路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【筆洗・05.19】:古代ローマの都市ポンペイはベズビオ火山の噴火によって、一夜…

2024-05-20 07:25:40 | 【訃報・告別式・通夜・お別れの会・病死・事故死・災害死・被害による死他】

【筆洗・05.19】:古代ローマの都市ポンペイはベズビオ火山の噴火によって、一夜…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗・05.19】:古代ローマの都市ポンペイはベズビオ火山の噴火によって、一夜…

 古代ローマの都市ポンペイはベズビオ火山の噴火によって、一夜にして壊滅した。<赤い火をふく あの山へ 登ろう 登ろう>-。イタリア歌謡の「フニクリ・フニクラ」(1880年)はこの火山の登山鉄道のCMソングである

 ▼大ヒットし、勘違いする人も。ドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスはこれをイタリア伝統の民謡と思い込み、自分の曲の中に取り入れてしまった。それほど地元に溶け込んだCM曲なのだろう

 ▼<とれとれぴちぴち かに料理><あーらよ、出前一丁>。この人のCM曲だって負けていまい。作曲家のキダ・タローさんが亡くなった。93歳。何も知らない異国の方が聞けば大阪あたりの民謡と勘違いされる…ことはないかもしれないが、時代を超えて広く浸透し、愛されたのは確かである

 ▼覚えやすく、高度成長期にマッチした朗らかな曲調。当時の子どもはよく歌った。商品名を曲に乗せるのが巧みで名を売りたいスポンサーには頼りになる人だったはずだ

 ▼<アリマヒョウエノコウヨウカクヘ>。昔、兵庫出身の友人がよく口にしていた。聞き慣れぬ文句に民謡か何かかと尋ねて恥をかいた。関西では有名な老舗旅館のCM曲である

 ▼漢字だと「有馬兵衛の向陽閣へ」。わずか3秒少々の曲に場所と旅館名と誘い文句の「へ」まで入っている。これも「浪花のモーツァルト」の名人芸である。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2024年05月19日  06:56:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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