は過去のものなんだなあと。
伝説は、過去のものじゃないと成り得ない。
過去のものだから、語り継がれていく。
サタデースポーツでちらっと耳にした程度ですが、
栗山がこんな感じのことを言っていたそうです。
「『このブルーのときは強かった』と言われるのは悔しい」
過去を称賛することは、現在を否定することと表裏一体です。
もちろん過去を大事にすることは必要だけれど、今戦っている選手が今は一番大切。
自分のような古参ぶったファンにとって、未だに
「ライオンズブルー」のライオンズこそライオンズ、という考えが抜けません。
レジェンドブルーとかいう没個性な紺なんて、と思う気持ちもあります。
きっと、レジェンドブルーには栄光が足りないのだろうと。
実績さえついてくれば、あの色も爽やかな青に負けない輝きを持つはず。
だってやっぱり上下青ユニダサいもの。30前後のおっさんが上下青って。
それでも強ければ「かっこいい」となっちゃうのが面白いところ。
「過去と戦って何が悪い。」
新日本プロレス所属の中邑真輔選手が放った言葉です。
格闘技に食われたプロレス暗黒期、猪木長州らの時代と比べられ
「昔は良かったのに・・・」と現在を否定されていた時代の言葉。
あのときの雰囲気を、なんとなく感じた栗山の言葉。
ちなみにこの後、暫くは暗黒期が続きながらも
粘り強く奮闘した新日は今再興の時を迎えようとしています。
古参ぶったおっさんファンが浮かれる宴は明日でおしまい。
来週からはまだぺらっぺらのレジェンドブルーに戻ります。
嫌ってほど過去と比べられた現在進行形に期待します。
そして、「レジェンドブルー」が本当のライオンズブルーに、
「ライオンズブルー」が本当のレジェンドブルーになる日がくることを。
「でもあの青が好きだなあ。来年やっぱ戻しますって言わねえかな」
と諦め悪く思いながらも、少し期待しています。