今日は西武ドームでシニアデー。
...の裏(？)で2軍はロッテ浦和。
上本は今だに2軍ということで、大願成就ラストチャンスと思い足を運びました。
当初の考えとしては球場入りの際にクリアして西武ドームへ...という目論見でしたが、
やはり球場入り時というのは慌ただしくクリアならず。
さてどうしよう。大人しくドームへ行くか。しばし思案。
そしてドームを諦め試合後に賭けてみる、という結論に。
これが本当にラストチャンスだと思ったので。
で、当然試合を観るわけですが、今日のロッテ浦和は激混み。
開門済みの三塁側は既に埋まっていて一塁側も(二軍にしては)長蛇の列。
それもそのはず、マリーンズ2軍は優勝マジック1なんだそうで。
一軍で味わえなかった歓喜の瞬間をせめて2軍で、というわけです。
試合開始時点では座席はもちろん人が留まれるスペースにぎっしりと人が。
レフトポール横にある立ち見で覗ける一角も、
内野席の入り口も。
優勝の二文字はどんなステージでも人を魅了するものなのですね。
試合の方はライオンズが3点を先制するも、
先発のロペスが制球バラバラ。
というかこの後出てくるライオンズの投手軒並みバラバラであっさり逆転。
ライオンズもなんとか同点に追いついて終盤へと向かうシーソーゲーム。
余談。
ビジターでのファーム観戦は相手ファンのリアルな自軍評が聞こえてきて面白い。
特に根元の評価が低いこと低いこと...。
ランダンプレーでオールセーフ(しかもホームインを許す)にしたり、
味方投手の牽制球への反応が鈍かったり、
言われて止むなしな感が今日はありましたが。
根元に限らず全体的に辛口な評価があちこちで聞こえてきました。
どこもそうなんですかね。1軍のチーム状況もあるでしょうが。
上本は代打で登場。綺麗にセンター前へ。
2軍でとはいえやっぱり生で見れると嬉しいです。
そのままマスクを被りました。
試合は7回に青松が宮田からタイムリーツーベースを放ちついに1点勝ち越し。
そのまま9回の表、これを抑えれば優勝。
自分の周りのロッテファンの皆様もソワソワし始めました。
先頭の美沢、レフトフェンス際へ大飛球。
「ああっ」「まずい」という小さな悲鳴(声が小さいところがなんかいい)が飛ぶも、ギリギリ一杯で捕球。
安堵の声と拍手。あと2人。
続く木村はヒット。
ランナー1塁で打席に立ったアブレイユ、
今度はライトポール際に大飛球。
さっきよりも少しボリュームが上がった悲鳴が飛ぶ。入れば逆転。
しかし今度もボールはグラブのなかへ。あと1人。
そして迎えるバッターは...上本かよ！
よりによって最後のバッターというのは2軍でとはいえさすがに...。
なんとかならんかと思っているとボール先行。
さらに木村が盗塁(今日3つ目！)を決めてワンヒット同点の場面。
スタンドから「歩かせても...」という声があちこちで聞こえ今度はこっちが変な声を出しそうに。
見逃し、ファールでフルカウント。
ここで予想外の展開。
全体が水を打ったように静まり返ったのです。
歓声も野次も拍手も選手の掛け声もなし。
その場にいる当人達を除く全員が、投手と打者を食い入るように見つめている。
例えるならゴルフの勝負がかかったパットの瞬間のような。
ゴクリとツバを飲んだらその音すら響きそうな静寂。
あんな空気は球場じゃ滅多に体験できるものじゃないなあ。なんか得した気分。
結局勝負球が外れて四球。
静寂を破る悲嘆の溜息にまじって1人密かに安堵の溜息。
で、次の梅田がさっきの空気はなんだったんだって思う位あっさりフライを打ち上げてゲームセット。
胴上げを許してしまいました。
特に思い入れもなくとりあえずパシャリとやったらひでえ写真に。
イースタンの胴上げ観るのは二回目。
2002に第二で観たことがあります。
一軍の優勝決定が締まらなかったので腹いせに観に行ったんだよな。
そして試合後、大願成就。
初めて買ったオーセンにサインを貰いたかったのです。どうしても。
久しぶりに至近距離で見たけど、予想はしてたけどやっぱりド緊張。
もう年頃の乙女かってくらい。本当に。
用意してたペンのインクが出なくてプチパニックになるし。
写真がブレてるのはまだ手が震えてたから。
2軍だろーが打てなかろーが自分の中では大スターです。
大スターがもう一度輝けますように。
おまけ。落ち着きを取り戻したあと家で再撮影。
薄っすら見えるのはインク出なかったバージョン。
