打越通信

日記ふういろいろ

霊巌洞

2012-10-16 19:55:06 | 熊本の風景
金峰山に来たからは是非とも行っておきたいところがある。
金峰山の西に垂直に切り立った岩壁、そこに口をあけるかのような岩窟がある。
そう、宮本武蔵が五輪の書を書いたといわれる洞窟だ。
駐車場から竹の美しい小道を歩いて行く。
九州西国十四番札所、雲巌禅寺だ。
料金所で大人一人200円を払い、しばらく歩くと五百羅漢の石仏たちだ。



なんとも表情の豊かな石仏たち。



秋の光の強い中、まともに光を浴びているもの。



そうでないもの。
ほほえましい限りだ。
しかし首の落ちた石仏も多い。
この金峰山は火山なのだ、だから地震が多い、その影響だそうだ。



五百羅漢を過ぎると、いよいよ霊巌洞だ。



急な階段を登ると程よき位のスペースがある。
奥には馬頭観世音菩薩があり、岩戸観音と言われているようだ。



そしてその前には大きな岩、船頭石と呼ばれる岩だ。
武蔵もその岩に座って座禅をしたのだろうか。



隣の人が上を指差して「霊巌洞」の文字が見えるといっている。
はっきりとは見えなかったが、確かに文字らしきものが見えた。
その古い(お寺よりもふるい)洞窟に掘られた文字が、今もこうやって残っている。



そんな洞窟からの帰り道、お寺の猫なのだろうか、寺の入口にいたはずなのに、ここまで迎に来てくれていた。


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