たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

『レ・ミゼラブル』 _ 千穐楽

2013年11月30日 10時17分39秒 | ミュージカル・舞台・映画
「千秋楽」、ではなく、「千穐楽」でした。
意味は同じ公演の最終回ということですが、会社によって使う字が違うそうです。
東宝では、秋の「火」は火災を連想させるので使っていないと公式フェイスブックにありました。
全く気づいていませんでした。日本語、深いですね。

頭の中をメロディがぐるぐると回っていて、余韻が強く残っています。
思い出してはウルウルとしています。
写真やインビュー記事が次々とアップされているので少しずつ観ていきたいと思います。
まだまだ終わりません。
次回は2015年春帝劇での上演決定と発表されました。
今回出演していた子役ちゃんたちはどんどん大きくなってきているのでもう子役としては出られないかな。
大きくなってまた戻ってきてほしいな。
その頃まで元気でいて見届けられるといいな-そんなことを思っているこの頃です。

写真はすべて公式フェイスブックから転用しています。
まだまだあるので一部です。
色々な思いもまた少しずつ・・・。



終演後、日比谷シャンテのコラボレーションメニューの中からガブローシュ膳というのをいただきました。メインがサイコロステーキと焼き魚のダブルという贅沢メニュー。お値段高めでしたが日頃がんばっている自分へのご褒美にいただきました。
ミゼラブルな人々はこんなふうにお腹いっぱい食べられなかったですよね。
こうしておいしいものをお腹いっぱい食べられることに感謝。



大正生まれの私の父親も子供の頃はおなかいっぱい食べられなかった。
弟が栄養失調でなくなったという話をきいたことはありますが、ちゃんときいたことなかったし、どういうことなのかわかっていなかった。
先日太平洋戦争の時すさまじい体験をされた方のお話をうかがってからリアルに考えるようになりました。
こういう話を生前にちゃんと聞いておくべきでしたが、親子でこういう話ってしないですよね。できないですよね。私がその方からきちんとお話をうかがえたのは赤の他人だからなんだと思います。
お別れの後、一つ一つはつまらない物だけれどいっぱい買いだめしていて、なんでこんなものをこんなに買い込んでいたんだと片づけながら思いましたがその気持ちにやっと少し近づけました。
モノがなかったら、毎日を生きるのが精一杯で明日になったら手に入らないかもしれない、
そんな日々を生きていたんだろうと思います。
思春期の頃、毎日おなかいっぱい食べられて何が不足なんだという父親にずいぶん反発をおぼえた記憶があります。今になってやっとわかりました。いなくなってからわかりました。そんな父親が娘に先立たれてしまう。すごく可愛がったのになぜそうなったのか、その答えはどこにない。ただ私が一生懸命生きていくだけです。

こんなことも終演後つらつらと考えていました。






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