なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

ほんと?

2009-02-28 16:39:37 | Weblog
 数日前にネット観戦していて、信じられないようなものを見てしまいました。
  いや、リアルではこの種の戦いは何度も見ているのが・・・
 例えば碁会所とかコミュニティなどで、(見下していたり偏見ということではなくて・・・)初段とか級位者同士の対局ではそれほど珍しくはないのかも知れませんが、流石にネットでの高段者の対局では初めてです。
 それも、一手10秒くらいで打つような碁なら、時としてそうなることもあるかもしれないけれど、その碁は持ち時間45分あって、しかも時間を使い切っても30秒の秒読みがついているのだから、プロはともかくアマチュアでは早碁ではないにもかかわらず・・・。

 ともかく白さんはやりたい放題なのです。
  それも、牛若丸が弁慶相手に跳んだり跳ねたり縦横無尽と言うのなら同じ驚くのでも畏敬の念を持ってみるのですが、単に好戦的で結果を伴っていないのだからスゴイ!。
 力技の連発であり、横車だろうが何だろうがお構いなし。
 失敗を重ねているのに、決してあきらめることの無い好戦的姿勢と言うか超越したファイティングスピリットで攻撃している・・・いや結果を伴わない攻撃だから、相手は受けているだけで良いのだから本当の攻撃かどうかは疑わしいところではある。
 いくら野次馬でも一体この白氏に何が起きているのか考えてしまいます。
 ①、ともかく、打ちたいところに打ってみたかった?・・・しかし相手にも言い分があるのに・・・
 ②、何か、気持ちの上で我慢できないことがあって攻撃的になっているのか?・・・何かの憂さ晴らしとか。
 ③、いや、もしかしてかなり酔っているのかも知れない・・・私は飲まないから酔った経験が無いのでよく分からないけれど、もしかしたら酔っ払っている?
  ともかく、酷い内容だと思うのだけれど、それは「傍目八目」だから言えるものを越えているように思えます。
  終盤、数えてみると30目は差があると思われるのにまだ対局は続くらしい。
 流石に中座しました。
  しかし私がこの白氏に打って頂くとしたら先か二子置くことになるのだから全く信じられない・・・囲碁にドクターストップは無いけれど、イエローカード必至。
 尤も、負けるのも本人の責任なので内容についてあれこれ言うのはおかしいという意見もあるかも知れませんし、現実にハズミで一手ばったりの逆転だって期待できるのかも知れない。
  そういうことを期待するなら、投了したら何も起こらないわけで、投了は論外かも知れません。
 確かにその通りなのですが、やはり何事にも程度問題と言うこともあるから、私としては勝たせてくれるのならこういう相手でも歓迎するという気分にはなれません。
 やはり、同じ勝のなら多少は苦労して勝ちたい・・・それも贅沢でしょうか。
  まあ、こういう人に限って私と打つ時はしっかり酔いが醒めていて「話が違う」状態なんでしょうね、きっと。