あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

またしても・・・

2009-04-20 17:57:02 | その他
今朝、ラジオを聴いていて知った元ジャガーズのボーカル、岡本信さんの訃報
ビックリしました・・・思わず反射的に「ええ~岡本さん?本当に~?」と言ってしまい、
ダンナに、「それ・・・誰?」と言われてしまいました
「知らないの~?ほら、若さゆえ~(チャララ ラーラララララ~)苦しみ~♪って
歌ってた人。」

と、せっかくアテクシが口ギター付で歌ってあげたのに「知らん。」って言うんです。


・・・まあ、ウチの話はどうでもいいんですが、またGS界のビッグネームがこの世を去って
しまいましたね・・心よりご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

アテクシ以前にどっかの記事で書いたと思うんですけど、元オックスの真木ひでと
けっこう好きでして、ひでとHP(オックス時代の写真から、最近のライブまで写真もかなり
充実してます)もよく覗いてるんですね。
で、ひでと(←呼び捨てかよ)と岡本さんって、近年一緒のステージで共演してることが多くて、
ライブレポなんかにもよく登場してたんですよ(ちなみに某ポさんもよく登場します)
二人とも、体形も崩れてないし(←他意はありません)かっこよくてステキなオジサマだなと
かねがね思っておりました。

で、ガゼンひでとが心配になってしまったアテクシ。
早速ひでとのHPに行くと「脳が否定してる」「受け入れられない」って、ショックありありの
記事がUPされてる・・・・
ここ2年くらい、同年代のGSミュージシャンが次々亡くなっているし、きっと皆さんショック
受けてるだろうな・・・と想像に余りあります。

じゅりはたぶん、そこまで岡本さんと親しくは無かっただろうけど(よくは知りませんが)、
自分より年下の岡本さんが先に逝ってしまうなんて、やはりショックに違いありません。
じゅりはジャガーズと共演したこともあるのかしら。
岡本さんとはGS界の美形ボーカル代表として互いに一目おいていたかしら。
・・・・・

チェイサー休演日の今日、あまり気落ちしていないといいんだけど・・・

じゅり~。お肉食べても、お酒飲んでもいいからね(ほどほどなら)。
元気に歌って長生きして下さい。
今じゅりが倒れたりしたらどうしていいかわかんないよ。お願いだから元気でいてね。

JULIE IV 今僕は倖せです②

2009-04-20 08:48:06 | アルバムレビュー
※①の続きです。
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ジャケ裏は手書きで、なぜかショーケンの写真も。

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8.怒りの捨て場
ホーンセクションが入ってファンキーなロックサウンド。オルガン&ギターがカッコイイ。
間奏のオルガンは必聴です。
が、個人的には何てったってベースです。もう、メロディアスでブンブンいってて、更に微妙にねっちょり
絡みつく感じがたまりません。
ベースとトランペットのユニゾンもGOODですわー。
ところで、何かやりきれなくて腹立たしいことがあった時にでも書いた詞なんでしょうかね。

9.一人ベッドで
ホーンセクション+ストリングスが入り落ち着いた感じの曲。テンポはミディアム。
イントロに対して、妙にメロディラインが歌謡曲っぽいのですが、アレンジの妙でお洒落な感じの曲に
仕上がってるような・・・・なんて言ったらじゅりに怒られちゃうかな(笑)
喉を絞り気味に発声しているような箇所もあり、ちょっとセクシーな声が混じったりしてドキッとします。

10.誕生日
何と言うか、ちょっとした遊び心、おまけの一曲です(笑)じゅりの声が可愛い。
コーラスも確信的にわざとヘンに歌ってます。
印象としては内輪のバースデーパーティを実況してる様な感じを演出しているんでしょうか。
「もっと飲めー」「おーい、酒もってこい!」って本当に酔って歌ったんじゃないとしたら、レコーディング
はある意味羞恥プレイだったんじゃないでしょうか~。
最後はハッピーバースデー トゥー ユーのメロが引用されてます。

11.ラヴ・ソング
イントロの鍵盤はチェレスタ??のような音・・・何でしょうか?
素朴な言葉の「ラヴ・ソング」な歌詞にメロウな旋律、間奏は揺らぎのギター、そしてじゅりの甘い声
管理人より当アルバムの腰砕けソングに認定されてます。この曲。
うっとりしながら何度もリピ聴きしたことがある人・・・・・いますねいますね。正直に言うのよ~!
「おやすみ 口づけしてあげる♪」って夜寝る前に聴いたりします・・・・・よね?
ただ、①の6曲目「古い巣」に続き、後半出てくるささやきっぽい声はいったい誰なんですか?というのが
気になって、落ち着いて聴けません。

12.気がかりな奴
イントロはギターの分散和音。歌いだしからはオルガンとピアノの鍵盤が伴奏のメインになり
柔らかい印象に仕上がっています。
じゅりの歌も、シングルなんかの絶唱系とはまた違った味わいで別人のように素朴で穏やかな声
響きます。
この曲のじゅりの声、優しげで好きなんです~。
間奏の後半に、オルガンに重ねて柔らかい音で入ってくるギターが美しい
ちなみに旋律の運びが、微妙に1曲目の「今僕は倖せです」と被るところがありますが、こっちの方が
いいと思いますわ。

13.お前なら
バンドサウンドのみの伴奏ですが、エレキサウンドのオスティナートが重厚感を出しててイカしてます!
バシッとした終わり方も非常に好み。以前も何処かで書きましたが、アテクシはロケンロールは
スパッと終わる曲が好きなんです!
じゅりのロッカーっぽさを意識した歌い方が、いかにも生意気な兄ちゃんってな感じで萌えますわ。
詞は、以外に素朴で男っぽいじゅりの素顔がうかがえる内容でしょうか。

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【全体を通してのまとめ】
・全曲じゅり本人の作詞作曲で、シンプルでキャッチーな旋律と、素朴かつ以外に内向的な歌詞、
 「等身大の青年沢田研二」が表現された一枚です。
・フォークソングっぽくアコースティックな曲が多く、ロックやソウルのアレンジは控えめ。
・前作アルバムで一部曲提供をした井上尭之、大野克夫両氏を全面的にアレンジャーとして起用
 し、彼らのサウンドが色濃く出ています。
・井上堯之グループ(井上堯之 大野克夫 原田祐臣 岸部修三)が演奏のメインとして正式にクレジット
 された初のオリジナルアルバム。バンドとボーカルじゅりの強い結束が窺えます。

【感想】
初めて聴いたときは正直どう受け止めていいのか戸惑いました
これがアテクシのじゅりー??何と言うかあまりにも地味で・・・華が・・・華が無い~~
近所の兄ちゃんが、縁側に腰掛けてアコギ抱えて弾き語りしてるかのような曲もあるし・・

しかし、何度か聴くうちに、ふと心を捉える曲があるんですよ。
具体的にいいますとね、アテクシ割といつもipodでじゅりソングをシャッフル再生して聴いてるんですが
「あれ?この曲何だかきゅんとくる」と思ってタイトルを確認すると、このアルバムの曲だったりする
わけです。

このアルバムリリース時じゅりは24才。24才でこれだけのものを生み出すというのは凄いことだと
思います。
特に、シンプルでありながらキャッチーなメロディーを作れるのはクリエーターとしての
じゅりの一番素晴しい才能なのではないかしら。
(抑揚のない平べったいメロ、こねくり回して妙なことになってるメロ・・・専業作家さんでもいっぱい
ありますよね)
詞??・・・・そ、それは等身大のじゅり、ということで・・(以下略

まあ、一言で言うと、素朴な「素顔のじゅり」に逢えるアルバムです。