青空とライラック
ずっと以前に、職場の飲み会でお寿司屋に行き、
最後の締めに「シジミの味噌汁」が出た
私は子供の頃から、シジミの味噌汁は
貝から「身」を外し、全部食べていた
それが当たり前だと思っていた
その飲み会でも、当然のように「身」を食べた
そうすると、その中の二人が顔を見合わせた
私は「シジミは食べないんですか」と聞くと
「出汁になって、旨味が出てしまっているから」という
二人のお椀の中には、身のついたシジミが残っていた
私は「身に60%の旨味と栄養が残っているそうですよ」と言っても
習慣だからと言って食べなかった
戦中の食料のない時代に育った人達なのに、贅沢だなあと腑に落ちなかった
昨日も「シジミの味噌汁」だったけれど
しっかり、身を食べた
今日新聞にはシジミのみそ汁の身を食べるのかどうかという調査で
「食べる」75%で、「食べない」25%という結果が出たと載っている