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なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

免状をしまい込んでしまった

2007-10-22 17:27:36 | Weblog
 昨日「認定問題」の話をしましたが、そのPART2的なお話
 私がこの免状を頂いたのは、昔かなりローカルの小さな支部の大会で大まぐれの優勝をしたときのご褒美です。
 昨日も書きましたが、優勝者には支部から棋院に「推薦」があると言うことです
 大会には三段で出ていたのでもう一つ上の免状を取得出来る
  但し、それまでに何の免状もないので「飛びつけ」ということで、形として三段の免状を取得(代金が含まれ)、推薦の四段の免状については半額と言うことだそうです。
 ですから始めに書いた「頂いた」と言うのは本当は、当時の私の受けた感覚とは違うのです。
 礼儀みたいなもので「頂いた」と書きましたが、これははっきり言って「買った」と言った方が実態に合っている感じがする。
 ともかくまだ若くて給料も安かったから「推薦」話もその場では受けられませんでした。
 1,2万円のものならその場で返事できますが
  2年前に或る友人が棋院の六段免状を取得したと本人から聞きました。
  金額を聞くと私が免状を取得した時と比べて段位も違うし時代も違うので3倍くらいはかかったらしい。
 『生活に余裕がある人は違う』という言葉は飲み込みましたが、本人曰く「マア、棋院の活動というか囲碁界の役に立つように寄付したと思えば良い」とか
 マア私などは「無い袖は振れない」

 ところで私の免状を探して見たのですが
  確か2、3年前には押入れの中に小さな箱に納められてしまってあったはず
 よく贈答などでやり取りする風呂敷の箱くらいの大きさですが、どうも見当たらない
 そうですね去年から大幅にリフォームしているいるので纏めてしまい直したはずですね・・・女房殿が!
 マア実際のリフォームの計画とか折衝、或いは片付けなど私は全くのノータッチだったし文句を言える筋ではなさそうです。
 マアしまってはあるのでしょうから、そう信じるほかはありません。
 それに今更出してみたって『それで、何をするつもりですか?』と聞かれても返事に詰まってしまいますしね。
 免状を頂いた当座は多分実態よりもインフレの免状だったはずです、今も多分逆の意味で実態とは違うと思います・・・では出てきたらどうするのか、全く意味不明の免状ですね

 ところでNHK囲碁講座の免状取得規定をよく見ると
 毎月の出題が4問でそのうち2問は詰碁の問題、正解手順の1手目を示す
 これは正解・不正解で10点か0点
 後の2問は序盤の場面での次ぎの1手で盤上にABCDで示された手の内の4択問題です。
 そして正解は10点、次いで8,6,4点となり0点は無い
  さてここで問題が無いだろうか
 4択問題で平均点を取るとすると1問は8点でもう1問は6点、或いは1問正解で10点でもう1問は最低の4点・・・いずれにせよ2門で14点GET
 そうなると免状取得の鍵は詰碁となりますね
 もし詰碁が2問正解なら(詰碁は算数の問題に似て正解を得やすいように思えます)ここで20点で全体で34点獲得できる(計算上ですが)
 これの8回の合計は34×8=272
  五段免状は8回合計で260点以上で申請できるとあるから、絵に描いた餅的ではあるけれど鍵は詰碁という事でしょうね

 実際に申請できるとして無料ということは無いでしょうから、飛びつけ料を含め相当な金額になることが想像できる
 こういうことで良いのだろうか
 「欲しい人がいるのだから、そういう人に差し上げているだけ」・・・確かにそうかも知れ無い・・・しかも私自身が頂いている。
 欲しい人がいるから・・・云々はマアその通りだと思う
  それでは以前免状の発行権というトラブルがありましたが、実際は認定みたいなところでいろんな団体が棋院と別の基準があるように思う
 棋院は「権」は主張していますが、世の中に溢れている「認定の不整合」みたいなところに何時までも目を瞑って「有料」で免状を発行し続けるのはかなり無責任な感じがする。
 高級な和紙に理事長以下名人とか本因坊が筆書きで署名しているのですからそれなりにお金はかかっているでしょうが、棋院の権威を主張するなら認定した「段級」にもしっかりした基準がないと、単なる寄付金の代償でしょうね。
 そうは言っても実際に段位を認定されたいとか、免状をくれるというのなら欲しいというだろうし、かなり気持ちは揺れるのです。
 それはともかく、雑誌などの認定問題など実際の対局無しで申請できる制度ですから、もっと難しくてもいいような気がします。
 しかもその難関を突破できたのなら「無料進呈」が理想ですが