医師日記

「美」にまつわる独り言です
水沼雅斉(みずぬま まさなり)

美春爛漫ハナミズキ 1

2008年04月24日 19時58分12秒 | Weblog
 あれだけネガティブで退廃的な美の追求を書いていて、平気でポジティブな美を書くところが、陰陽道のタオイストの悟りへの道・・・。

 さてさて、「ソメイヨシノ」を十分堪能した後は、「八重桜」、これは通称「ぼたん桜」とか、「里桜」、それに続いて、いよいよ「ハナミズキ」に、「藤棚」と・・・さあ春満開です。



 ではみなさまに、ここで問題。

 みなさま、『梅』、『桃』、『桜』の区別がつきます?

 だからって、まぁ、どうってことないんですけど・・・

 ま、日本人としての作法というか、マナーとして、風流、粋、みやびのためこれくらいは常識的に知っておきたいものだと・・・。

 僕は人に聞かれたとき、のんきに適当なこと言ってましたが、ま、おおよそ遠からじでした。

 僕には、梅と桃の区別がちと難しい。




 まず、花びらの形。

 先が割れてるのが桜、丸いのが梅、とんがっているのが桃。

 さらに、梅は花がびよ~んと開いて、おしべやめしべのところが目立ち、枝がごつごつして、花は枝に直接くっついているが、一輪ずつ咲き、卑近ですが花札の梅を想像すると良い。

 桃は枝に直接二個ずつ(?)咲き、桜はまとまって枝からさらに分かれてこぼれるように咲く。

 ってところが、正解のようです。

 ここにりんごの花なんかがからむと・・・もうお手上げ。





 ハナミズキは花水木と書きます。

 水木(ミズキ)のうちで、花が目立つから、ハナ・ミズキだそうで、決してハナミズ・キではございません。