打越通信

日記ふういろいろ

夏草の日

2016-07-31 20:17:27 | 日記ふう
久しぶりの2連休だった。
金曜日の夜から熊本に帰ろうかと思ったが、朝早く出れば何とかなるだろうとやめにした。
嫁とも休日が会い、実家の草刈りに一緒に行きたいと言っていた。
土曜日、朝7時に福岡を出て8時半には打越の自宅に着いた。
すでに用意が出来ていたようですぐに水俣の実家を目指した。
高速から南九州自動車道に乗ると終点まで1時間くらいで着く。
10時半には実家に着いた。
庭の草たちは背の高さくらいまで伸びていた。
今年は確か3月に一度刈って綺麗にしたはずだが、4ヶ月でこんなになってしまう。
さっそく草刈り機を取り出して刈り始める。



親父が動けなくなってからだからもう20年近く庭や畑の草刈りをしている。
福岡に住むようになってまったく遠くなってしまい、手を入れる暇がない。
しかしお盆までには綺麗にしなければご先祖様に申し訳ないという気持ちがあり、幸いにも嫁もその考えがわかってもらえ、いやいやながら付いてきた妻だけが金魚の糞だった。
草刈り機にガソリンを入れ、エンジンを起こす。
まあ草の背丈は高いけどこの広さなら2時間あれば何とかなる。
草を刈りその後を嫁がレーキーでかき集める。
「その辺に積んどいて」
と言う。
妻は積まれた草に火を着けようとする。
しかしなかなか点かない。
しかし暑い。
10分も作業をすると汗が噴き出し、休憩を入れる。
ノンアルのビールを数本とスポーツ飲料を数本買ってきていて、それを飲む。
10分の作業に20分の休憩だ。
いよいよ背の高い草を刈る。



刈るたびに草刈り機に草がまつわりつき、それを取るためベルトから外し絡まった草を取り除く。
草刈り機の使い方も久しぶりで手こずってしまっている。
手前から少しずつ苅りて行けば良いことを思い出し、それからは絡みは無くなった。
しかし暑い、そして日が登るにしたがって草が乾燥し切れが悪くなる。
おまけに草刈り機の刃もつぶれてあまり切れない。
結局、昼食を入れて午後4時近くまでかかってしまった。



積み上げた草が山になった。
ちょうどこの日は猛暑日だったようで、草苅り自体はそんな重労働ではないが、暑さが応えた。
今年は8月11日が「山の日」で休日になるようだ。
7月の海の日、8月の山の日、今日は「草の日」なのかな?



いやいや我が家では「夏草の日」と命名した。

博多の蝉

2016-07-29 21:31:00 | 日記ふう
会社では電話の入れ替え工事があり、業務が休みの休日に入れ替えが行われた。
同時にネット回線も光に切り替わり、いよいよギガの世界に突入だ。
しかし会社には私と隣に座る若い女の子と後一人だけが出社だった。
事前にルータの設定は通知してあり、持ってくるルータには指定したIPアドレスが振られているはずだ。
工事の業者が定刻に来て配線工事に入る。
「床下に配線して良いですか?」
などと言ってくる。
事務所の配置換えなどあるし、移動のさい重いモノを載せファイバー線が割れたりしたら困るので、天井工事をお願いする。
光ファイバーの線もR(曲げ)が大きくとれないので天井からの配線が気になるが床下よりは良い。
電話の入れ替えも終わりいよいよルータが取り付けられた。
LANのコードを新しいルータに差し替えるだけで無事に終わった。
さあ我が社もいよいよギガビットイーサーの世界に突入と思ったが、そうはいかない。
何せHUBが10/100MbpsのスイッチングHUBだった。
若い女の子とすぐ隣のヨドバシカメラにギガ対応のHUBを買いに出た。
何せ台数が多いので一人では持てない。
買い物を済ませコーヒーショップでアイスコーヒーを飲む。
社に戻りさっそくHUBを切り替えた。
切り替えるたびに女の子にpingを飛ばしてもらい疎通を確認する。
2台あるサーバーに直結したHUBのランプを確認するとすべて緑色のLEDが点滅している。
ループ感知のランプも点滅していないので、とりあえず作業は終了した。



早めに会社を引け、自宅近くの公園を通っていると、女の子の自転車に数名(おじさんも含め)集まっていた。
女の子の自転車のかごの中を見てビックリ。
蝉の抜け殻がいっぱいあった。
博多駅周辺のこの地区は高層の建物が多く、公園もちょっとした広さしかない。



朝目が覚めるとうるさいくらいに蝉の声が聞こえるのだが、いるのだな。
女の子はまだ夏休みが始まったばかりだというのに、もう自由研究の材料はそろった訳だ。
初めての博多での夏、こんな感じで進んでいる。

海の街

2016-07-28 22:14:20 | 日記ふう
このいびつな形をした福岡の航空写真。
博多湾に浮かぶ能古島のその更に沖に志賀島がある。
博多の街を守るような形で取り囲んでいる。
住吉神社や櫛田神社はもともとは海縁に作られた神社と聞く。
今の天神や祇園はかつて海だったという。
埋め立てで沖へ沖へと土地が広がっている。
そんな地図に興味を持って妻とドライブに出かけた。
和白から志賀島までの細長い陸地が続く。
周りは公園になっているのか緑溢れた敷地が続く。



西戸崎からはクルマが対面でやっと通れる道になっていて、両側は海だ。



夏の海は海水浴や水上スポーツで賑わっていた。
志賀島に着くと穏やかな漁村の雰囲気がある。



海岸縁から博多の街を眺めると、福岡タワーやヤフオクドームを眺めることが出来る。



少し右を向けば能古の島がぽつんと浮かんでいる。
海に面した都市なので常に浜風が吹いて夏でもそんなに暑いとは思わない。
雁ノ巣というところからこれまた埋め立てで出来ただろうアイランドシティに向かう。



海の中道大橋を渡る。
海の中道大橋飲酒運転事故でいきなり有名になった橋だ。
幼い子供3人が飲酒運転の市役所職員に追突されクルマ共々橋から落とされ命を落とした場所だ。
先輩のマンション(和白)から近いので一度泊めてもらったときジョグで一緒に走った場所だ。
その大橋を渡るとアイランドシティ(埋め立て島)を通る。
埋め立て当時は何も無かったところだが、今では高層のマンションが建ち、商業施設なども整備され新しい都市に変化しようとしている。
しばらく走ると港湾設備の巨大なクレーンなどがあり、巨大な倉庫街になる。
活気ある物流の拠点といった感じだ。
湾岸の道路から国道に入ると博多の商業の街が現れる。
港湾も近いし福岡の地図のど真ん中に広大な飛行場があり、流通にとっては最高の立地なのだろう。
活気ある街の姿をちょっとしたドライブで見て歩くのもまた素晴らしい。

USBスピーカー

2016-07-27 20:53:56 | パソコン
レンタルショップに行きCDを探すがなかなか探すCDは見つからない。
市内にあるレンタルショップをはしごして探すこともある。
ある時探していたCDがあった。
しかしそのとき借り損なって前回来たときには無かった。
そして今回あったので借りた。
クラシックもそうだけどピアノ曲も偏った指揮者や演奏家に限られている。
その中でもさすがにこの人のCDはあるものだ。



この人の影響ですっかりピアノ曲にはまっている。
朝夕の通勤時や昼休みの時間は頭の中でピアノの音がポロポロ鳴っている。
自宅に帰ると妻も聴きたいという。
それでパソコンショップとなったのだ。
さすがに狭い部屋での共同生活の中ではオーディオはまずい。
オーディオプレイヤーも妻や子供からストップがかかっている。
しかなく安いUSBのスピーカーを買いに来た。
600円のスピーカーもあったけど、さすがにパスして2000円くらいのを買った。



パソコンに繋いで聞いてみたが、ん!といったところだ。
狭い部屋に大きな音は鳴らせないししょうがない。
しばらくは辛抱だ。

買い出し

2016-07-25 21:11:12 | 日記ふう
博多の街も地下鉄やバスなど公共交通機関はあるあるけれど、やっぱりクルマ社会のようだ。
通勤はさすが公共機関になるが生活圏での移動はクルマが無いと不便なのだ。
普段の買い物は住んでいる近くに商店街があり、魚屋や肉、野菜などの食料には重宝しているようだ。
しかし一週間の買い物(日用品)などもあるのでやっぱりスーパーとなる。
スーパーとなると郊外の駐車場がある広い敷地になるのでクルマでの買い物になる。
近くにスーパーが無いわけでは無いのだが、値段が全然違うようで、土日となるとクルマで買い物に出かける。
安売りの店が近くにあり休日ともなると多くの人で賑わっている。
それも単なるスーパーというのでなく、複合型のモールといっても良いようなところだ。
しかし核となるのはあくまでスーパーで、その客目当てにテナントが入るといったところだろう。
市内のあちこちにそんな複合型施設があり、それが何処も結構な人で賑わっているのだからすごい。
博多駅周辺やキャナル、天神といった中国人観光客が爆買いするような施設とも違う、地元の人たちの生活のための商業施設なのだ。
先ず駐車場の確保に苦労する。
だだっ広い駐車場なのだが、先ずは駐車待ちの列に並ばなければならない。



やっと駐車できたとしても、店内に入ると人で溢れている。
狭い店内で身動きに苦労しながらの買い物になる。



しかし魚屋や肉はわりと新鮮で安い。
当然、飲料水やカップラーメンなどどこでも手に入るものは確かに安い。
缶コーヒーやらビールなどはこういうところで買ったほうが安いのでケース買いになる。



一週間に一度か二週間に一度はまとめ買いに出かける。
コストコなどもあるが、なにせ狭いマンションの小さな冷蔵庫なので巨大な冷凍品は買えない。
常温保存が出来るものが中心になる。
買ってきた箱は、そのまま空いている靴箱などにしまってします。
毎朝、缶コーヒーを冷蔵庫から取り出して飲んでは、玄関に行き一本一本取り出して冷蔵庫に補充する。
そんな生活なのだ。

みのしま夏まつり

2016-07-23 20:45:50 | イベント
日頃の疲れからだろうか早めに寝てゆっくり目に目が覚めた。
窓を開けると割と涼しい風が吹いてきた。
やはり熊本の夏と違うな、海が近いせいか浜風が吹いている。
蒸し蒸しとした熊本とは違うのだ。
朝から買い物に出かけマンションの前の道に戻ってくると通行止めになっていた。
道路封鎖の横におにいちゃんが立っていたので声をかけるが×のマークを送るだけで話も聞いてくれない。
しかたなく反対側から入り込む。
オニーさんに行き先を言うと閉鎖の立て札を空けてくれた。



マンションにクルマを置き、通りに出てみると美野島商店街で夏祭りをやっていた。





道路を十字に封鎖してその交差点がメイン会場になっていた。
行って見ると近くの精華女子高校の吹奏楽部が演奏をしていた。
細い路地の狭い交差点は人で溢れていた。
吹奏楽部は全国でもトップクラスのレベルでわざわざ吹奏学部に入部するため進学するほどだという。
学校は美野島商店街の通り沿いにあり、1kmといったところだろうか。
前回は博多どんたくで先頭を切ってパレードしていた。



何曲か演奏しているようでマーチングで活躍するダンスも披露していた。
この狭い通路に人だかりが出来ている。
ほとんどが近所の人たちだろうか?



通りには出店が出ていて、金魚すくいやヨーヨー、ビールや焼き鳥といった店に人気が出ていた。
日頃この商店街で買い物をする妻もこの人通りの賑わいにはひっくりしたようすだった。



午後2時から夜の8時までの催しなのだが、この狭い場所に、さすがに博多は人だけは多い。
吹奏楽部の演奏に割れんばかりの拍手が鳴り響く。
さすが全国でもトップレベル、なかなか観客を楽しませるのは美味いようだ。



そして地元の人たちも熱烈な歓迎といったとところだろうか。
そういえば打越町の夏祭りも気になるところだ。
主催する方も参加する人たも一緒になって盛り上がる。
何とも夏らしい風景を見た。

記録

2016-07-21 21:06:49 | 日記ふう
コンデジもこちらに来てから、志賀島の海岸で波をかぶりダメになってしまった。
中古屋で新しいカメラを3000円くらいで買った。
新しいカメラといっても中古だから新しくは無いが、新しいカメラだ。
まあわかってはもらえると思いますが・・・。
パソコンもXPのかなり使い込んだモノを未だに使っている。
写真の取り込みとレタッチそれにネットようだ。
家に帰ってまで仕事はしたくないし、重い仕事はしていない。
カラカラのパソコンだが用途を絞ればこんなに軽くてスイスイと動いてくれる。
しかし近頃になって液晶に立てに筋が出てきた。
あまり意識しなければそんなに気にならない程度だ。
LANケーブルもめんどくさいので無線LANで繋いでいる。
その無線LANがこのごろ切れる途切れるようになった。
パソコン側が悪いのか無線を出しているルータが悪いのか不明なのだが、タブレットでは途切れることが無いので多分端末なのだろう。
XPもサポートが切れてウイルスなどに対して無防備などとされていたが、今のところ何とも無い。
ネット回覧用なのでメールはしていない。
ウイルスの大半はメール添付なのでそれもあるのかも知れない。
さすがに古いなあと思うのは、いろいろなソフトがダウンロード出来ないことくらいだろう。
サポート対象外ではねられてしまう。
Windows8.1が出始めた頃、今度買うパソコンはWindows以外のパソコンと決めていた。
Windows以外となるとマックしかないわけで、いやいやアンドロイド(スマホ)があった。
タブレットがそうだ。



タブレットもOSの操作性の問題なのか、ハード的なタッチ機能のせいなのかわからないが、ページが良く飛んでしまう。
記事など読んでいるとどこかをさわったのだろう、いきなりページが切り替わる。
この操作性がたまらなく嫌で今でもXPパソコンに頼りがちになる。
CDのリッピングは妻のパソコンで行う。
もう一台のパソコン(Windows8.1)は今のところ予備機として電源も入れないままタンスの中にしまってある。
そういえば外付けハードディスクもしまったままだ。
たまに取り出してリッピングした音楽とデータのバックアップをするくらいしか使っていない。



オーディオ用のネットワークプレイヤーもカメラの現像や補正処理もししばらくはお預けなので新しいパソコンも今のところ必要としていない。
NASだけは記録を残すために欲しいなあと思っているが、オンラインストレージもあるし、と踏ん切りがつかない。
その時々の記録はこのブログもあるわけだし、それで良いのだ、今のところは・・・。

デジタルデバイド

2016-07-20 21:59:29 | 日記ふう
ネット社会になってスマホやパブレットで何でも出来ると思っていろいろと言ってくる。
やっとのことでファームバンキング(これも古いけど)を導入して、わざわざ銀行に行かなくて良くなった事に加えそんな事を言い出すのだ。
いちいち会社に帰ってパソコンに座らなくても、その場で見積書や報告書を書けないか。
EXCELやWORDといった単体ソフトを使うのであれば良いが、即時にそのデータを共有したり、データベースと直接アクセスするシステムとは意味が違ってくる。
この説明がなかなか理解できない。
WEBサーバーを立てて、もしくはレンタルサーバーを借りて・・・などと説明するのにもめんどくさい。
前の会社からそんな面倒なことを解決できるよ、といったセミナーの案内が来た。
会社の中堅どころをつかまえて行ってみた。
前の会社の連中と会うのは2年ぶりのことになる。
2年という月日が長いのか短いのかわからないが、会って見るとそんな時間は消え去ってしまった。
オーナー社長もおられ、相変わらず元気な顔で迎えてくれた。
雇われの社長の方はあまり元気ない顔で、煙たそうな顔で迎えた。
座った席の隣から話しかけられる。
横を見ると、私が最後に担当した会社の人だった。
システムの設計をしながらその会社の将来を一緒に考えてきた人だった。
今はその夢(?)が叶い、営業として会社を引っ張っているようだ。
同窓会のような雰囲気で会場をあとにした。
セミナーの内容はあまりパッとしたものではなかった。
新しいモノは得られなかったが、改めて再確認するには良かったのかも知れない。
ネット社会になり、Web技術はますます発展している。
技術が追いつかないのはどこの会社も同じだろう。
長年お世話になった前の会社も、そんな変動の時期にあるのかなあと思う。
こればかりは先に行く会社、遅れる会社、一段と差が広がり取り返しのつかないことにもなりかねない。
まあ、そんなことより今の自分を思う。
隣に座る女の子に空いた時間でシステム技術の一つでも教えられたら、それを広がりに少しは変わるのかも知れない。
そんな事をふと考えた。

大規模回収工事始まる

2016-07-19 20:58:42 | 日記ふう
引っ越して来て3ヶ月が過ぎた頃、建物に足場が組まれるようになった。
大規模な改修工事が始まるようで日に日に足場は大きくなり、もう少しでビル全体を囲むようになる。



私たちが住む8階までは2日もかからなかったと思う。
窓の外には足場が出来、薄いシートがかけられた。
十数年に一度の大規模な回収工事だと思うが、よりによって入居3ヶ月でこれは無いだろう。
せっかくの角部屋も薄くらいくて、昼間は工事関係の人が目の前を行き来するという。
バルコニーの清掃などで洗濯物も干せないようだ。
工事は年内続くようで、この暑い夏をこの状態でやり過ごさなければならない。
まあ、仕方が無いことなのだが、出来るだけ静かに工事が進むことをお願いするだけだ。
昼間は仕事でほとんどいないので、迷惑になってるのは今のところ妻だけなので私にはあまり関係が無い。
しかしその影響が来ないようにお願いしたいものだ。
さっそく、朝出かける前に
「洗濯情報を見て、連絡してちょうだい」
などと声がかかる。



エレベータを下りたところに洗濯情報が部屋別に出ている。
今のところ×印がほとんどの部屋に出ていて、これはしばらく出続けるだろう。
高圧洗浄をするようでその日は窓は開けることが出来ない。
「一日窓から顔を出してたら、ピカピカになると思うけど」
などと冗談を言ってからかっている。
娘の棟も14階まで足場が組まれてしまった。



遠目に見ると異様な光景だ。
休みの日、ただでさえ窮屈な部屋、おまけにかごの中に閉じこめられたようで息苦しい。
夏になり蒸し暑い日はクーラーを入れる。
夜中に寒くて起きあがることもあり、このごろは少し風邪気味になっている。
うっとうしい夏にこの工事だ。
早く無事に工事が終わることを祈るだけだ。

宗像大社

2016-07-18 21:21:44 | 日記ふう
このところ土曜出社が続き、久しぶりの連休だった。
世の中は3連休なのだが、人が出社しない土曜日にいろいろとするべき仕事があるのだ。
先週、そしてその前の週と熊本に帰っていたのでこの連休はこちらでゆっくりとすることにした。
同じマンションの別の棟に住む娘に、福岡の観光地を聞くがあまりないという。
それではと宗像大社に行くことにした。
国道3号線を香椎まで進み、新宮、古賀と進む。
海岸線にあちらこちらに海水浴場の看板が見える。
福岡は玄界灘に面していて南には糸島、そして北には志賀島やこの古賀あたりに多くの海水浴場が点在している。
海岸縁から看板にそって海水浴場に入ってみると、駐車場はすでに満車になっていて多くの海水浴客で賑わっていた。
「今日は下見ということでいいんじゃない」
と妻は次は泳ぐ気でいるらしい。
ナビに道案内をお願いして海岸線を離れ、広大な平野のような道を走る。
古墳のような小高い盛り丘が続いている。
鬱蒼とした山を抜けると宗像大社の看板が見えた。
大鳥居が見え、横に駐車場があったのでクルマを止める。
クルマを降りると、まるで真夏の日差しだった。



まるで真夏、そうだ今日、九州地方は梅雨明けだったそうで、まるで真夏ではなくて夏に突入したのだ。
参拝客はそんなに多くは無かったが、家族連れなどチラホラだった。



鳥居の近くでアイスクリームを買った妻は、池の鯉としばらく遊んでいた。
神社の案内板などを見ると、位の高い神社のようだ。
雰囲気は伊勢神社を思わせる雰囲気だ。
神事にそって二拝二拍手一拝でお参りをする。



宗像三女神といわれそれぞれにお参りするようで、本殿を出て鬱蒼とした林の道を抜ける。
蝉の声がうるさいように聞こえ、玉砂利の上を歩いているとカニが出てきた。
海の近くなのかと思ったが、海からはかなりの距離がある。



カニとしばし遊び、今度は階段を登り最後の神社に参拝した。
清らかな気分になりちょうど正午になった。
宗像大社をあとにして食事どころを探す。
福間あたりまで戻り、看板に「漁港食堂」を発見した。



その店は漁港の建物の中にあった。
駐車場にはなんとか停められたが、食堂には長蛇の列だった。
あきらめて道路わきのレストランに入った。



妻はステーキ、私はハムステーキだった。
せっかくの海鮮が肉に変わってしまった。

お中元

2016-07-17 22:00:25 | 買い物
Windowsの世界から2年近く離れていたので感を取り戻すのにやはり時間がかかる。
新しいソフトのインストールに苦労している。
Web系のアプリケーションなのでそのソフトを稼働させるための基盤作りに苦労した。
Web系のプログラムは以前プログラムの開発から稼働まで担当したことがあった。
アプリケーションの開発はそんなに苦労はしなかったが、サーバー側のIISをインストールしたりIE上でアプリを動かすまでにいろいろと苦労した経験がある。
IEを起動してアプリケーションの画面が出てきた時は感動したものだった。
プログラムはサーバー上にあり、端末はIEがあればそれで稼働する事が出来る優れものだった。
そのときはローカルなLAN上での話でありイントラとよばれるものだ。
Webサーバを立てればいわゆるクラウドとよばれるものになる。
今回は市販のアプリを動かすのに、IISでは無くTomcatとJavaを使うらしく、それはそれなりにすんなりとインストールまで行ったがIEからプログラムを呼び出すのだがサーバーエラーになり、それからドツボにはまってしまった。
原因はウイルス対策ソフトがTomcatのデフォルトポートを使用していたためで、それはそれで解決したのだが、ファイヤーフォールが新しく解説したポートを遮断していた。
ポートを解放してやっと稼働出来るようになったわけで何とか解決した。
今はイントラ運用なのでネット上で稼働となるとレンタルサーバー上での稼働を確かめる必要があり、それはそれでまた苦労しなければならない。
まったくユーザ側のSEの守備範囲の広さに驚かされる。



そんなこんなで時間はあっという間に過ぎ、久しぶりの休日だった。
博多の街も山笠の追い山が終わり、すっかり夏になった。
もう梅雨明けといって良いくらいの天気だった。
朝から妻と朝食をかねて博多駅に買い物に出た。
さすが連休とあり、新しく出来た丸井(キッテビル)も多くの人で賑わっていた。
お中元を贈る習慣の無い我が家だが、今年ばかりは私を博多に呼んでくれた先輩へのお礼を込めた贈り物をしなければならない。



阪急のお中元売り場に行き、どれが良いか妻と品定めを行う。
ずらりと並んだ商品に
「夏だから素麺が良くないか?」
と妻に声をかけるが
「素麺とかお茶は初盆のお返しとかになるんじゃない?」
言う。
そういえば先輩のところは今年の初めにお母さんを亡くされていたのだ。



それじゃとハムの詰め合わせにした。
送るためにカウンターに行き、住所を聞かれる。
先輩の住所は控えてきたのだが、私たちの住所がわからない。
まったくと妻と顔を合わせ、熊本の住所を書いたのだった。

大雨注意報

2016-07-13 20:47:59 | 日記ふう
朝から雷の音で目が覚める。
マンションの遮音性はやはり良いのだろう、雨音はほとんど聞こえないが雷鳴だけは違った。
慣れないマンションの密室せいなのかクーラーをつけると寒いし、切ってしまえば寝苦しい夜になっている。
そのせいで睡眠が安定していなくて、ここのところ睡眠不足になっていた。
昨夜は久しぶりに熟睡だった。
起きてカーテンを開けると朝の6時だというのに薄くらい。
そして雨で白く濁った風景だった。
さっそくテレビをつけると大雨情報が出ていた。
そして交通もあちこちで運転見合わせのようだ。
シャワーを浴び朝食をとり部屋を出る。



外は雨脚が強く、薄くらい。
てくてく歩いて通勤していると博多駅の近くの高架下に出る。
時間はちょうど8時ちょっと過ぎだ、通勤していた頃の新幹線が熊本方面から通り過ぎていく。
あの頃、窓から眺めていた場所を、今は通勤で歩いている。
なんとも不思議な感覚になる。
今ではこんな大雨の日でも新幹線の運行状況など心配する必要は無いわけだ。



JRの高架下のトンネルを抜ける。
筑紫通りを横切り、博多駅方面に歩くと事務所が入ったビルに到着する。

博多の街には御笠川と那珂川という大きな川が流れている。
大雨でその川が氾濫すると大きな被害が出る。
数年前の大雨では地下への浸水で死者まで出ている。



街のあちこちで浸水対策の工事がされている。
今日の大雨も台風1号が熱帯低気圧になり、それが大雨をもたらしているようだ。
これから再び台風の季節になる訳だし、慣れない場所での生活になる。
コンパクトで便利な生活なのだが、災害ばかりはどうしようもない。

ベル・エポック

2016-07-12 20:56:25 | 食事
息子達が結婚して1年になる。
それを記念に先方のご両親からランチのご招待をいただいた。
場所は二本木という場所で、熊本駅の近くだった。
ナビでお店を探すが、なかなか見つからない。
店の前にお父さんが立っておられたので何とか到着する事が出来た。
古い民家風のお店で、クルマはその玄関先に何とか停める事が出来た。
息子夫婦に先方のご両親、そして私たち夫婦の6名でお店の中はいっぱいになった。



お店の雰囲気は懐かしき古いアパートの一室といったところだろうか。
壁にはワインの樽の蓋なのか?コースター?そしてワインがずらりと並んでいた。
洒落たジャズが流れていた。
テーブル席が2つと玄関を入るとショーケースにケーキが並んでいる。
巨大なワインボトルがど~んと置いてあった。
Champagneの文字が見える。
箸置きにはワインのコルクを真っ二つにしたものが置いてあった。
このお店のご主人はかなりのワイン通のようだ。
どうせ飲むだろうとワインを一本注文される。



私は飲めないのでノンアルコールビールでつき合った。



さっそく前菜が出てくる。
これがまた懐かしいというのか気分を持ち上げてくれるような味だった。
キャビアの味がきちんと出ていた。
次にタマネギベースのスープが何とも知的な雰囲気だ。



そしてメインの阿蘇赤牛のステーキ。
一品一品に特徴のあるすてきな料理だった。
そして最後のデザートにビックリ。



酒を断って少し甘党になりかかっているのだが、このチーズケーキには参った。
これまでの料理を更に締めくくるに最高のケーキだ。
私より味にうるさい妻もこのチーズケーキには参ったようだ。
半分とられてしまった。
すっかりごちそうになったご両親にさっそくこのケーキをおみやげに買った。
6個買って半分ずつし、家に帰りさっそくいただいた。
このお店のシェフ(ご夫婦)は今回の震災で被害の大きかった西原村の方で、震災の影響かどうかは知らないがここに店を移されたそうだ。
先方のお母さんがこのご夫婦と親しくされているようでそれが縁でこの会になった。
初めてだったので店の作りや雰囲気にビックリしたが、いやはや料理とこのケーキは一流だし、アットホームな雰囲気は非常に良かった。
LA BELLE EPOQUE よき時代 そんな意味があるようだ。
熊本にもこんな隠れた店があるのだと頼もしく思った。

熊本市西区 二本木 4-3-40
096-354-1905(予約)




シェフのブログ
http://blog.livedoor.jp/belleepo/

実家へ

2016-07-11 21:21:17 | 日記ふう
2週続けて熊本に帰った。
博多の街は「祇園山笠」で賑わっているが、それを避けているわけではない。
別にあわてて帰る必要もなく、ゆっくりと朝食でもとりながら国道を熊本に向かった。
自宅の打越町に着いたのは午後の1時半過ぎだった。
家に着くなり庭の草取りをしていると、息子が実家に帰ろうと言う。
そういえば実家には今年に入って何回目だろうか、随分と経ってしまった。
熊本から100km、博多からは200km、随分と遠くなってしまったものだ。
地震影響もどうだったのかは甥っ子のジュンから聞いてはいたが、実際にどうだったか見に行くことにした。
梅雨の晴れ間というのか、空を見上げると真夏の空に入道雲が出ていた。
いつもなら松橋インターから九州道に乗るのだが、時間が時間だけに益城インターから高速に乗る。



高速に乗るなり、車線は片側1車線の対面通行になっていた。
左側の通行止めの車線を見ながら走っていると地震のすごさが生々しかった。
通行できる車線も速度制限がかかっており所々に段差があり地震のすごさが残っていた。
完全復旧にはしばらくかかりそうな感じだった。
高速は日奈久から自動車専用道路に接続していて、実家の隣町までその道で進む。
実家に着くとジュンが来ていた。
久しぶりにあうジュンも元気そうで頼もしくなっていた。
さっそく家の周りを見て歩く。
特に地震の影響は外観からは見られなかった。



農機具などを置いている小屋の前のコンクリートにひび割れが出来ていて、サッシの窓が完全に閉まらなくなっていた。



庭は毎年のように雑草が腰の高さまで伸びている。
前回、草刈り機で綺麗に刈ったし、ジュンも3月に同じように草を刈ったという。
わずか3ヶ月でこの有様なのだ。
畑を見ると竹の成長は止まったようだ。
除草剤の効果なのか根っこの方まで枯れてくれたのかも知れない。
家に入りすべての部屋を見て回ったが特に問題は無かった。
風呂場に行き、入れ替えたばかりの温水器の水を入れ替えた。
蛇口をひねると赤っぽい水が流れ、しばらくそのままにして温水器の水を入れ替えた。
窓を開け空気を入れ換える。



ジュンとも久しぶりだったのでいろいろと地震の事など話をする。
しばし話をしてトンボ帰りだった。
親父が亡くなってもう少しで3年になる。
後を追うように母も亡くなった。
同じような経過を持つ従兄弟は実家を処分するという。
確かにどうにか考えなければならない事なのだが、まだ家の整理も心の整理も出来てはいない。
しばらくはこのままにしておく事にする。
そうそう、帰り際に息子が
「保険は無理かな」
そう、息子は保険が出るかを気にしていたわけだ。
それでも息子が実家の家を気にしていてくれたことに感謝するのだ。