路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」・04.05】:二階俊博氏から「バカヤロウ」と言われた記者は田崎スシローを目指しとるんかい?

2024-05-03 07:43:10 | 【新聞社・報道・マスコミ・雑誌】

【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」・04.05】:二階俊博氏から「バカヤロウ」と言われた記者は田崎スシローを目指しとるんかい?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」・04.05】:二階俊博氏から「バカヤロウ」と言われた記者は田崎スシローを目指しとるんかい?

 『ただ残念だったのは、本質的な疑問点が解消されないまま、記者会見が終わってしまったことだ』(大八木友之 MBS 東京報道部 記者兼解説委員)

                    ◇  ◇  ◇

 これは3月30日のMBS NEWS、『二階俊博元幹事長から「バカヤロウ」と言われた地元記者 自民党重鎮議員の“不出馬”会見で「裏金問題の政治的責任か、それとも年齢の問題か」を質問したワケ』という、大八木記者が書いた記事(?)の中の一文だ。

<picture>二階元幹事長(C)日刊ゲンダイ</picture>
二階元幹事長(C)日刊ゲンダイ

 う~ん、あたしにはよくわからないのだが、本質的な疑問点が解消されなかったのであれば、二階さんへインタビューを申し込み、断られたら、朝がけ夜がけをして、記者として本質を聞いてくればいいじゃない?

 この記事は、東京へ異動して8か月の大八木さんが、政界の妖怪、二階さんに最後の暴言を吐かれた記録である。最後の暴言吐かれた栄誉に酔うような。プチ自慢の。

 最近の記者ってこういう感じなの? とあたしはびっくらした。が、瞬間的に、ネットニュースでこの記事が1位になっておった。

 大八木記者はこんなことも書いていた。

 『政治取材は、政治家の懐に入り、どう本音を引き出すかとかが難しく、距離感とタイミングをはかり質問を繰り出すのが一つの醍醐味なんだろうと思う。(中略)ほかの取材と少し異なる独特の世界でもある』

 いいえ、違います。二階氏は裏金派閥の長。ご自分も裏金にまみれていた。政治家を引退することで問題の幕引きを考えているのか、そうだと首相も含めて考えているのか、それが一般人の知りたいところ。罪の行き所と。おまえは田崎スシローを目指しとるんかい?

 そして、最後にこう綴る。

 『権力者や政治家から誉めそやされるよりは、怒られるほうがマシだ』

 いやいやいや、あなたが二階氏から「バカヤロウ」といわれたのは、権力者が嫌がる質問をしたからじゃないじゃんか。御託はいいから、朝がけ夜がけをし、靴の底を減らしてこい。頑張れよ~!

 室井佑月

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 ■室井佑月 作家

 1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・連載・「室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」】  2024年04月05日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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