打越通信

日記ふういろいろ

春めき桜

2016-03-15 20:47:43 | 熊本の風景
曇天で時折冷たい雨の中での博多の3日間はきつかった。
その疲れなのか、風邪気味なのか、クシャミと鼻水がひっきりなしに出ている。
頭も重く、集中力も無く一日中眠気に襲われている。
博多で一つの光景を見た気がした。
若い新入社員達は安い月給で高い住居に住み、残りの僅かな金額で、きらびやかな品物や華やかな商店街に気をとられながら生活をしなければならない。
そして高いけど、そんなに広くもない部屋で生活を強いられる。
若い地方出身者達が給料の安さに嘆いていたことを思い出す。
そんな事を思いながら、狭いながらも小さな家に帰ると、庭もあり自由な空間もそこそこある事に改めて気づく。
疲れも少しとれた晴天の今日、定期的な通院のため病院に向かう。
最後の通院になりそうだし、懐かしい病院内をしばしブラブラとした。
担当医とも最後の挨拶を交わし病院をあとにした。
ひょっとしてと思い富士フイルムの工場横の桜を見に行った。



満開の桜が工場の壁に沿い、大津街道の杉並木に沿って咲いていた。
ほぼ満開と言って良いだろう。
去年はもっと早かったような気がするが定かではない。



それでも人影は少なく、近所のおばちゃん達が会話をしながら散歩をしていた。
どこかに桜の案内板があったと想うが、早咲き桜について説明があったようだ。



正式には確か「足柄桜」といったように思う。
ソメイヨシノより1ヶ月近く早く咲き、今が見頃の時のようだ。
去年の今頃は退院の時期だった。
1年ははやいものだ、今年も少し早めに満開の桜を見ることが出来た。
わくわくとした気分、華やかな気分、薄いピンクの色がもの悲しくもある。
春が来たと思う瞬間だ。


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