日記塊~77と97に関する幾つかの考察~

2019年以降の記事はこちら➡︎https://9uni-49.blogspot.com

北信越リーグ・石川富山の旅2

2007-12-11 20:52:07 | 2012年までの記事
「野球の国」、一日で読了。
読みやすくて大変いい本でした。
野球ためのだけに旅に出るっていう内容がまずツボだし、
作者が微妙にすれた人間で、個人的にも親近感。
こーいう文章書いてる人間にありがちな鳴り物完全否定派でもない。
もし機会があれば、おすすめです。

_____________________________

まだまだ試合開始まで時間があったので、美術館へ足を運んでみる。
「ゲーフラのネタになれば」ってことで向かってる時点ですでに冒涜。

感想は・・・特になし。まあいろいろよく考えるなあってことで。
一つ興味深かったのが、牛乳パックの中のオブジェ。
壁に十数本の牛乳パックがあり、その中には微妙に違うオブジェ。
それを左から順に見ていくと、ストーリーになっているという代物。
何より興味深かったのが、ちょいちょいパックに貼られている値札。
しかも、日によって値段が上下してやんの。
全部雪印で統一されているものの、5本に一本ぐらいはセブンイレブンバージョンの雪印牛乳が入っていたり。

ああ、この日はスーパーしまってたんだろうなあ。
でも、この人は毎朝ケロッグがお決まりだから、高いけど仕方なく隣町のセブンイレブンへ向かったんだなあ。

とかニヤニヤしながら妄想。これで元は取れました。

美術館から出ると夕刻になったので、球場に向かうことにする。
無料シャトルバスがあれば・・・と思っていたが甘すぎた。
シャトルバスはおろか、最寄りのバス停ですら徒歩10分はかかるらしい。
とはいえタクシーを使うわけにもいかないので、一番近くを通るバスを利用。
20分近く走った挙句、運転手に教わった停留場で下車。


何もない。



球場はおろか、うすぼんやりとした街頭しかない。
あまりの何もなさと暗やみ加減に少々おののく。
とにかく通りが近そうな方角に向かっていくこと5分、あまりに不自然な明かり発見。
あれだ。助かった。石川で遭難せずに済んだ。
九死に一生を得た気分で石川県立野球場に到着。

土曜の19時開始という微妙な時刻にも関わらず、まずまずの入り。
優勝を目前に控えた石川側は、満席とはいかないまでもしっかりと埋まって盛り上がっている。

さて、試合の方は・・・寒くて全然覚えてない。
本当は10月の所沢で味わっているはずの寒さを石川で体感。
あまりの寒さに、蛇澤って投手がよかったことくらいしか覚えていない。
結局石川が勝利。試合時間は長く、開始時間の遅さもあいまって時計の針は22時を指していた。
ちなみに、21時半から鳴り物禁止。周り何もねえじゃねえか。
石川ではメガホンも鳴りものに入るのか、アナウンスが入るとメガホンの音もぱったりやんでいた。

試合後は、選手全員が球場外に出てサインフリーの状態。独立リーグならではの光景にニンマリ。
そして、あれだけ寒がっていた登山用カバンが活動開始。

蛇澤にサインをねだる登山用。ライオンズに来いとせがむ登山用。苦笑い蛇澤。

最後はお目当ての金森にサインをもらい、ご満悦の登山用だった。


この日はそのまま石川で一泊。
登山用がチョイスしたホテルだったが、これがことのほかスマッシュヒット。
部屋は奇麗だし風呂は広い。露天風呂で冷え切った体を温めた。

夕食は、夜が遅かったため選択肢がなく、近くにあるこぎれいなチェーンっぽい居酒屋に。
これがまたまたスマッシュヒット。
肉うまい。酒うまい。揚げ物うまい。刺身に関しては言わずもがな。
アホみたいにうまいうまいを繰り返し、舌鼓を打った。

来年も絶対石川来よう。そしてここに泊ってこの店で飯を食おう。
旅の解放感と幸福感と満腹感に包まれながら、ふかふかのベットへ。
言うまでもなく、眠りは深く、心地よかった。