打越通信

日記ふういろいろ

原鶴温泉

2017-12-27 21:08:17 | 温泉
年の瀬も押し迫ってるいるというのにのんびりと温泉に向かった。
年賀状やお歳暮といった今の時期やらなければならないことは後回しになっている。
まあ良いや、面倒な事は一気に済ませるつもりでいる。
珍しく娘から誘われたこともあり一年の疲れを取るのが優先してしまった。
さてどこに行くかとネットで地図を出し県内の温泉地を探す。
朝倉方面に何か所か候補を見つけた。
そう今年の夏、北部豪雨の災害があったところだ。
復興支援のためにもなるのかもしれない、そう思い出かけた。
大宰府の先から国道3号線を左に折れ、朝倉方面に向かう。
大分自動車道と交差し筑後川に出た所に原鶴温泉の看板が見えてきた。
数件温泉旅館がありどの旅館に行こうか迷っていると
「山の上にも温泉旅館らしいものがあるよ」
ナビの画面を見ながら娘が言う。
一度国道に戻って山道を登る。
山の途中にホテルらしき建物があった。
温泉は登ってくる途中にあったようで引き換えしてそこに向かった。



駐車場からの眺めも見晴らしがよく、筑後川が大きく蛇行している。
初めて来るところなので場所が良くわからないが、朝倉市街地や杷木、筑後川の向こうがうきは市なのだろう。
遠目では豪雨災害の跡は見られないが、山の奥の方に山崩れらしき痕跡もあるようにも見れた。



温泉は細い路地を入ったところにあった。
事務所らしきプレハブがあり店番のオジサンが立っていた。



男湯の玄関をくぐり靴を脱ぎ脱衣場に入るが人影はない。



湯船をのぞいてみたが誰もいなかった。
大きな湯船を貸切状態だった。
くもりガラスからは先ほどの眺めが見える。
湯は熱くもなくぬるくもなくちょうど良い状態だった。
少し濁り(湯の花)があり結構いい湯だった。
しばらく一人で入っていたが子供連れの若いお父さんと、幼い男の子が入ってきた。
お父さんと仲が良いようで色々と話をしている内容を聞いていた、賢い子どもだった。
娘とは一時間と約束していたが女湯に向かって
「あがるよ!」
と声をかけた。
何を勘違いしたか男の子から
「お先にどうぞ」
と返事が返って来た。
苦笑いをして手を振ってあがった。
杷木の道の駅で食事をする。



物産館には柿(この地区の特産品のようだ)が並べてあった。



道の駅を出て川沿いに東峰村から小石原経由で帰路についた。
災害の跡がまだ残っていた。

脇田温泉

2017-12-21 21:10:31 | 温泉
寒い日が続いている。
日頃のパソコン画面からの目の疲れが肩から腰あたりに来ているし、ゴルフスイングの疲れもあり、こんな日は温泉だと福岡県内の温泉を探す。
これがなかなか無いもんだ。
熊本県内にはあちらこちらと有名どころの温泉が点在しているし、我が家から歩いて行ける温泉もあるのだが。
知らないだけだろうか、とりあえず近場で探し見つけたのがここだった。
クルマで一時間くらいというが久山から山道に入りかなり山深い所だった。
宮若市など初めて聞く名前だしどんな所だろうと興味もあった。
久山や古賀、飯塚といったところは知ってはいるが何せ初めて来る場所だった。
峠を越えて盆地のようなところに入ると「脇田温泉」の看板が見えてくる。



右に折れてしばらく道沿いを走ると少し大きな温泉旅館が見えて来た。
駐車場の看板を見つけ小高い丘の上に駐車場はあった。
温泉街というより一軒の大きな旅館で持っているようなところで、道沿いにもあまり人影はなかった。
前回行った下関の川棚温泉にしてもそうだけど温泉街というのはどこもあまり活気がないようだ。
しかしこれがまた温泉好きにとっては良いのかもしれない。
クルマを降りてしばらく旅館内だろうかブラブラと散策してみた。



小高い丘から細い廊下のようなところを降りていくと川が流れていた。
赤い橋が架かっていて情緒ある風景だった。



橋の上から川面を眺める。
その川沿いには遊歩道が整備されているようだが人影はなかった。
旅館の玄関先まで来てみた。
クラブ活動の合宿なのだろうか高校生らしき女学生たちが旅館を後にするところだった。
家族連れの人が旅館の前で写真を撮っていた。
どうもお隣の国の人たちのようだ。
こんな片田舎の温泉街まで入り込んで来ているのかと逆にびっくりした。
一通り散策を終え温泉に向かった。



入口の周りには露店(土産ものを売っていた)や料理店が並んでそれらしき雰囲気を作っていた。
だが客はほとんど見かけなかった。



料金は850円と少し高いかなと思ったが温泉はここしかないのでしょうがない。
しかし中に入ってみると露店風呂が何種類か並んでいて風呂しては立派なものだった。
一番奥にある大きな湯船に浸かった。
今にもみぞれが降りそうな中、湯船に浸かると最高に癒される。
温まっては冷やし、また温まる、至福の時間だった。
山間の温泉で湯船に浸かり、今年一年を振り返る、いやいやそんな無粋な事はしないのだ。

福岡モーターショー

2017-12-17 21:06:43 | 写真投稿
息子たち夫婦が久しぶりに博多にやってきた。
夫婦で同じ日に休日が取れることも珍しく、年内は今日が最後の日だという。
目的は「福岡モーターショー」に行きたいようで一緒に行くことにした。
会場は3か所に分かれているようでマリンメッセ、国際センター、国際会議場だった。
息子たちが美野島の我が家にやってきたのが正午ごろだった。
そこからマリンメッセまでは20分程度だったが何せ駐車場への行列がすごいことになっていた。
駐車場待ちに30分くらい待ち、マリンメッセの当日券売り場にこれまた30分程度並ぶことになる。
あいにく雪は降らなかった気温は4,5度程度と寒かった。
師走の忙しい中なのに駐車場には他県ナンバー(わがクルマのそうなんだけど)が目立った。
途中で横に並ぶ路線バスも満員だった。
会場内も人であふれていてとてもゆっくりとクルマを見ることも出来ない。
今、自動車業界も電気自動車や自動運転など技術革新が激しい。
欧州や中国などでは近年には燃料自動車の販売が禁止され電気自動車しか販売できないなどの情報が流れているのだ。





会場に展示されているクルマたちもこれが最後の燃料自動車たちなのか、それとも完全に電気化されたクルマたちなのか、外見だけでは判断できない。
クルマたちの展示もそのスタイルのかっこ良さやイメージといったところに焦点が置かれいる。





まあショーなのだからしかたないのかもしれない。
カメラを持った輩もクルマもそこそこにコンパニオンを中心に撮っているようだった。
国際センターでは輸入車が並んでいた。







こちらはロールス・ロイスやベントレーといった超高級車やスポーツカーが並んでいた。
値段を見ると軽く一軒家や4LDKのマンションが買える価格がかかっていた。
やはり夢のクルマたちだ。
そんな中、テスラのクルマに目が行った。
外見では何もわからないが、係員が「今からデモが始まります」と言って車の周りの人たちを整理していた。
デモが始まると、音楽に合わせクルマ自体が踊りだすように後部のドアが上がり始める。



全席のドアも開閉をはじめ踊りだした。
デモが終わるとドアは閉じ元通りのクルマに戻った。
ほんの数分のショーだったがまるで生きているようにクルマ自体がデモをしていた。
自動運転といいクルマ自体がAIを持ち移動のアシスト(アシストじゃないな自動化だ)してくれる、そんな時代がすぐそこにある、そんな事を実感させられるデモだった。
久しぶりに夢を思い起こさせてくれた一日だった。

川棚温泉

2017-12-03 20:13:59 | 温泉
入院の前後の土曜日は出社日だった。
精神的に負担があるのだろう、睡眠が不規則になりつつあるようで不眠がある。
割と苦しかった一週間でもあった。
土曜日は早出で早上がり、そのまま一週間健診に病院に行った。
時間的に遅かったので詳しい検査は後日となった。
そういうわけで少しは療養もかねて温泉にでも出かけることにした。
いろいろと探してみたが福岡県内の温泉はあまり知らない。
下関の同僚(前会社)から「川棚温泉」という事を良く聞いていた。
隣の県という事や、前会社の本社機能があった下関も仕事では良く行ったが観光ではあまり行ったことがなかった。
療養もかねて出かけることにした。
海峡を渡りナビを案内役に海岸線を北に向かう。



山陰本線は単線で電化されていない線路が懐かしい雰囲気がある。
また道路も白線の破線が続く、これも今ではほとんど見られない光景だった。
川棚温泉は国道沿いからちょっと入ったところにあった。
特に大きな温泉街では無いようで、まずは交流センターに行ってみた。
近代的な建物で中に入り受付で温泉街のマップや下関市内のマップなどをもらった。
奥に入りテーブルに座りマップで良く先を探していた。
隣のホールらしきところからジャズの音が聞こえてきた。
何だろうと思って看板を見るとクリスマスジャズコンサートがあるようだ。
開催日を見ると今日だった。
あと数時間で開演のようでそのリハーサルをやっているようだった。
演奏はなかなかなものでビッグバンド風に管楽器の快いスイングが響いていた。
ピアニストのアルフレッド・コルトがこの川棚温泉を気に入って永住まで考えたという。
隣のホールは「コルトホール」と名付けられていると、パンフレットで知った。
とりあえずぶらぶらと散策したがどこが中心部なのかよくわからない。
川棚グランドホテルに行ってみた。
ここの料理と温泉のセット券があるようでそれを購入し先ずは温泉に向かった。
久しぶりの温泉は肉体的にも精神的にも癒しをくれる。
一時間ばかり至福の時を過ごし、料理屋に入った。



ここ川棚の名物料理は何といっても「瓦そば」だそうだ。
熱々の瓦の上に茶そば、その上に肉や錦糸玉子やネギ、レモンが乗っている。
暖かい麺つゆで頂く。
味は?と聞かれても・・・初めて頂くので感想は出来ないのだ。
案内所で名所らしき所を教えてもらったので行ってみた。



国道からかなりの急坂を登り切ったところに稲荷神社が建っていた。
福徳稲荷神社という『日本の最も美しい場所31選』にも選ばれた場所だ。



たしかに神社からの海の眺めは絶景だった。



そして千本鳥居という稲荷神社ならではの光景も見事だった。
師走に入り年の瀬を迎えるためなのだろうか神社のいたるところで清掃が行われていた。
西日が落ちる時間もきれいなのだろう。
菊川温泉から小月IC経由で帰った。
久しぶりの温泉、ちょっと遠出だったが命の洗濯になった「ひふみん」の一日だった。