南房総Ｕターンの友

南房総Ｕターンの友、高齢になるとやはり故郷が良いと言って帰って行った。彼女は館山市の少し高台にあるお家に一人で生活している。東京のマンションは整理して。まあご実家だから周りにもお友達は結構住んでいるので、のんびりと老後を過ごしているらしい。

文学少女(だった)唯一の趣味は短歌を作る事。感性が研ぎ澄まされているのかもしれない。旅に出たりお家から見える東京湾だったり幾らでも際限なく有るらしい。
佳作が出来、選ばれ文芸誌に乗ると「読んで下さい」と送って下さる。私など批評なんて出来ないので、読ませていただいたお礼のハガキを書くだけ。

同じ趣味だったらどんなんに楽しかったかしらね。ごめんね。

○　縁台にて 将棋楽しむ翁と孫 笑みを交せり もういちばんと

○　命日に 墓へ参りて語らいぬ 母亡き後の わがかなしみを

○　突然の 雷鳴とどろき雨の来つ 室堂散策に 足の止まれり

○　頂きの 万年雪より溶け出づる 恵みあふるる 湧水飲めりsizu。

　　南房総フォトバンクよりお借りしました。
　　　　　　　　　　　館山市那古海岸