打越通信

日記ふういろいろ

復興の始まり

2016-08-16 20:20:29 | 熊本の風景
娘に熊本市内で用事があり、実家を朝の10時前に出た。
熟睡だったので、早めに起きて庭の掃除もしたかったのだが、それも出来ずあわただしく実家をあとにした。
途中、叔母の家に寄りお参りと近況の報告で1時間ばかり足止めを食らった。
まだまだ積もる話があり、何度も引き止められるのを話の腰を折りながらなんとか開放された。
熊本市内で娘を降ろし昼食をどうしようか妻と話す。
福岡に居場所を移し、またまた震災後もほとんど街中に出ていない。
オークス通りの駐車場にクルマを入れ、上通りのアーケードをブラブラしてみた。



お盆休みということもあるのか、人通りは賑やかだった。
嫁に連絡をして一緒に昼食でも、と思ったが妻が首を横に振ったのでやめにした。
どこで昼食をとろうかと妻に話をすると、テラの奥さんが気に入っている店が目の前にあったのでそこに入った。
何度か来ているのだがビルの様子が少しおかしい。
その店は2階にあるのだがテナントが出てしまったようでがらんとしていた。
奥に進むと店の看板があった。
営業しているようだが前回来たときと様子は違っていた。
店内に入ると客はパラパラと座っていた。
メニューを見ると1000円でランチが頂ける。
フランス料理のランチで1000円はありがたい値段だ。
ちょっとした定食やでも今ではそのくらいの値段は取られる。
妻は魚料理、私は豚肉料理にした。
人参の冷たいスープとサラダ、パンにアル無ビール。



あっさりとした感じで満足のランチだった。
しかし、震災の影響なのかがらんとしたビルでは営業しているのかどうなのかもわからない。
ホント常連でなければわかりにくいお店だった。
下通りアーケードも所々工事をしていた。
しかし人通りは以前と変わらない様子に安心する。



この通りからも熊本城が見える。
しかし鯱と瓦がはがれた熊本城に威厳らしき姿はなかった。
通りを歩いていると店の前にカッパの銅像がある本屋の前に出た。



シャッターが閉まり張り紙は貼ってあった。
やはり震災の被害が激しかったようで、震災から4ヶ月経った今も閉店していた。



張り紙とその横には常連客なのだろうか応援のメッセージが沢山貼ってあった。
市内の本屋もなかなか品数が揃った本屋というのは少ない。
大手の本屋も郊外の巨大モールに移転してしまっている。



品数を揃えた本屋の再開を望む声に私自身も賛成だ。
通町筋まで歩いてみた。
郷土の百貨店も一部に工事用のシートらしきものが被っていたが本格的に営業を開始していた。
地震の被害はどうしようも無いが、熊本城をはじめ復興の過程を内外に示し、観光にしてしまえばこれも良いもんだと思う。


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