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「see」の主語が人ではない場合【第933回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

作業用ドリルを使ってお茶を淹れるすばらしい発明です。
「「see」の主語が人ではない場合」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

「see」の主語が人ではない場合
 
▷今日の例文

 英文▷ Ingenious invention sees a tea bag attached to a wire that is being slowly spun by a drill.

 訳例▷ ドリルによってゆっくりと回転させられているワイヤーに取り付けられたティーバッグという天才的な発明の出現です。


▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説

 「see」は、「〜を見る」「〜を理解する」という意味で使われるのが一般的です。
 普通は人が主語がになることが多いです。
 しかし、主語に人ではないものが来て、洒落た表現になっていることもあります。
 
 例▷ 2005 saw this incident.(2005年がこの出来事を見た。⇒2005年にこの出来事が起きた。)
 例▷ The office will see renovations next month.(そのオフィスは来月改修を見るでしょう。⇒そのオフィスは来月改修される予定です。)
 
 このような人でない主語を無生物主語と呼ぶことがあります。 
 「無生物主語+see」の場合、上のように、日本語に翻訳する場合、少し工夫が必要になります。

 「今日の例文」でも「Ingenious invention」が主語になり、「see」が使われています。
 日本語にするのが大変難しいです。

「今日の例文」のその他のポイント
・過去分詞の形容詞的用法

  「attached to wire〜」の部分がひとかたまりになって、直前の「a tea bag」を修飾(説明)しています。
 
  「a tea bag attached to a wire」は「ワイヤーにくっつけられたティーバッグ」となります。

・受動態の進行形
  受動態の文を現在進行形にする場合、「being」を使います。

  The house was built.(その家が建てられた。)
  
  これは受動態の文ですが、進行形にすると……、

   The house was being built.(その家が建てられていた。)

  となります。

 「今日の例文」の「that is being slowly spun」(ゆっくりと回されている)の部分でもこの「受動態の進行形」が使われています。

・関係代名詞の「that」
 「that is being slowly spun」(ゆっくりと回されている)の「that」は、「主格の関係代名詞」で、直前の「a wire」を指しています。
 「a wire that is being slowly spun」で「ゆっくりと回されているワイヤー」となります。

▷その他の単語

 ingenious: 見事な、うまくできた
 invention: 発明
 tea bag: ティーバッグ
 attach: くっつける、添付する
 wire: ワイヤー、鉄線
 slowly: ゆっくりと
 spin: 回す ※spun(過去形)、spun(過去分詞)
 drill: ドリル 

▷今日の例文は「The Sun」から
Builder uses drill to make tea

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