セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

弥生三月・東京散歩③

2010-03-02 | 旅行 見学
右手にJRお茶ノ水駅を見て、50m程歩くと「聖ニコライ堂」がバーンと現れる。
右の入口に周り入って見ると写真に収まりきれない程の大きさ。
屋根の色が何とも優しくきれい。

  
                             白のクリスマスローズ

正しくは日本ハリストス正教会復活大聖堂といい、1861(文久元)年に函館のロシア領事館司祭として
来日した、修道名=ニコライが、明治17年に駿河台火消屋敷跡に建設を始め、明治24年に完成させた。

ロシア人シチュールポクの設計で、日本における西洋建築の草分けといわれるイギリス人コンドルの
工事監督であったが、関東大震災で被災し、昭和4年に修復された。
「ニコライ堂」の名で知られているギリシャ聖教の教会で「お茶の水」の象徴。

1983年には国の重要文化財に指定。綺麗なステンドグラスが有名。
通常は15:30、月曜日は17:30迄入場が可能。(300)
運がいいのか悪いのか、入口に行って見ると「今日は担当の外人が居ないので終わりです」と
教会の女性職員とは思われぬ冷たい言い方をされた。

「でも入り口には17:30迄OKと書いて有りますよ」と詰め寄ると、中に入れてくれたが直ぐに看板を
引っ込める事にしちゃったらしい。いいのかしら?こんなんで。
ま、私達は取り敢えず中には入れれば&雰囲気を見られれば気の済む2人組。
友達は「青いステンドグラスが奇麗だったね」な~んてちゃっかり見学してしまった。勿論無料。

しかし、もっとちゃっかりさんは「何だか入れんませんよ」と言いながら帰って来たマスク男。
私達の後をついてきて仲間みたいな顔をして教会の中をぐるぐる見てしまった。
お見事です。そうそう要領よくね。場所は教会ですがねー。

駄目とは言われながら一寸見て気が済んで、足取りも軽く次の「山の上ホテル」へ。
私が娘時代から憧れていたホテル。エッ?そうそう、私が作家になったら(ならないけど)このホテルに
缶詰めにされて、執筆活動をしたいなーと思っていたホテル。

食事も一度はしたいホテル。
しかし今日は、何時になってもお腹が空かない。天野屋さんの甘酒、友達にご馳走になったからかしら?
食事は又にしよう。

                    

山の上ホテルは、アメリカの著名建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリスが設計、アール・デコを基調とした
本館の造りはクラシックな佇まいで創業当初より、作家や文化人の方々に親しまれた東京のクラシックホテル。

夕暮れも迫って来たので、神田近辺を抜け東京駅北口に到着。17:30「じゃ又ねー!」お・し・ま・い。

弥生三月・東京散歩②

2010-03-02 | 旅行 見学
                      神田明神

湯島天神を後にのんびり2人組はお喋りの絶える暇もなくストーリーは続く。
神田明神は一寸分かり難い道を行ってしまい、一番階段が多く急なこう配を歩くはめになった。
友達も私のゆっくりに合わせてくれるのでホッとしながら階段を上った。

大川橋蔵さん主役の「銭形平次(ゼニガタヘイジ)」は1966年5月4日-1984年4月4日迄、フジテレビで毎週水曜日夜
放映されていた。(連続テレビ時代劇のタイトル)。
銭形の親分を大川さんが演じていたのだが、テレビの中で知る神田明神と言うのは、こじんまりした明神様かと
思っていたが、実際息を切らしながら上がり切った所には、色彩の豊かな、一寸派手に思えるほどの鎮守様だった。

     男坂 この階段の下両脇のお店には「明神下○○」と言う屋号のお店が多い



境内も広く正面にある隋神門もなかなか立派で重厚感が有る。
イメージと言うのは時として全く真反対な物を作っている。           

ゆっくり境内を歩き感心しながら、既に頭は甘酒の「天野屋さん」を目指していた。
神田明神を後ろに右手を見ると友達が「アッ天野屋さん」と声を出した。
「えー?」まさか―こんな足元の様な場所に老舗の糀屋さんは有ったのだ。



古い佇まいでなかなか気に入った。
直ぐに甘酒を買いお茶所に入り今日2杯目の甘酒を注文。気のせいか天野屋さんの方が美味しかった。
窓の外も小さな庭に沢山の植物が植えられ落着くお店。



気になっている看板が有るので店員さんに説明を求めたら・・・・・はいそれでは読者の方にクイズ
この絵と看板は何と書いてあるのでしょう。何を意味するのでしょう。コメントに答えを書いて下さい。
(答えは次ページで)見事正解の方には何か商品を用意致しましょう。
絵と文字の組み合わせです。昔使っていたようです。文字が読めると直ぐ分かります。

お店の裏には今でも麹を作る室(ムロ)があり麹を製造している。
室には流石入らなかった。テレビ朝日のお兄さんが取材中でした。
カメラマン氏はしっかり取材なので室の方も行って来たそうだ。

それは放映の時見させて頂く事で、直ぐ近くの孔子廟(大成殿)へ・・・・
こんな都会の高層ビルの谷間に広大な大成殿が有ったとは驚き。
庭は全てが土で所どころにお花が咲いて居たり孔子像が有ったり、特に仰々しくない所が気に入った。



   
    徳川綱吉が学問推奨の為に建てた国の指定文化財(本来は孔子廟)



水仙もクロッカスも色が鮮やかでとってもきれい。
暫く散策し♪かぐや姫の「神田川」を渡って神田ニコライ堂へ・・・