あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

炎の肖像①

2009-04-05 17:20:14 | 映画
※この記事はネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
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【監督】藤田敏八、加藤彰

【主な登場人物】
鈴木二郎:沢田研二
今西きりこ:秋吉久美子
星野正弘:地井武男
大久保和夫:大門正明
小林絵里:中山麻理
小林ひろ:原田美枝子
二郎の父:佐野周二
食堂の女:悠木千帆
スナックのママ:朝丘雪路
井上堯之バンド

【参考映像】
「炎の肖像」予告編
ttp://www.youtube.com/watch?v=G1M3lcnJD_8     (←hを付けて

「自由に歩いて愛して」 予告編とはちがう劇中シーンがたくさん見られます。
ttp://www.youtube.com/watch?v=mF61AybfzWo&feature=PlayList&p=5B00138BEA1733E8&playnext=1&playnext_from=PL&index=6                    (←hを付けて

いちおうご覧になったことの無い方にもわかるようにと、書いたつもりですので、長いです。
ご了承の上お読みくださいませ~。

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映画の冒頭にじゅりへのインタビューが流れます。
白いニットがまぶしいじゅり。

インタビュアー「ケンカってのは嫌いですか。」
じゅり「スキや無いけど短気だから手を出されたらやり返す。」
インタビュアー「 ある意味オーダーメイドな映画ですけど、本当のジュリーはどのくらい?60%くらい ?」


って考えようによってはけっこう失礼な問いもありました。

インタビュアー「ハードORソフトな生き方、どっちだと思う?」
じゅり「ソフトだけど時々ハードになる。 」


あと「昔と較べて今は優等生時代だ」とか、 「アイスクリームよりソフトクリームが好き」とか
言ってたような気がします。
インタビューが終わると、波がザバーンとしぶきをあげる映像に変わり、


・・・小汚い舟が映し出されます。
やがて中から細い指が出てきてボートの淵に手を掛けます。
怪我をしているらしい二郎 。白いシャツとジーンズも汚れています。
プルプルと子馬のように震えていると、岸辺にいる男がジローにむかって怒鳴っています。

男「おっちんじまえ!」
ジ 「今に見ておれー、バカヤロー、アホたれー、死んじまえー!」


と負け惜しみを言う二郎。相当ガラ悪いです。

そして二郎はボートを出て泳ぎだします。大丈夫なの?と思ったら・・・そこは思いっきり浅かった。
胸元のチェーンがキラリと光って不良っぽいです。

そしてここで「炎の肖像」の題字が!
今からが本編なのね。

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・・・と思ったらいきなりHシーン。二郎ものすごくやる気無さげです。
女優さんの胸を鷲掴みなんですけど、欲情してるようには到底見えない・・・
絵里役の中山麻理さんは綺麗な方ですが、それ以上にじゅりのけだるげな横顔が、
ウットリするほど綺麗なのでした。

絵「どうして生きてるのよ。死んじゃえばよかったのよ。あんたなんか。」
ジ「ケンカはオレあまりスキやない。」
ジ「俺は誰にでもケンカ売られる。」


どうやら絵里はさっきのアホなケンカを見ていたらしいです。ベッドで気だるげな二郎は
絵里に味噌糞に言われてイラッときたのか矛先を変えて反撃します。

ジ「お前の絵、面白くなくなってきたな」
絵「柄にもなく、当たり前の女になろうとしたからね」


絵の話をしてるので、彼女はイラストレータとかそういった職業なのでしょうか。
殺伐とした会話の中になんとなく女側の執着が感じられます。
二郎はめんどくさ、とでもいいたげな顔で部屋を出ていきます。

「ほっといてくれ」「なんじゃお前は」とか言うときの口調がけっこうやくざっぽいです。
ただ、ブリーフから下尻がぷにっと出てるのが気になるんだけど・・・ちょっと突いてみたく(イエナンデモ

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さて、絵里を置き去りにホテルをでて、国道沿いをトボトボ歩いていると、トラックがやってきて、
二郎は乗せてもらうことに
なります。
星野役の地井さんは気のいいトラック運ちゃんと言った感じです。

星「あんた、ひでえ格好だねえ。」
ジ「そうですか」


なんかやらかしたと思われたのか暗に出頭を促されたりします。

星「交番の前で止めてもいいんだよ。」
ジ「どうにでもして下さい。」
星「東京も寒いぞ。」


と言って革ジャンを貸してくれる運ちゃん。本当にいい人そうです。
しかし、どうにでもして下さいって・・・取りようによっちゃ危険な感じ~~
・・・じゃなくて、ずいぶん自暴自棄な若者です。さらに、

星「お前やってみるか。運転代わるか。」
ジ「免許とって無いんです。すみません。」


なんて会話もあって、二郎も実際のじゅり(当時)同様、運転免許持ってない設定のようです。
やっぱり助手席が似合う男ってことかしら~ととても納得したのでした。

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と、ここで電車のなかでマニキュアをぬっている女の映像が挿入されます・・・おいおいアンタ、
シンナーくさいってば。・・・ と思ったらさっきの彼女、絵里ですね。
黒尽くめのお嬢様風ファッションで、なにやら思いつめた様子です。


一方トラックの運ちゃんとメシ屋でかっ込む二郎。
中座してトイレに行きますが、その帰り駐車場に赤いオープンカーを見つけると、
さっき免許がないといってたのに 勝手に乗り込み、そして、トラックに激突させてしまいます。

当然ながら怒ったオープンカーの持ち主と殴りあいになり、なんと二郎は走ってトンズラ ・・・
冒頭のケンカシーンといい、かなりトホホなことばかりやってますわ。


一方、シーンが一つ前に戻り、線路で女性の死体が見つかります。さっきの黒ずくめ女、絵里です。
なんと自殺してしまったようです・・・・



アッ!の声が入り、ライブ映像に。
「シー・シー・ライダー」がかかります。
白い衣装がまぶしいじゅり。
ああ、サリーも映ってる。井上さんも。
思わず視線が釘付けになります。

しかしじゅりはキレイすぎ。大画面で見るとホントにめまいがするほど綺麗です。

「CCライダー」衣装は違うけど、この曲ですね。
ttp://www.youtube.com/watch?v=kWBVyFN2fx8    (←hを付けて

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さて、自分の部屋で、おでこの傷バンをはがして鏡に貼る二郎。
クビに青いチーフをまいて、白いブリーフ一枚の格好です。
と、衣装掛けのウラに隠れて出てきたらブリーフの色が青に変わってる・・はき替えたのかいな、
などと思っているとお客さんが来ます。

見知らぬ若い女性(きりこ)と年配の男性・・・二郎のお父さんのようです。
で、ブリーフのまま出迎えたものの、女性がいたからか、とりあえずジーンズをはく二郎であった。

ジ「京都のほうは変わりないんか。」
ジ「うちにはちゃんと言うてでてきたんやろね。」


などとお父さんに向かって言ってます。何だか事情がありそうです。

ここでキッチンで紅茶を入れるシーンの二郎、めっさ可愛い!
もお、後ろからムギューっと・・・・想像だけならタダですから!!
一方、勝手にやってきた女(きりこ)は、用件も言わず不遜な態度。

ジ「立ってないで座ってよ。話もできないじゃない。」
女「友達呼んでいいですか。」


といきなり電話をかけ出します。かなり態度が失礼です。
電話のあと「逃げるんですか」とケンケン言うきりこに

「逃げるもんか。そっちいって話を聞いてやるよ。」
といって友達が待ってるという喫茶店へ行くことになります。

ところでじゅりは話しながらTシャツを着たんですが、そのシャツ、
「健康のためジーンズをはきましょう」って大きく書いてあるんですよ。
これがおかしくて~。ジーンズって健康にいいんですか?

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場所を移って喫茶店の中。二郎は怪しいサングラスをかけてタバコを吸ってます。
だほっとしたセーターはちょっとダサい。
自殺した絵理の妹だと言うひろときりこと3人で話しています。

き「絵理さん自殺したのよ。あんたのせいで。」
き「遺書があるの。」
ひ「「とても優しくて嬉しかった。」って書いてあったんです。」
ジ「だったら俺のせいだったかもしれないな。で、この俺にどうせいっちゅうんじゃ。」
き・ひ「・・・・・・」
ジ「こんな可愛い妹さんがいるとは知らなかった。」


この言葉に、ひろは二郎に平手打ちを食らわして喫茶店を出て行ってしまいます。
しかし二郎は、なおもきりこに向かって言うのでした。

ジ「呼び返してこいよ。一緒にメシでも食おう。」
き「それがあなたの手口なのね」


と、きりこも喫茶店を出て行ってしまったのですが・・・

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その後、ライブ映像や、楽屋で井上バンドのメンバーとマージャンしているじゅりの姿が映ったりします。
マージャンのじゅりは上半身裸で楽しそうな笑顔です。

そして青いスパンコールのついたタイトな衣装を着てライブMCの様子に切り替わります。
「ポスターの男です」なんて言ってる。このとき寺貫やってたんですか?
井上バンドメンバーの紹介をして、「Jewel Julie追憶」の「親父のように」を歌います。
(←曲自信ない。間違ってたら指摘して下さい)

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曲の途中で突如、電車に乗っている二郎の映像に変わります。
チェックのネルシャツを着た二郎。ボーっとしているようでしたが、偶然にも
駅の売店で働いているきりこを見つけ、反対車線の電車に乗り換え、売店に向かいます。
彼女と話がしたいらしく、新聞をきりこに差し出し、時間稼ぎに万札で支払ってつり銭を用意させます。
しかしきりこは冷たい態度。

しょうがないので今度はきりこの仕事終わりを狙って出口で待ち構えて、しつこくついて歩くと

き「付け回すのやめて下さい。人呼びますよ。」
き「キャー、オマワリさんチカンですよ!」


と大声で叫ばれてしまい、二郎はきりこの手を取って走り出します。そしてなぜか一緒に走ってるきりこ
よくわかりません。さらに

き「あ、ブローチ落としちゃった。」

などと、無駄に可愛く言い、ガード下のようなところで止まって話すことになりました。
・・・・ってこの話の内容が「はあ~~?」だったので、後半はそこらへんから。

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※②へ続く