週のうちほとんどを福岡で過ごしている。
通いの場合は、行きは熊本電鉄の青ガエルと在来線を乗り継いで熊本駅から新幹線というパターンになる。
したがって駅から出る事は無い。
久しぶりの熊本駅周辺なのだ。
くまもと森都心ビルに変化があった。
路面電車側の1階に肥後銀行とレンタカー屋がオープンしていた。
そして地元デパートの鶴屋関連のスーパーマーケットがオープンしていたのだ。
駅前の取り壊された跡地にはいつの間にかろうぎんの看板が立っていた。
スーパーマーケットの方は3月21日オープンという事でつい最近のオープンなのだ。
このくまもと森都心ビルの離れのように立っている2階だけの方はテナント募集の張り紙が張ってある。
熊本合同庁舎もA棟は稼動を始めているし、B棟も建設が始まれば、いよいよ駅周辺も賑やかになる。
くまもと森都心ビルの横のザ・熊本タワー(高層マンション)の入居が始まれば千人近い都市が出来るわけだ。
九州新幹線が全面開業して1年経ったわけだが、それまでも熊本駅周辺は激変した。
しかしまだまだ在来線の高架工事、在来線の駅舎建設と変化は続く。
しばらくぶりの駅周辺、またしても変化していたのだ。
そういえば150年の歴史ある「慶徳饅頭」が取り壊されていた。
地元紙によると後継ぎがいないために廃業とあった。
新しく変っていく街もあれば、なくなっていく老舗もあるようでこれが「自然の流れ」なのかも知れない。
博多行きはなぜか知らないが続いている。
前回も書いたが、自宅からは熊本電鉄、在来線、新幹線と乗り継いで8時45分には博多駅に着く。
そこから博多駅バスターミナルーに向かう。
地価1階、地上9階建ての建物なのだ。
館内には新装1周年の看板が貼ってあった。
バスが発着できるのは3階までで上の階は洋服、本屋、ゲームセンタ、食堂に100円ショップなどが入った商業施設になっている。
バスセンターに入ると案内書があり細かく乗り場が記載されている。
行き先とバスの路線名、路線番号はインターネットで事前に調べてきたが乗り場が解らない。
案内のおじさんがいたので聞こうと思ったが沢山の人に囲まれて大忙し、結局は乗り場を探してバスターミナルをうろつく羽目になった。
やっとこさ行き先のバスの時刻表を見ると、なんと1時間に1本しかない。
結局のところ次のバスは58分後、待つしかなかった。
土地勘も無く、その近くまで行くバスがあるのならそれに乗る方法もあるのだが・・・。
ここは福岡、やっとこさ来たのは西鉄バスだった。
それから約20分で目的地に到着したのだ。
そして帰りは少し遠いが大通りまで歩いてみた。
時刻表を見ると近くのバス停と変りは無かった。
当然、西鉄バスの時刻表だ。
ひょっと横を見るとJRバスの時刻表があるではないか。
西鉄バスとJRバスの時刻表を見るとちょうど良い間隔で時間が並んでいた。
結局、次に来たバスに乗れば良いのだけど、来たのは真っ赤な車体のJRバスだった。
西鉄バスとはまったく違った路線を進み目的地の博多駅バスターミナルに無事に着いた。
しかし料金はJRバスの方が60円ほど高かった。
知らぬ土地でバスを使うとなると下手するととんでもない所に行ってしまう。
観光地、熊本としてもバス路線は解りにくい。
そういえば熊本駅のバス亭の案内所が出来ていたっけ。
開花宣言が出されたというニュースを聞いたので昼の散歩で熊本城に向かった。
今年の春は寒い春だ。
例年ならとっくに満開を迎えている頃なのだが、まだまだ一分咲き程度。
船場橋から桜橋を渡って行く。
今日は天気も良くて気温も寒くも無い。
去年の今頃は何をしていたのだろう。
そう福岡に通い詰めての仕事だった。
その仕事のはじめの頃で、毎日毎日、全線開業したばかりの新幹線に乗って博多行きだった。
そういえば去年のblogを振り返ってもあまり桜のことは書かれていなかった。
仕事が忙しいというか、精神的に余裕が無いと季節感も無くなってしまうわけで、去年の桜は私にとってそんなものだったのだ。
開場1周年を迎えた彩城苑からの熊本城。
桜が満開になると観光客で一杯になるのだろう。
御幸橋からお城に続く御幸坂、提灯も取り付けられ、いよいよといった雰囲気なのだ。
熊本城をバックに加藤清正公の銅像だ。
今週も水曜日から3日間、博多行き、土日は実家に戻る予定。
さてさて桜が満開になる頃に私はどこに居るのやら。
そんな事を思いながら帰り道、センタープラザのこむらさき。
熊本ラーメンをすすりながら、熊本を満喫したのだ。
日曜日の夜は今年度最後の隣保組長会だった。
打越公民館は高台にあり、西に金峰山、南に熊本城が見える。
素晴らしい所にあるのだが、ご老人達にとっては坂がきついためこんな寄り合いがあると大変のようだ。
坂には手すりなどを設置はしているものの、坂が急で公民館に着く頃には息が切れる、そんな場所だ。
会議は7時に始まり、会長のほうから今年度の活動内容の報告があった。
一つは防犯灯の管理についてだ。
以前は防犯灯の蛍光灯が切れた場合、町内の皆さんから連絡が会長に行き、会長より防犯灯の管理者(グッチとマーさん)に連絡が行き取り替えるといった流れになっていた。
防犯灯の管理者も普段は仕事をしている訳で取替えは休日になり大変だった。
今年よりその作業を業者に委託するように変えたのだ。
もう一つはゴミステーションの整備。
ゴミステーションに出す各戸を決め、輪番制で清掃を行うようにした。
当然、ゴミステーションの名前や今日出すゴミの表示はもとより、カラスネットの整備などだ。
組長からは次年度の組長を選出(どの班も輪番制になっているようだ)で高齢者が多くなり、その対応の質問が出た。
会長からは自治会の方で何歳からはという決め方はできないので、隣保組の中で話し合ってもらいたいとの返答だった。
そういえば、我が団地(5班)も高齢化が進んでしまって、人事ではない話なのだ。
特にこれと行った問題も無く会議は20分くらいで終了した。
今年で最後になる会長、前回2期4年、間を空けて再度2期4年、ホントにおつかれさまでした。
次年度からは新しい会長のもと、新しい体制で進むのだ。
そういや、新年度から政令指定都市へ移行するわけだ。
わが打越町は北区になるので熊本市北区打越町になる。
北区の最南端、すぐお隣は中央区なのにね。
翌日はパンに目玉焼きの朝食を食って、妻は母の病院へケイのオヤジを連れ出し湯出に向かった。
雨の降る中、市内から10kmほど細い道を山間の湯の鶴温泉に向かった。
何年ぶりに来るだろうか、昔親父に連れられてこの川でハエ釣りをしたものだ。
小雨の中をクルマを走らせていると、あちこちに棚田が点在している。
今は春先なので何も作られてはいないが、田植え前の水を張ったときなどの風景は素晴らしい。
今回は運転をしていたので写真は無いがいずれ紹介しよう。
クルマで約30分、湯の鶴温泉街に到着。
温泉街の細い道を進み、温泉街のほぼ中央に駐車場がある。
そこにクルマを停めて、湯出川にかかる橋を渡ると鶴水荘。
宿泊客だろうか精算を済ませ旅館を出られるところだった。
「すみません、朝風呂に来ました」
と言うと
「ホントは10時からですが良いですよ」
と入れてくれた。
風呂番のおばあちゃんに2人分の千円札を渡し、旅館の一番奥の風呂場に行く。
階段を下ったところに脱衣場があり、ひのき風呂と岩風呂が並んでいた。
昨日、30代の男性が言っていたようにぬるい温泉だった。
それでも浸かるとピリピリと肌に突き刺すような感じだった。
さすがに昨日と今朝、30分も入っていると気分が悪くなった。
窓を開けて外を眺めると川沿いに湯治場的な建物が一杯建っていた。
外には一人風呂があるではないか。
ちょうどケイのオヤジが入っていたのでデジカメを持って来て記念撮影だ(ぼかす場所が違ったかな)
川のせせらぎを聞きながらの一人風呂。
なんとものどかな温泉の朝風呂だった。
湯の鶴温泉 鶴水荘
水俣市湯出1565
0966-68-0033
すっかり旅行気分になっているケイのオヤジ、母と父の見舞いの後、湯の児温泉にご招待なのだ。
実家に泊まってもらうにしてもお湯を沸かさないといけない。
どこに行こうか迷ったが、いつも行き慣れた斎藤旅館に行った。
狭い道を海べりまで下っていると
「ほう、どんなところに連れて行くのか」
と興味深深のようだ。
湯の児フィッシングパークの駐車場にクルマを停めて、目の前のこじんまりした旅館だ。
「魚がうまい宿」を全面に出した温泉旅館。
泊まったことは無いのだが人伝えにそんな事を聞いたことがある。
しかし今日は新鮮な寿司に旨い酒を飲んだ後のことだ、料理は良いとして温泉だ。
ここはずいぶんと昔から通っている温泉、海べりなのでちょっと塩からい温泉、そして源泉掛け流し。
ケイのオヤジとちょっと熱めの温泉に入っていると、30代くらいのオニーチャンが入って来た。
「湯の児温泉は熱いけど、山の方の湯の鶴温泉は温いですよ」
「サウナが付いているのはここだけですよ」
と教えてくれた。
冷たい雨で冷え切った体に沁みこむような温泉だ。
約1時間ばかりゆっくりと浸かってあがると、妻が牛乳を飲みながらロビーで待っていた。
女風呂のほうは貸切状態だったようだ。
男風呂はそのあとも30代の男性が3,4人は行ってきた。
旅館の外に出ると湯疲れしたほてった体に冷たい風が心地よかった。
これで500円なら安いものだ。
湯の児温泉
魚がうまい宿 齋藤旅館
〒867-0008 熊本県水俣市湯の児温泉
【TEL】0966(63)2463
和風三笠を出て
「いやー参った、亀萬の酒があんなに旨いとは、日本最南端の蔵とは聞いていたがあなどれないな、ケン!ちょっと蔵に行ってみよう」
とケイのオヤジが言い出した。
確かにケイのオヤジが言うように三笠のレッテルは甘めだったが本醸造は旨かった。
飲んでいる二人を乗せて妻の運転で蔵に行ってみた。
蔵の前に直売所がある。
中に入ると気品のある女性の方が出てこられた。
ハッと私は気づいた。
「ヨーコ先輩!?」
とつぶやいた。
私の顔を見るなり
「〇〇くん!?」
「〇〇くん!」
なんとフルネームで覚えていてくれたのだ。
彼女、高校ではマドンナ的な存在だったのだ。
高校卒業以来だから、もうかれこれ、ん十年。
一学年普通科7クラスの商業科3クラス、合計で10クラス、おまけに一学年先輩なのだ。
同じ学び舎では2年間しか一緒でなかったわけで、これにはビックリだった。
その先輩と昔話に花を咲かせているとケイのオヤジ
「試飲は出来ると?」
と聞いている。
テーブルにありとあらゆる酒が並んだ。
「新酒の季節なので、こちらの酒は搾りたてです」
などと説明を受けながら飲んでみると、その通りだった。
酒といっても色々な酒があり好みが違う。
やっぱり旨いと思う酒は高い。
ケイのオヤジ、試飲をしていると一本3万円の酒を今にも買いそうな雰囲気になっている。
懐かしさと酒の旨みで本醸造を1本、ケイのオヤジは新酒の搾りたてとにごりを2本買った。
どぶろく祭りがあると言う、確か3月25日、そう今日なのだ。
500円のマスを買えばその日限りは飲み放題になるという。
日本最南端の酒蔵の一番輝く日なのだ。
亀萬酒造合資会社
〒869-5602 熊本県葦北郡津奈木町大字津奈木1192番地
TEL:0966-78-2001 FAX:0966-78-3877 E-mail:info@kameman.co.jp
ケイのオヤジが遊びに来ている。
実家の話をすると
「おい!ケン!俺も一回は見舞いに行くぞ!」
と言う。
だからそのまま実家に出かけた。
裕福でない我が家ではいつもはミニカで出かけるわけだが、大人3人とわんこ一匹ではミニカには乗れない。
しょうがないのでパジェロIOで向かう。
実家に着く頃にはちょうど昼食の時間だ。
かつてこの実家の街に大手土木関係の会社にいたケイのオヤジ、1年半ほどこの街に居たそうだ。
工事現場の関係で監督として事務所を構えていたそうで、そのとき良く通ったと言う寿司屋さんなのだ。
店に入るなりぽんぽんと注文を出していた。
にぎりも最高に旨い。
妻のヤツ
「ガリってこんなに美味しいの」
などといっている。
私たちにはにぎりを、そしてご自分は地魚のにぎりだ。
「おい!ケン!こんな寿司屋に来たら地魚に地酒だ」
と言っている。
太刀魚のにぎりにきびなごとコノシロのにぎりだ。
天ぷらに太刀魚の塩焼き。
この太刀魚の塩焼き、素晴らしい味。
そして地酒、ラベルは三笠が張ってあったが地元「亀萬」の酒だった。
こんな小さなボトルではすぐに無くなってします。
「おーい!地酒は無いのか」
とケイのオヤジ、店員さんが亀萬のにごり酒と大醸造を買ってきた。
まあ、その酒が旨いの何の、和食にはやっぱり酒なのだ。
そんな至福の時間だった。
会計のとき、ケイのオヤジ1万円札を2枚ほど出して釣りを貰っていたが・・・。
ごちそうさまでした。
和風 三笠
熊本県水俣市桜井町1-1-3
福田農園で地ビールを買ってきた。
ビールにあうのはやはりソーセージだろう。
ソーセージにはウインナーソーセージやフランクフルトなどあるが・・・。
スーパーで買うソーセージは当たり外れが多い。
というかあまり美味しい物は無いようだ。
せっかくの地ビールだったがこれもあまりよろしくなかった。
せっかくのビールなのだがつまみがこれではどうしようも無い。
美味い酒には旨いつまみが必要だ。
やっぱりバランスだ思う。
3月17日JRのダイヤ改正だった。
ダイヤ改正前の時刻表と真新しい時刻表だ。
開業から丸一年、ホントにお世話になった。
開業一年目の時刻表は記念として大事に取っておくことにする。
ダイヤ改正、初めて乗った列車は熊本駅8時4分発の下りさくら403号号だった。
当然、仕事で乗ったのだが、なんと満席だった。
新大阪からの列車だったが下りの列車でこんな満席は初めてだった。
結局、デッキで立ったままでの移動だった。
まあ25分なのでたいした時間ではない。
そして帰りだ、新水俣駅15時33分のさくら562号だ。
これまたとても座れる雰囲気ではない。
いったい何があったのか、スモーキングルームで過ごす事にした。
鹿児島県の大口市に法事で帰ったというおばさんとの話だ。
「いつもこんなに多いの?」
「いやいや、いつもは空いてますよ」
このおばちゃん今から名古屋まで帰るという。
新大阪までこの列車で行って新大阪でのぞみに乗り換えると言う。
時刻表で新大阪の到着時刻を言うとケータイを取り出してメモしていた。
春の観光シーズン?
いやいや異動の時期?
ダイヤ改正で熊本発の列車は数分の違いはあるが、新大阪までの列車が増幅されたわけだ。
ますます関西は近くなり便利になった、ダイヤ改正でそんなことを思ったのだ。
水俣チャンポンを求めて街のど真ん中にあるM’sだ。
その昔、寿屋という県内でも大手のスーパーがあったところなのだ。
しかし倒産、地元生協の水光社が進出した場所だ。
この地はこの水光社が独占的なところがあり、水俣病の原因企業のチッソの生協として発展した生協だ。
そんなことはどうでも良くて、さあこのエムズの5階のレストランなのだ。
屋上からの眺めは最高だった。
初めて来るが店内は賑わっていた。
年度末ということもあり学生たちのお別れ会なるものがあっていた。
店内はすっきりした感じで、一見今風のおしゃれな感じだった。
出されたお茶と水、水光社のファミレスと同じスタイルだった。
私は当然、チャンポン、いやいやチャンポン定食にした。
妻はチャンポン。
出てきたチャンポン、ファミレスのチャンポンと同じだ。
味もまったく同じ
「ファミレスは420円でなんでここは450円なんだろう?」
と妻に言うと
「具が少し違うよ」
と言う。
そうかな、と思いながら食ってみるとやっぱりファミレスと同じ味だった。
まあ、それはそれで美味いんだが30円の差が気になった。
一度夜に来たことがあったのだがバイキングしかしていないと言っていた。
昼間もバイキングがあるようで料理が並んでいた。
福田農園に来たからにはパエリアを食わなければならない。
2つあるレストランの安いほうのレストランだ。
え~っと、セビリア館という方だ。
クーを店の外のポールにくくりつけ店内に入る。
入ってビックリ、席が埋まっていた。
こんなど田舎の不便なところに皆さんお集まりなのだ。
天井が高く、白で統一された店内はど田舎とはうって変わった場所になっていた。
玄関には鎧を纏った番兵がいた。
店内には地ビールの工場も見学できるようになっていて、ここでビールが作られているのだろう。
しかし運転の身だ、ノンアルコールビールで我慢する。
さあ出てきたパエリアだ。
サフランの黄色が綺麗だ。
その黄色とエビの赤、見た目が嬉しい。
平日だとランチセットでサラダやスープがついて1050円。
しかしこの日は平日でなくパエリア単品で750円だった。
それにスープが200円、合計で950円って所だ。
いやいやノンアルコールビールが付いてきたので、あまり裕福でない我が家のランチとしては最上級。
濃厚な味で、エビが3匹、ムール貝かな?とても美味しかった。
満足なランチを終えて外に出ると、クーのヤツおばちゃんたちにからまれていた。
母の病院に行ってお見舞い(お手伝い)、親父の病院に行ってお見舞い。
結構、病院って疲れるもんだ。
気晴らしに水俣で唯一元気な場所だ。
湯の児温泉の高台にある福田農園だ。
別名、スペイン村などと呼ばれスペイン風の建物、管内にはスペイン風の音楽が流れている。
観光農園のはしりのようなところ、高校時代、恩師とぶどう狩りに来た思い出がある。
しかしその当時は、こんな立派な建物も無く、ましてレストランなども無いただの農園だった。
こつこつと一歩ずつ、これが農業の基本なのだろう。
今ではレストラン2つにここ福田農園で生産される商品を販売する物産館がある。
ワイナリーで生産される各種ジュースやワイン、ジャムに地ビール、パンなどがいただける。
なんとウエディングも出来るという。
眼下に広がる広がる不知火海、目の前には天草の島々、そして湯の児温泉だ。
売店でおばちゃんとの会話だ
「社長、亡くなられたそうで?」
「去年の9月13日でした、今は2代目社長が頑張ってます」
その社長こそこの福田農園を、いやいや観光地水俣の発展に努力された方なのだ。
公害の町水俣からエコの町水俣へ、何も無い土地柄で唯一、テーマパーク的な観光地なのだ。
水俣チャンポン、水俣スィーツ、何にも無いところから作り上げる象徴なのだ。
湯の児温泉に湯の鶴温泉など割と知られていない。
山に海に素晴らしいところなのだが、やはり広報が下手のようだ。
まあ熊本県自体が広報が下手で、この頃やっとくまモン効果が出てきた状態だが、まだまだ熊本には素晴らしい所がいっぱいあるわけで、ここ福田農園も水俣の観光地のひとつとして記したい。
日曜日は午前中に用事を済ませ、午後前から自宅に戻る。
しばらくはこんな生活が続くだろう。
実家からの帰り、中間地点である八代(やつしろ)に立ち寄った。
こんな生活で一番の楽しみはランチである。
何度か来ている「友苑(ゆうえん)」にお邪魔した。
妻は初めてだという、えっと思って考えてみると、そうだ八代の美女と来たのだった。
店内は明るく洒落た感じで、中華料理店という雰囲気ではない。
洒落たジャズの音楽が流れている。
1時半過ぎた時間帯だったので客は私達だけだった。
ここで運転を代わるので、先ずは中ジョッキーだ。
妻もメニューを見ながらセットランチを注文していた。
私はこれだ。
醤油ベースの鶏がらスープに中国味噌のあんかけ、そして野菜の量が半端でない。
取皿をもらって分け合った。
妻の魚の白身の炒め物もなかなかだった。
そしてたまごスープには驚いた。
初めての味覚に妻もビックリ。
終いにはアスター麺のスープに豆板醤を入れて食していた。
亜寿多麺と書くそうで、他に食べさせてくれる店はあるのだろうが、私が知っているのはこの店だけだ。
「白身魚を一度揚げて、野菜と炒めるって家庭ではそんな手間はかけられない」
食後のコーヒーを飲みながら、妻が言うのも解る。
会計をしていると、ご自由におとりくださいとシャツの折り紙の爪楊枝入れだった。
中華料理 友苑
熊本県八代市横手新町14-15-1
0965-35-6034
結局、今週は右往左往したが1週間福岡通いだった。
行かなければいけない場所が交通アクセスの不便なところで、西鉄バス、JR九州バス、在来線と試してみたが、どれも良くなかった。
せっかく新幹線が40数分という時間短縮したのに福岡駅からと熊本駅からのアクセスが全然ダメで片道2時間という通勤だった。
新幹線を使っても往復4時間、なんと言うことだ。
おまけに火曜日(3月13日)は九州新幹線自体が止まってしまった。
新聞の報道によれば運転手が架線に異常(ビニールシート)を発見、電車を停止させる行動までは良かったようだが、ビニールを取り払ったあと停止解除をしようとしたら停止解除の装置に不具合があり運転手さん電車の上に上ってハンマーで停止解除したそうだ。
送電は開始されたものの列車のバッテリーがあがりパンタグラフがあがらない。
結局のところ後続の列車に押されてやっとこさ開通というなんとも情けない記事だった。
その頃、私は博多駅にいた、館内放送では有明を熊本駅まで延長運転すると言っていた。
しかし1本の列車で多くの人を運ぶには不可能だろう。
後のニュースで知ったのだが、在来線に列車を入れてホテル代わりにしたそうだ。
そんなこと全然知らないし、館内放送でもそんなことは言ってなかった。
すぐさま娘に電話して泊めてもらったわけだ。
そんなこと知ってたら列車のホテルも面白かったのかもしれないのに・・・。
寿司とおでんを買って娘のアパートには8時頃だった。
朝もゆっくりとできるし、やっぱり通うより泊まりの方が楽なのだ。
さてさて公私の公の方はこんなふうな感じで最初の一週間は過ぎて行った。
私のほうはというと、こちらの方もしばらくは実家通いになるそうで、いったいいつになったらゆっくりできるのかといったところだ。