なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

鹿を追う猟師

2009-02-02 17:37:40 | Weblog
 久し振りに対局しました。
 これが12日振りですから約2週間のブランク。
 マア、震えはしなかったものの、実戦から離れていた弊害?は歴然です。
 まず視野が狭くなっているのです。
  紛争地域に気持ちが集中してしまうと他が目に入らなくなる。
 局面の結果にこだわって、全体の流れが見えなくなる。
  そして、実戦なら当たり前のアタリとか、数手先の出来事を見落とす。
 全く情けない限りです
  一局目は中盤で私が優勢だったはず・・・いや盤面の景気が良かったのでそういう風に勘違いしたに違いない。
 相手の弱い石を追って・苛めて優勢だったはずが、これが深追いだったようです。
 両者2隅に地があり辺も大体同じ、真ん中方向で郵政ですから悪いはずがないのですが、「優勢勝ち」よりも「KO勝ち」を狙う悪い癖が出てきます。
  しかも、久しぶりの対局ですから細かなところが見えていないし、全体も見えていない。
 まさに「鹿を追う猟師」ですから相手を追い詰めているつもりで自分から落とし穴に落ちるのです。
 自分で掘った穴に落ちる「穴二つ」状態です

 二局目は、打つ前に「ゆっくり。ゆっくり」をお題目のように唱えて対戦
 今度は取りに行くと言う展開にはなりませんでした。
 むしろ、相手の方の方が、私の石をギリギリに追い詰めてあわよくば取ってしまうと言う姿勢です・・・もちろんそれは間違ってはいないでしょう。
 ともあれ10目半残りました。
  現実には大差のうちに入ると思うのですが、久しぶりなので、終盤何度も数えました。
 優勢だと思うのですが「数えたら結果が逆と言うのはないだろうな?」などと疑心暗鬼。
 
 ともかく1敗1勝
 これからは、結果にあまり拘らずに「面白いから打つ」で行こうと思いました