医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美春爛漫ハナミズキ 2

2008年04月25日 07時28分19秒 | Weblog
 この春美人、アメリカのワシントンD.Cに桜を贈ったお礼で日本に入ってきた、という話ですから、完全に外来種(?)・・。

 日本では「ヤマボウシ」といって、花の先っちょがハナミズキのように丸くなく、とんがってるやつが原生だそうです。

 一見して花に見えるところは、苞(ほう)だと言いますが、苞(ほう)だの萼(がく)だのややこしくてしようがない。

 花は真ん中のとこの、緑のところに小さく咲くらしい。

 最近では一青(しとと)何某の歌でも有名みたいですが、おじさんは知りません。

 桜の次には入れ替わるようにこのハナミズキが咲き誇り、街路樹や家庭の庭木でも人気です。

 白や赤(ピンク)で、こぶしやもくれんよりやや小ぶりな花がとっても目だってきれいです。

 ハナミズキの木はすらっとスマートで、枝も細く、花が葉っぱより先ですから、まるで花が空中に浮かぶように咲き誇って、だから鮮やか。

 この木は買うと高いそうです。

 どなたかの庭に、門を挟んでピンクと白が対になって植わっていたりすると、なんとなく品のよさを感じてしまうのは、僕だけでしょうか?

 だいの大人の男が最近言うようになった「素敵」という言葉は、「あなた」と並んでなんだか僕には気恥ずかしいですが、最近市民権を得てきましたでしょ。

 ちょっと照れますが、この鮮やかで可憐な花は素敵です。

 わが港区の花らしいです。

 紅葉や実も楽しめるんですよね。




 甲府第一高校理科教室によれば、

 「現在では世界的に有名な桜の名所の1つになっているアメリカ合衆国の首都ワシントンDCにあるポトマック河畔の桜並木は,1912年(明治45年)に時の東京市長,尾崎行雄がタフト第27代アメリカ大統領夫人のヘレン・タフトさん達の要望で贈った3,000本の桜の苗木がもとになっている。 

 これらの桜は第二次世界大戦中も大切に育てられ,1949年(昭和24年)からは桜の開花時期に合わせて「桜まつり」も行われるようになった。

 この桜の返礼として1915年大正4年)に,白花種のハナミズキ(ハナミズキの花言葉は『返礼』)の苗40 本を持って来日した。

 さらに2年後の1917年にはピンクの苗木12本も贈られ,日比谷公園や都内の公園,植物園などに植えられたが,第二次世界大戦を境に「敵国の贈り物」として,多くは忘れ去られてしまった。

 ところが最近になって東京在住の峰与志彦氏がこれらのハナミズキの原木探しを精力的に行った結果,東京都世田谷区の都立園芸高校に2本,文京区の東京大学小石川植物園に1本,静岡県清水市農水省果樹試験場興津支場に1本残っていることを発見した。これらの老木はいずれも幹回りが1mを越え,樹高も10m近くになっている。」

って、ことでした。

 みなさまも、お住まいのご近所の街路樹などで、お探しの上お楽しみください。