打越通信

日記ふういろいろ

のどぐろ(アカムツ)

2020-06-28 21:38:31 | いただきもの
日本は周辺を海で囲まれていて、海産物が豊富なところだ。
熊本より博多の方が魚は安いし新鮮でうまい。
これはさすがに認めなければならないようで、筑前海(玄界灘)などの漁場が近場にあるというのもあるのかもしれないが、長崎をはじめ九州、遠くは山陰や瀬戸内海あたりからも集まってくるようだ。
海産物といえばやはり函館の朝市だろう。
毛ガニ(タラバやズワイ)やイカ、イクラ、ホッケ、ホタテ、ウニなど数えきれないほど豊富だった。
北陸もやはり海産物が豊富で甘えび、ズワイガニ、ブリなどが近江町市場にならんでいたことを思い出す。
しかしいずれにしても観光客相手という事もあり、お値段の方も高いのが当たり前のようだ。
熊本では辛子レンコンや馬刺しなど高級品になれば目が飛び出るほど高い。
福岡では何といっても辛子明太子だろう。
これも高級品となれば値段の方も高い。
しかし高い分だけの価値(品質と味)はあると思うし贈答用品やお土産としてなら納得というところだろうか。
しかし地元の人たちが通常食するのは明太子ならば切れ子など安いものなのだ。



先日、クール宅急便が送られてきた。
あけてみるとのどぐろの一夜干しが数枚入っていた。
福岡でも食えるのかも知れないが(私が知らないだけ)、一般的には目にしない魚だ。
しかし近江市場ではずらりと並んでいたことを思い出す。
そしてすし屋で初めて食ったのどぐろの寿司のこと。
さっそく頂いてみるとあの時の幸福感の味がよみがえってきた。

金曜日には

2020-06-27 18:07:51 | 日記ふう
大雨注意報が出ているが朝起きてみるとそれらしき空ではない。
とりあえず傘を持ち散歩に出かける。
行先はすぐ近くの公園から住吉神社までの片道10分程度の散歩になる。
公園の花もアジサイが赤、白、青、紫と花を咲かせている。
早朝より公園管理の人(市から委託された)なのか、またまた個人的に奉仕作業をされている方なのかわからないが作業をされている。
この公園は給水用のホースが無いようで、水道で何本ものペットボトルに水を入れそれで公園内の花に水やりをされているようだ。
それが終われば公園内に散らばったゴミの回収など、早朝の誰もいない時間帯の作業に頭が下がる思いだ。
公園の端には、この花(名前何だっけ<アバ・・・> そうそう<アバカンザス>他人のblogで知る)が一斉に咲き始めている。



青色だけかなと思ったら白い花も咲いていた。
今では近くにある公園で一斉に咲いているのだからかなりポピュラーな花になった。
近くの公園を出て住吉神社までは直線で割と広い道を歩く。
ここでも家の人たちだろう、ホウキをもって家の前の掃除をされている。
今まではあまり気にかけてはいなかったが、あちらこちらでそういう風景を見る。
住吉神社ではこれまた神社の方なのかホウキを片手に玉砂利を掃除されている。



三日恵比須神社の横の功徳池にはアジサイと菖蒲の花が咲いている。
しばらくここでこの風景を見て心を落ち着かせ、本殿にお参りする。
早朝なのだが参拝者は結構多い。
参拝を済ませ境内のベンチに座りしばし休憩をする。
境内の外は喧騒な世界だがここだけは静かに時間が流れていて、心地よい風が吹く。

さて今日は金曜日、大雨注意報が出ているが天神に出かけなければならない。
歩いて20分程度で行けるのだがバスに乗る。
9時から午後1時までは拘束されるが、あとはフリーになる。
用事がすみ、天神中央公園のベンチに座り、何を食うか考える。



大雨予報だというのにいつの間にか青空が見える。
結局ファミレスのような店に入りイタリアン風のチキンステーキにパンセット、アイスコーヒーで済ませた。
その後は例のごとく本屋とCDレンタルショップに入り思い存分に時間をかけて探しモノをする。
バスに乗って(近ごろは歩く体力もないのか)自宅には午後5時過ぎだった。

釜揚げうどん

2020-06-25 20:29:53 | 男の料理
新型コロナ感染の緊張感も少し薄れ、外出することも多くなる。
それにつれて外食することもしばしば多くなってきている。
博多の有名どころのラーメン屋やうどん、博多ちゃんぽん、博多皿うどんなどは店内に入ると、肩と肩が触れ合うほどの混雑になっている場合が多く、入るなり<わっ!密だ>と出てくることが多い。
全国展開しているレストランやファミレスなどはある間隔でテーブルをクローズにしてソーシャルディスタンスを確保しているが、小さな店ではそれも出来ないでいるのだろう。



そんなことで食いそびれてスーパーで買い物をして帰る。
うどんかそばかと聞かれれば<そば>と答えてきたモノが、四国旅行でついにうどんの味を知り<讃岐>と名のついたうどんを手にし、ショウガをひと山とゴマを一袋買う。
鍋にお湯を沸かし、うどんを湯がく。
表示は13分とあるが、AIスピーカーにむかって
<オッケイグーグル! 9分後にアラーム>
とセットする。
その間にすりおろし器でショウガを多めにすりおろす。
ゴマを擂り準備する。



アラームが鳴りうどんが湯がきあがる。
残念だけど、つゆは市販の追いかつお。
ショウガとゴマをたっぷり入れて、うどんをすする。
うん!なかなかな味だ。
ただ、四国で食った麺はまだ太かったしこしも強かった、そしてやはりつゆが違う。
まあ本場のうどんには及ばないにしろ、雰囲気だけでも味わえたので良しとしよう。

3か月ぶりの帰省

2020-06-24 19:26:19 | 日記ふう
6月より東京近郊、並びに北海道以外の県をまたいでの移動は解除になっていた。
6月19日よりそれが全国レベル(東京近郊、並びに北海道含み)で移動解除になったわけで、6月に入りいつ帰ろうかと考えていた。
ただ帰れば赤ん坊がいるわけで、コロナの影響が気になっていた。
スマホの中は送られてくる赤ん坊の写真や動画でパンパンになっている。

思い切って日帰りで帰ることにした。
早朝5時に福岡を出て8時少しすぎに久しぶりに我が家に到着した。
3か月ぶりに会う彼女はすでに自分でお座りも出来き、ハイハイもあと少しという成長ぶりだった。



なんにでも興味があるようで、彼女を撮るために持って行ったカメラに興味津々って感じだ(血は争えない)。
<庭で水遊びをさせたい>
との母親の言葉通り、庭を見ると草茫々だった。
午前中に大まかに草を抜き、芝刈り機で刈り上げた。
昼食は熊本市内に展開する焼き肉屋に出かける。



それぞれに注文し、ここはサラダやデザートがバイキングになっていてその内容がなかなか充実している。
昼食の帰り、ホームセンターに寄り新しく給水ホースとタープを買って帰った。
午後からも裏庭の草取りなどして午後6時過ぎには福岡に戻る。

遠目に見た熊本城は前と比べ白っぽい感じに見えた。
それとやはり熊本市内のクルマの渋滞はどうにかならないものだろうか。
他県と比べ道路(国道)があまりにも整備が遅れているそんな気がした。
でもやはり熊本は良い。

櫛田神社で思った事

2020-06-22 18:17:31 | 日記ふう
住吉神社までの散歩の延長で、櫛田神社まで足を伸ばすこともある。
そのまま川端商店街を抜けたり、冷泉公園で休憩して祇園あたりを歩く事もある。
久しぶりに櫛田神社にお参りした。
あれっと思ったことがあった。
追い山の引き回しがされるポールが建てられてた。



そして飾り山の中身が完全になくなっていた。
あれれと思いながらその場を後にした。
例年であれば博多の町中にには今頃、飾り山の土台が建てられ飾り付けがされている頃になるのだが、今年は中止になったようだ。
いやいや中止ではなく

「2020年度の博多祇園山笠は延期し、来年度に持ち越す」

「疫病退散を祈願する7月15日の午前3時の祇園例大祭は行うが、追い山神事は行わない」

「今年は全舁き山・全飾り山は作らない。ただし、番外の櫛田神社の飾り山は作り変える」

ネットには以上のような事が出ていた。
つまり櫛田神社の飾り山だけは作り替えられるという事だ。
楽しみにしよう。
でも新型コロナの影響で残念なことになってしまったが、全国的に各地の大きな祭りは中止や延期になっている。
いくら伝統とはいえ博多祇園山笠だけ開催とはいかないだろう。


白水大池公園(しろうずおおいけこうえん)

2020-06-21 13:35:10 | てくてく
3日か4日に一度はクルマに乗り市内をうろついたり、福岡市近辺の公園などに出かけそこで運動(散歩)をしたりしている。
クルマのバッテリ充電のためなのだが、今ではそうでもなく、気晴らしが目的だ。
車検とタイヤ交換は今年の初めに終わっていたが、バッテリについては交換時期だった。
オイル交換と同時にチェックしてもらったら完全にダメ(充電できない状態)でオイル交換代(5000円)とバッテリ交換代(1.5万円)がかってしまった。
四国旅行前で結果的には良かった。



白水大池公園には桜に時期に1度来たことがある。
あの時まで白水を「はくすい」と思っていたが「しろうず」とかなり難易度の高い呼び名であることを今回初めて知った。
この辺り一帯(春日から大野城)にはこんな溜池がいくつか点在しているようでその中でも最も大きな池のようだ、
散歩するには一周2kmとちょうどいい距離でアップダウンもない。
池の水はあまりきれいではないが、鯉やカメの姿が見られる。
前回は水鳥たちで賑わっていたが今の時期、その姿はなかった。
休日だったが家族連れとか若い人は割と少なく、ご老人たちのグループ(どうもウォーキンググループ)らしき人たちが多かった。



併設しているグラウンドでは乗用芝刈り機で天然芝の芝刈りがあっていた。
芝の管理には少し興味があるのでベンチに座り心地よい風の中しばらくその様子を見ていた。
十分に休憩をして歩き出すと「星の館」という看板があった。



階段を登って行くと天文台らしき建物がありその前では望遠鏡が設置してあり太陽の観察ができるという。
覗いてみると赤い太陽が見え、12時半と7時20分あたりに噴火しているところがあるという。



そこまでは見ることが出来なかったがカメラで撮れるものか挑戦してみた。
明日(6/21)は部分日食が見られるという。
確かこのブログでも皆既日食の記事があると思う。
6月21日の16時頃から17時にかけて見られるそうだ。
観測用の太陽メガネを売っていたので買って帰った。
しかし今時点で福岡市内は薄い雲が出ていて太陽は隠れている。

話がそれてしまいそうなので、元に戻すが、春日市は結構裕福な市のようで、春日公園やこの公園のように公共の施設が充実している。
そして高層のマンションより戸建ての割合が多いようで住みやすい街のようだ。
水城(みずき)との絡みなどなどあるようで春日、大野城あたりを歴史散策するのも良いのかもと思っている。

変化する界隈

2020-06-19 20:55:12 | 日記ふう
博多駅に近いこともあって、ビルの解体や建設があちらこちらで行われている。
博多に来て5年目になるが、すでに筑紫口のグリーンホテル、都ホテルが建て変わった。



会社に通勤しなくなってもうすぐ3か月になろうとしてるが、通勤途中にあった古いビルが解体されて(ここまでは知っていた)新しビルが出来ていた。
移り変わりが激しい街とタモリが行っていたことを思い出す。



駅や美野島周辺だけでも、すでに建設中(かつて駐車場で割と広大な場所)は基礎工事を行っていた。
今後どんなビルが建つのか楽しみだ。
ふりかえれば道を隔てらすぐ近くのビルは鉄骨が組みあがった状態だった。



でもビルとビルの狭い隙間にどうやって組み上げたのだろうと不思議に思う。
駅前も巨大なクレーンが建ち鉄骨を組み上げてる。
美野島でも我がマンションの真ん前の狭いところに民家風のホテルが出来ている。
さらに商店街や周辺も古いアパートが新しいアパートに変身している。
実はマンションのすぐ隣でも2階建てのビルの解体が始まった。
日中はその騒音でとても窓を開けることが出来ないほどだ。
そして毎朝住吉神社への道筋では5階建てくらいの結構大きなビルの解体が始まろうとしていた。
1年(いやいや半年)もすれば町の景観が変わってしまうのだろうな。
そして昔はどうだったんだろうと思いにふけることになるのだ。
駅前のビルも開業当時に建てられたものであるならば、60年以上の古いビル群だ。
市からも博多駅周辺の再開発を推進しているようで、今後取り壊しと建設という騒がしいことになるのだろう。

薬院から大濠公園

2020-06-17 20:47:56 | てくてく
毎朝、住吉神社への散歩(参拝)を続けている。
朝の6時頃から6時半に参拝を済ませる。
年間に様々な行事が行われているようだが、「お田植え祭」が行われたようで神田には新しい稲が整然と並んでいた。



梅雨だというのにからっと晴れた日が続き、神社や公園のアジサイも疲れ気味のようだ。
薬院から赤坂方面を散歩する。
洒落た店も多く、周りにはこれまた洒落たマンション群がそびえたつ。
大手門付近を歩いていると沖縄料理の店があったので入ってみた。
ランチが700円ほどで食える。
ソーキそばの定食を頼んだ。
沖縄からの食材も2日おきにしか届かないようで、食材の仕入れに苦労しているとのことだった。
料金もリーズナブルなので店は繁盛しているようだ。



ランチだからかもしれないが、本場(シンヤさんちのそば)のような味ではなかった。
それでも沖縄らしくコーレーグースなども置いてあり、雰囲気は良かった。



店を出て舞鶴公園に行き、ベンチで一休みする。
本当に梅雨なのか、からっ風が気持ちよく、昼寝をしてあとは本を読んで過ごした。
ここまで来たらと久しぶりに大濠公園まで歩いてみた。
都心にこんな公園があるって良いよなあ。



湖畔のコヒーショップで一休みして地下鉄に乗って帰った。

旅行追記

2020-06-15 20:32:32 | 旅行
コロナ禍の中で緊急事態宣言が解除され、県をまたぐ移動についていろいろと調べていたが

国>6月1日からのステップ1は、東京・神奈川・埼玉・千葉・北海道との間の不要不急の県をまたぐ移動は、慎重にすることを求めている。
6月19日からのステップ2で、全国を対象(首都圏と北海道も含め)に県をまたぐ移動の自粛を解除する予定だ。
観光については△(県内観光、県をまたぐ観光も)正式には8月1日以降解禁だった。

公共交通機関(新幹線や飛行機、バスなど)を使って集団移動するわけでもないし、夫婦でドライブのようなモノなので移動規制をとった。
当然マスク、アルコール消毒シート、うがい薬は持参してこまめに消毒した。
ホテルも感染対策は行っていて、消毒液やチェックイン時にはマスクを配布していたり、食事もバイキングスタイルもなく、食事時間(自己申請)も決められていた。
観光地はどこも客が極端に少なく、開店休業の状態だった。
ただ香川のうどん屋だけは行列を作っていた。
金比羅山や栗林公園も高知のひろめ市場も5月末まで閉鎖していたようで、解禁されても人手が戻ってきていないようなことを嘆いていた。



言い訳のような事は以上にして、今回の四国旅行は3,4日くらいではとても回り切れないことはわかっていた。
体調的にも不安があったためあまり無理なスケジュールは立てられなかった。
しかしそのような心配もなく、大雨の予報が無ければ高知の西方面を散策したかったほどだ。

阿波国・讃岐国・伊予国・土佐国の四つのお国柄や雰囲気的なことしかわからなかったが、土佐(高知県)だけは太平洋にしか面してなく、昔から交流は大阪や江戸への交流船だけだったという土地柄だ。
愛媛や香川、徳島など瀬戸内対岸との交流があり、高知は面積は広いが山ばかり(香川の人曰く)といわれるように四国山地で陸地は閉鎖されていたようだ。
四国の人から九州はどんなふうに思われているのだろう。
フェリーが何航路かあるが、九州といえばやはり福岡という事になる。
特に高知の人からは宿毛佐伯フェリーが廃止になってさらに九州は遠いようだ。
本州と3本の橋で繋がり、さらには大阪方面から大分にかけて新幹線の構想もあるという。
本州と橋一本と鉄道トンネルで繋がる九州とは違い便利なところだ。
いかに九州が日本の外れに位置するか実感としてわかる。



香川のうどん、九州では国道を走っているとラーメン屋の看板しかないが、それがそのままこちらではうどん屋の看板に変る。
そして三角山があちこちに見える。



高知の自然はすごい、室戸岬といえば台風の通り道、風速計も吹きちぎる(風速80m以上)強風にも吹き飛ばされないように、岩に根を張るアコウの木や岬の突端にそびえる灯台は圧巻だった。
まだまだ高知の自然は探りたい。


国道197号線の旅

2020-06-14 17:13:17 | 旅行
高知2日目のホテルはシティホテル(ビジネスホテル)としてはかなり広く、ゆっくりと過ごすことが出来た。
駐車場のクルマのナンバープレーとみると神戸や大阪、京都などと並んで愛媛ナンバーが多かった。
愛媛から高知へのビジネスは泊まりになるという事だ。
そんなビジネスホテルだったがチェックアウトは11時という事だった。
朝食はこちらもバイキングでなく一人前ずつ用意されたものだった。
コーヒーも部屋持ち帰り用に用意されていたので持ち帰った。



部屋に戻り、風呂に入ったり、パソコンを開いて各方面への距離と所要時間を確認などして過ごした。
今日からしばらくは雨(大雨)の予報が出ている。
とりあえず四国山脈を越えて瀬戸内海方面に行かなくてはならない。
高松に戻ってうどんを食べて瀬戸大橋経由で帰路につくか、愛媛方面へ向かってフェリーで大分に向かうか、場合によっては松山あたりに宿をとってしまなみ経由で帰ることも考えた。
ひろめ広場で知り合った伊藤のオヤジの話では、33号線か194号線が良いよと教えてもらっていた。

ホテルを10時半過ぎに出てナビに「愛媛県三崎港」をセットした。
56号線を西に向かう、雨はそんなでもなく土佐市から須崎市に入る。
ナビが右折を指示しいよいよ山道に入る(結局ナビは197号線を選択したわけだ)。
山道に入ると急にあたりが暗くなり激しい雨に見舞われる。
しかし長くは続かず、いきなり日差しが差したりと変化した。
四万十川の上流に位置するのかそんな看板があちらこちらに見られる。



道の駅で休憩しながら山道を走る。
対向車も行列を作るクルマも無いので、60kmあたりでスピードを固定する。
夜間の高速や一般道でもクルマが少ないときに便利である。
こんな山道でもこのくらいのスピードであればだいたい曲がり切れるものだ。
この国道も交通量は少ないがやたらとトンネルが多い。
その分道の改良がされてきたという事だろう。
アクセルを踏まなくていいのはパンパンになった脚には楽で、多少のスピードコントロールは手元でできる。
そしてナビで次にどんなカーブか来るかわかるのが良い。

少し開けた平野に出た。
愛媛県大洲市だった。
さらに八幡浜市に進み右折していよいよ四国最西端の佐田岬に入る。
結構な山道だった。
それは良いのだが、だんだんと霧が出てきた。
進むうちに霧はさらに深くなっていく。
後ろから幅寄せをするクルマが来るので追い越し車線で先に行かせ後を追う。
テールランプを追う方が楽なのだが、距離が離れると全く見えなくなる。
助手席に座る妻が
「今日までドックダイヤになっていて15時半の次は17時半だよ」
という。
ナビはあと20kmの表示と時計は15時だ。
ギリギリの時間なのだ、それで前のクルマ(大分ナンバー)も急いでいたわけだ。
スピードもたぶん50kmくらいしか出してないと思うけど、トンネルに入っても霧が充満していて怖い。
ライトをスモールにしてフォグランプがあることを思い出しスイッチを入れる。
あまり変わり映えしないようだが、道路わきにある反射板が光りだした。
前のクルマも頻繁にブレーキランプをつけてくれるので助かる。
濃霧で恐怖の山道を超えてやっと三崎港に着く。
なとか間に合ったようだ。

車検証を持ち走って切符売り場に駆け込んだ。



何とか乗船でき佐田岬を見ると霧雲で覆われていた。
豊後水道を進む航路も一面靄の中を進む。



一時間とちょっとで佐賀関港に着く。
結局、この航路も国道フェリーで197号線の一部だったわけだ。
197号線は大分市まで進み、あとは高速に乗り、自宅には20時半に無事着いた。

桂浜から室戸岬

2020-06-13 13:29:43 | 旅行
ひろめ市場での伊藤オヤジとのはなしでは「桂浜」は外せないよ、四万十川より仁淀川の方が奇跡の清流と言われて近いし良いよと言われていた。
私としては足摺岬か室戸岬のどちらかに行きたかったけど、足摺までは片道155kmで3、4時間ほどかかる。一方室戸岬までは約80kmで2時間ほどだった。

朝起きると鶏の鳴き声がする。
窓を開けると高知城からのようだ。
高知城を散歩することにした。
天守閣広場ではちょうどラジオ体操をしていてラジオ体操第二から参加した。
ラジオ体操で知り合った方と少し話をしながらお城を一周した。
ホテルへの道で分かれ歩いていると鶏が5,6羽たむろして鳴いていた。
これが目覚ましの原因だったのだ(なんともオシャレなことだ)。
朝食を取り9時過ぎにホテルを出た。
桂浜までは30分もかからなかった。
駐車場もお土産品店もガラガラだった(平日のまだ早い時間だからね)



はじめてくるところだが、観光地でありここが撮影ポイントだというところから写真を撮る。



坂本龍馬像で一枚撮り、海岸をテクテク歩いた。
端から端まで歩いて桂浜を後にした。

ナビに室戸岬をセットした。
海岸線の道から国道55号線(海岸線)に入りひたすら走る。
あいにく曇り空なので海も鉛色をしていた。
並行して鉄道の高架が延々と続く。
土佐くろしお鉄道(ごめん・なはり線)だった。
集落が点在しているところには津波避難タワーというのかなが設置されていた。

2時間ほどで室戸岬の先端まで来た。
クルマを降りると巨大な銅像が立っていた。
高知の人は銅像が好きなんだな、高知駅にも大きな3体の銅像があったし、桂浜には竜馬、そしてここには中岡慎太郎がたっていた。
さっそく海岸線の遊歩道に入る。



巨大な奇岩がゴロゴロしていて遊歩道はジャングルの中を歩く感じだった。



見慣れない花や草(草というよりサボテンのような)アコウの木 が根を岩に絡ませてる。
海岸では漁師の人なのか岩場で獲物をとっている。



切り立った岬の方を見上げると原生林の中から鳥の声が聞える。
一時間ばかり遊歩道を散策し、灯台を観るため急な坂を上る。
駐車場にクルマを置き、5分ほど歩くと室戸灯台があった。



灯台からみる広大な太平洋は素晴らしかった。
室戸スカイラインといわれる密林の中を走り、室戸市内に出て帰路(高知市まで)についた。

ホテルは高松駅のすぐ近くにあり、広さ31平米と広く、セミダブルのベットが2つと、ソファーに中庭までついたツインルームだった。
天気は明日から大雨という予報が出ている。
もう一泊と思っていたがどうしよう。
・・・続く。

高知タウンへ

2020-06-12 19:33:56 | 旅行
高松ー高知間は高速で1時間半ほどとガイドブックに書いてある。
そんなに急がなくていい旅なので32号線で行くことにする。
四国の道路には一定距離に数字が大きく書いてある。
起点標示かなと思ったが対空標示という事を後から知った。
災害時に上空(ヘリコプター)から確認するためのj表示がそうだ。
山道に入りかなり高いところまで登る。
ナビでは狭い範囲の道路状況しか分からなく、全体的にどこあたりなのか助手席に座る妻に広域地図で教えてもらう。
一山超えたあたりで開けた場所に出た。
三好市だった。
高速の高架(徳島自動車道)や鉄道の線路(徳島線)が通り基幹的な地域のようだ。
再び山道に入り吉野川沿いに道が続く。
どこかで見たような風景が続くが、球磨川沿いから川辺川沿いを走っている風景と同じだ。
山は深く、所々に赤いアーチ型の橋が架かり下には清流が流れ、所々に駅の表示が出ている。
小歩危の表示が出るが過ぎてしまい、大歩危の看板ところに駐車した。
下を見ると遊覧船が見えたので乗ることにした。



客は少ないのかと思ったが約7,8名集まった。
30分間の遊覧だったが、大歩危(おおぼけ)とは「大股で歩くと危険」という由来だそうだ。
奇岩や怪石が多く、プレートのゆがみで45度角度で押し上げられ出来た岩石だ。



船から見る岩石は皆同じ角度で傾いていた。
30分の遊覧も退屈だったが、すぐ岩石の上を行く線路らしきものが目に入る。
土讃線の線路のようだが絶壁に近いところを走っている。
そちらの方が気になりだしたが、遊覧を含め小一時間いたが列車が通ることはなかった。
大歩危を出て高知市を目指す。

少しずつ開けてきてまっすぐに伸びた道路(路面電車も走っている)に出る。
高知駅の看板が出るが、ナビは左折して高知城を示す。
ホテルに荷物を置きさっそくはりまや橋を目指して商店街を歩く。



意外と大きなアーケードで帯屋町や壱番街とある。
自転車が多く、店の周りには自転車が幅を利かせていた。



はりやま橋まで歩き、広め市場に行く。



市場前で気さくそうなオジサンがいたので声をかけた。
どこかいい店はないかと聞くと、ついてこい来いという。



市場の中は真ん中にテーブルが何十台もあり、周りには居酒屋風の店がずらりと並んでいた。
声をかけたオヤジ(伊藤さん)の席はすでに料理が運ばれていて飲みかけのお酒が置いてあった。
席に着き、生ビールとカツオのたたきの塩を頼んだ。
話好きでこの広場でも顔が広いようで、高知の名所をというと友達の所に行き、パンフレットをもらって来てくれた。
土佐の話(歴史、土地柄の話)、九州の話、しまいには家族の事など2時間ばかり、おいしい酒(土佐鶴(辛口))と美味しい料理で過ごした。
店を出てオヤジが教えてくれた高知城のライトアップを観に行った。
ホテルに戻り窓を開けるとライトアップされたお城がここからも見えた。
ネットを開き、明日の宿を探す。
「広くていいホテルが安くて見つかったよ」
と家人が言うので予約を確定した。
いろいろ考えたが高知に2泊することにした。
・・・続く。

栗林公園

2020-06-11 20:28:36 | 旅行
ホテルを出て5分も進まないうちに栗林(りつりん)公園に着いた。
門をくぐるとボランティアガイドのおじいさんが案内してくれることになった。
「暑いからマスクはとりましょうね」
と言われ空を見上げると晴天の夏空だった。
いまが見どころの菖蒲園に向かう。



栗林(りつりん)という名前は、その昔ここは栗の木が立ち並ぶ場所だったようで、それを切り開き公園を作った、その名残のようだ。
高松藩の初代藩主松平頼重御(三家の水戸徳川家の長男の初代藩主・徳川頼房)が大名庭園としての本格的な整備をしたといわれている。



広大な園内には見事な松(巨大木あり盆栽のような木)が無数に点在し圧倒される。
手入れにもかなりの手数がいるのだろう。
睡蓮の池や無数の錦鯉が遊ぶ池など、高松市内の中心部にこんな広大な公園があるとは驚きだ。
ガイドの山下さんは熊本の歴史も詳しく、西南の役での熊本城の役割や激戦地だった田原坂のこと水前寺公園の事で話が盛り上がった。
裏手にある紫雲山も含め日本三名園(偕楽園・兼六園・後楽園より優れている)とされているようだ。
山下さんから茶小屋で茶でもと誘われ、鞠月亭(きくげつてい)という茶小屋に上がり込む。
抹茶と御菓子を頂いていると3人組のテレビクルーから声がかかる。
「NHKですが、抹茶を頂いているところを取材させてくれませんか?」
カメラが回り、マイクを向けられ取材が始まる。
どうも今回のコロナ関係で観光客へのインタビュー取材のようだった。
まさか全国放映ではないだろうし、ボツになることもある。



鞠月亭内を案内され、建物内から見る公園のすばらい景色にしばし見とれてしまう。
茶小屋を出て最後の絶景(ガイドさん)に行く。



バックの紫雲山を含めた絶景ポイントだった。
約一時間の公園散歩を終え、高知を目指す。
・・・続く。

高松タウン

2020-06-10 23:10:00 | 旅行
高松市内に入ると一番に感じたことはなんと洒落た街なんだろうと思った。
ホテルは高松駅の近くにあり便利の良いところだった。
部屋も広く、コロナの関係なんだろうか割と安かった。



翌日は早め(4時半)に起きて高松駅まで歩く。
日の出前のうす暗い中ではあったがすぐに日の出を迎える。
最終駅(または始発駅)なのでその先は高松港と接していた。
高いタワー(今ではどの都市にもある)や駅前広場なども整備されてまだ新しい雰囲気だった。
海岸べりも整備されていて遊歩道が続いていた。
先端の赤灯台まで歩いてみた。



釣り人やウォーキングやジョギングをする人たちで市民にとってはいこいの場所なのだろう。
高松港には小豆島行きの船が2隻停泊していて、一隻は今から出航するような雰囲気で、乗り込む車両が列を作っていた。



港のベンチで座ってその様子を見ていると自転車に乗ったおじいさんから声をかけられ、しばらく話をした。
いまから友達と待ち合わせをして女来島まで船に乗って釣りに行くという。
高松の情報をいろいろと聞きこんだ。
高松城跡(玉藻公園)の横を歩き、しばらく行くと踏切があり、さて何の何が走ってるのだろう(JR高松駅はすでに終着駅なのに)と思っていると、踏切の警報器がなりだし電車が通り過ぎていく。



琴電だった。
まだ6時頃だったと思うが何本かの電車が通り過ぎていく。
片原駅まで歩き商店街をるいてホテルに戻った。



商店街(アーケイド)もまだ新しいようで屋根の高いりっぱなものだ。
朝の散歩だけで9000歩近く歩いた。
昨日のこんぴらさんの事といい脚の負担が気になるところだ。
さてホテルの朝食なのだが、コロナの影響なのかバイキングスタイルではなく一人前の弁当スタイルだった。
驚いたのはそれにプラスしてミニうどん(釜揚げ)が付いてきた。
さすがうどん県といわれるだけのことはある。
・・・続く

四国の国へ

2020-06-09 22:16:27 | 旅行
瀬戸大橋を渡って四国に入った。
倉敷JCTより瀬戸中央道(早島、坂出)の方向指示に従い瀬戸大橋に出る。



与島PAでひと休憩しその橋を眺める。
鉄道と共用橋だそうで、ちゃんと電車が走っていることを目にすると不思議な気分になる。
さて、本来ならば自宅を午前3時に出て4時までには福岡ICに入るはずだった。
高速道路の休日割はコロナの関係で適用されておらず、深夜割(午前0時から4時までに高速の料金所に入る出るか)だったら同じ30%割引が適用されるからだった。
スマホのアラートをかけたつもりだったが起きたのは4時近かった。
早朝の国道3号も空いていて、北九州から関門トンネルとスムーズに進み国道2号線に出て山陽自動車道に乗ったのだった。
坂出ICをちょうど正午頃に降りてさぬきうどんを目指す。
金比羅山に向かう途中に長田うどんという釜揚げうどんで有名な店があるという(家人)。
行列が出来ていたが並んでみた。
テーブルには桶に入ったうどんを3,4人で食っている光景を目にする。
何が何だか分からないので1人分と1.5人分を注文する。
ひょうたんのようなモノをおばちゃんが持ってきて
「熱いから気を付けて」
とおいていく。



うどんがどんぶりで出てくる。
ひょうたんからだし汁を別の茶碗に移し、ショウガをたっぷりとゴマを入れる。
うどんをすくって食べてみると、これは旨い。
ショウガをさらにたっぷりとい入れ、あっという間に完食だった。
さすがうどん県といわれる香川県だ。
四国は今回で2回目だったが、自力(クルマ)で来るのは初めてで香川方面は初めてなのだ。
うどんにショックを受けた後はこんぴらさんだ。





門前町からいよいよ階段上りが始まる。
100段くらい登った時、売り子のおばちゃんに階段の数を聴いた。
「786段から1」を引いた数だ」
と教えてくれた。



何度も休みながらも何とか本殿に着いた。
帰りも大変だったが、もうすでに脚はパンパンだった。
明日からの事を考えるとこれは良くない判断(場所選び)だったのだ。
高松市内のホテルは広く素敵なホテルだった(これは家人のナイスチョイス)
突然のようだが今回は2泊分のホテルを予約して、後は気分(体力かな)次第で四国を回るつもりだ。
コロナの関係ではない、個人的な気持ちの切り替えのような旅になると思う。
・・・・続く。