なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

好きなものはしょうがない

2009-02-25 15:44:27 | Weblog
 惚れた弱みと言いますか、悪女魅入られたようなものですから、頭で考えることと行動は一致しません。
 昨日のブログで、「今日は駄目!」と言ったのに・・・
  誰かが遊びに誘いに来ても、「あとで~」と言って居留守を使うはずだったのに、いざネットに接続して観戦を始めるともういけません。
 いや本来なら、こういう危ない日には危険物に近づいてはいけないのですから、観に行くのも危ないのに・・・観に行けばかならず引き込まれるものです。
 いや、お酒の好きな人が「今日はやめておこう」と思っているのに、夕方辺りが暗くなり、いい匂いに・赤い提灯に誘われれば「一杯だけなら良いだろう」と自分にいいわけをしながらはまっていくようなものでしょう。
 お酒の話は、聞いた話と、落語的知識ですが。

 さてネットに接続すると、早速「対局待ちリストに」Oさんの名前が目に入りました。
 この方には先日悔しい負け方をしています。
  中盤・終盤と競り合い、細かいながらも優勢かと思っていたのに、Oさんの勝負のコウ争いに引き込まれました。
 表現が悪いですが、相手にとっては当然のことでしょう。
  それで、両者必死のコウ争いが始まりましたが、これはOさんとしては「負けられないコウ」であるのに、私の方は勝てそうもないコウではあるものの、コウ立てて損をしなければ何とかなりそうという感じ。
 問題は「早碁」ですから時間。
  それでも一手30秒ですし、考慮時間も5分は残っているので、それをほとんどつぎ込んで形勢判断・・・(逆に持ち時間はともかく、5分ルール=5分以内には一手は打たなくてはいけないルールに注意)
  余裕があったはずなのに、決定的なミスをしたのです。
 打つ手はコウ取りしかない場面で、形勢などを考えていて・・・実際に取った手は問題のコウの隣の石!。
 瞬間にOさんに全部持って行かれてしまいまして、この損自体は石を1子余計に取られただけではあるが、相手に取られるために打ったのだから話になりません。
 要するに一手相手にボランティア!
  結果は1目半負け・・・死んだ子を数えるみたいに棋譜を並べ直すと、黙ってそのコウに負ければ、逆に私に2目半残っている・・・

 そういう碁を打ったばかりの相手に遭遇した?ですから、親の敵遭ったような?
  「ここで遭ったが優曇華の・・・イヤ自分のせいで負けたんですが・・・」
 ともかく、「今日はやめ」なんて言うものはどこかへ飛んで行った。
  考える間もなく対局申込ボタンを押している!
 内容は、予想したとおり。
  お恥ずかしいくらいの捻じりあいで、今回もコウになり超大石の振り替わり。
 スケールが大きい!と言うより、勢いというか。
  それでも良い加減らしく「大碁の小碁」状態で、結局今回は私が運が良かったらしい。
 内容は「今日もダメ」だったけれど「運は良かった」、そういうことらしい。
  やはり、結果オーライでした。