なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

遊びもタダではいけないのかも

2010-04-06 00:40:23 | Weblog
 昼休みにネットで詰め碁の問題を検索して「お気に入り」に入れてありますが、これは殆ど基本問題が中心です。
 勿論基本問題は大事だし役に立つのですが、たまには実戦詰め碁とか難問とか、古典的な問題とかもやりたいと思います。
 そんなにやりたければ家から本を持ってくればよいのですが、マア条件として昼休みにお弁当を食べた後に1問挑戦という設定ですので、ネットで問題を検索出来れば丁度良い。
 それに、基本問題集は2回はやってしまったので3回目は間を開けたいし・・・。
  「難問詰め碁」で検索するといくつもヒットしますが、(探し方が悪いのか)実際に問題の図に巡り合ったのは一つでした。
 5分くらいで解けたので難問の部類に入るかどうかは微妙ですが、それでも「チョット難しい」とか「実戦では見落としやすい」という分類に入りそうなので良かった・・・但し1問だけでした。
 
 他のサイトを含めて、やはり難問と言えるようなものをタダで楽しもうと言うのはフトイのかも知れませんね。
 「世の中にタダの物は無いのだ!」と嗤われそうです。
  自分の趣味で、都合のいものがタダで手に入ると思っている方が甘いのでしょう。
 こういう問題を考えたり集めたりして問題として提供してくれるのを、全てボランティアで出来る事の方が不思議ですから、有料は納得できます。
 
 
 但し、私としては遊びの範疇で楽しみたいと言う割合が高いので、有料より無料の方が嬉しい。
  それに勤め先のパソコンですから会員登録をして有料会員になれません。

 「詰め碁」で「遊び」と言いましたが、勿論結果的には勉強でもあります。
  でもこの年になると「少しでも棋力アップ」の勉強と言うような構えでは無く、遊びの一つ的な気分で無いと肩が凝りそうですし、それに囲碁的な感覚がボケ無いような錆止めみたいな感じです。

 これが若い頃に定石の本、打ち碁集、詰め碁問題などを棋力アップを意識して読んでいた頃ならむしろ有料の方が良いかもしれません。
 勿論タダの方が財布にかかる負担は無いのですが、何故か取り組む気構えも甘くなるような気がします・・・私がセコイのかもしれませんが。
 
 そう言えば昔こういう例がありました。
  初心者のご婦人に囲碁を週1回(本当は2回以上の方が良いと思いましたが)教える機会がありまし。
 真面目で熱心な方でしたが、、、どこか遠慮勝ちなところがあるし、一緒に同じくらいの人が居なかったので、囲碁教室としては上手く言っているとは言えないと感じていました。
 私が初心者に教える力が足りなかったのが主たる原因でしょうが、もう一つの要因も感じていました。
 それは「無料」の問題。
  私の棋力ではボランティアレベルですから有料と言っても私の労働に対する料金と言う意味ではありません。
 かかった教材の費用は教わる側が負担するとしても、有料と言うのは教わる側の人も気構えが違ってくると思うのです・・・それにボランティアに教わると言う遠慮も無くなる。
 更に教える方も変わって来る。
  勉強にしても遊びにしても身銭を切ると言うことで真剣味が違うように思う。
 これは掛った費用分だけ取り返そうなどと言う事で無くて、そもそも遊びにせよ勉強にせよ身銭を切ろうと言う出発点の心が違う感じ。
 勿論身銭を切れば良いと言う事では無いし、タダのものでは為にならないと言う事では無い・・・少なくとも今の私には当てはまりそうです。
 昼休みの時間の穴埋めに、会員になってまでは難問詰め碁会員にはなる気は無い程度のヤル気・・・仮にこの何倍か真剣なら、勤め目先パソコンが問題なら、きっと携帯会員とか他の方法を探しているに違いない。
 うーん、この辺りにも停滞原因があるのかも知れない。