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路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【政界地獄耳・05.17】:トラブル議員ら、国民を甘く見るときついぞ

2025-05-23 07:40:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・05.17】:トラブル議員ら、国民を甘く見るときついぞ

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・05.17】:トラブル議員ら、国民を甘く見るときついぞ 

 ★国民民主党が夏の参院選比例代表に元衆院議員・山尾志桜里、元衆院議員で日本維新の会に所属していた足立康史、元参院議員で立憲民主党に所属していた須藤元気、元参院議員で自民党に所属していた薬師寺道代を全国比例で擁立すると発表した。党代表・玉木雄一郎のグラドル不倫や衆院議員・平岩征樹(比例代表近畿ブロック)が名前、職業、結婚歴を詐称しての不倫が発覚、離党したが偽装不倫と言われた。ネットには国民不倫党などの書き込みもある。

 ★そんな中、17年9月に週刊誌が報じた山尾と弁護士・倉持麟太郎とのダブル不倫。民進党を離党し直後の10月の選挙では無所属で出馬し辛勝した。2人はそれぞれ離婚したが倉持夫人は自殺した。事の重大さや弁護士として、政治家として人権を語る山尾に批判が集中するのは当然だ。足立は維新時代に労働組合を猛批判。足立は国会内やネットで「民進党はあほでバカでどうしようもない政党」「民進党はウソつき」「最大の違憲集団こそ民進党」「民進党に国会の議席は不要」「こんな政党は国会の恥だ。あほ、ばか、どうしようもない」と国民民主党の前身である民進党を批判して懲罰動議を16年には4回受けている。連合はいい顔をしていない。須藤は原発反対、コロナワクチン否定と全く政策としては相いれない。同党両院議員総会長・舟山康江は「さまざまな批判の声を勘案しても公認すべきだということで決まった」とした。

 ★「烏合(うごう)というより野合だよ。ここまで何でもありなら、共産党のOBでもいけるな。自民、公明、立憲、維新とは少なくとも政策的にはさして違いもないということ。政党のレベルが下がったということだし、誓約書も政界再編になればほごになる程度ではないか」とは野党幹部。自民党議員も「みんなの党を思い出す。小さい党ならいざ知らず、暴れん坊を党に入れると『個人商店の玉木』なら通用するが、規模が大きくなれば政界も国民もそう優しくはなくなるだろう。国民を甘く見るときついぞ」。結果は7月に出る。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年05月17日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【高橋洋一氏・政治経済ホントのところ・05.17】:【選挙のSNS対策】偽情報の事前規制はムリ

2025-05-20 05:10:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【高橋洋一氏・政治経済ホントのところ・05.17】:【選挙のSNS対策】偽情報の事前規制はムリ

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【高橋洋一氏・政治経済ホントのところ・05.17】:【選挙のSNS対策】偽情報の事前規制はムリ 

 選挙ポスターに品位保持規定を新設した改正公選法が施行された。6月の東京都議選や夏の参院選に適用される。検討事項となっている交流サイト(SNS)上の偽情報拡散に対する規制は、都議選や参院選に間に合わない見通し。憲法が保障する「表現の自由」との両立が課題となっている。これをどう考えたらいいのか。

 まず世界の実情を見てみよう。先進7カ国(G7)でポスター規制があるのは、日本とフランスだけだ。他の国には印刷者・発行者の住所、氏名の記載義務、候補者に対する虚偽文書の禁止など常識的なことだけが規制対象になっており、原則自由だ。

 このほかにも日本の公職選挙法は戸別訪問の禁止、事前の選挙運動の禁止、演説会、宣伝カーの規制など、日本以外のG7諸国には見られないほど、細かな規制がある。ポスター規制、事前運動や戸別訪問の禁止は1925年の普通選挙法施行と同時に決められたもので、戦後緩和されてきたが、まだ規制色が強く残っている。

 インターネットの選挙運動は2013年まで禁止されていたが、それ以降解禁された。ただ、他の公職選挙法規制とのバランスを考慮してか、他国に比べると規制色が強い。

 また、日本の規制は何が許されていて、何が認められていないのか、条文だけではすっきり分からないところがある。筆者も個別事例では判断できないことがしばしばだ。

 そこで、実際に選挙の候補者の下で選挙実務をやる人は、事前に総務省に照会して「お墨付き」を得て行動しているようだ。筆者はこうした光景をしばしば目撃しているが、皮肉っぽく言えば、まだ政治家になる前の候補者に対し「教育」し、官僚の方が「偉い」という意識を植え付けているようにも見える。

 SNS上の偽情報拡散に対する規制と言うが、事前規制は憲法の表現の自由との関係のほかにも、誰が規制して判断するのかという根本問題がある。虚偽がいけないのは当然であるが、細かなルールで事前規制はできないと考えた方がいいのではないか。

 そもそもSNSは誰でも発信できるので、ある見方に対して否定、反論も山ほどある。そうした世の中に氾濫する情報を適切に取捨選択するのも有権者の責務だろう。国民が自ら選挙運動に関わりながら、それを通じて政治的な意思表明をすることが求められているのではないか。

 ■(たかはし・よういち=嘉悦大教授) 

 元稿:北國新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【コラム・連載「政治経済ホントのところ」】  2025年05月17日  05:01:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・05.01】:【参院選2025】:大阪府選挙区でごたつく維新、自民、国民民主

2025-05-15 07:05:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER・05.01】:【参院選2025】:大阪府選挙区でごたつく維新、自民、国民民主

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・05.01】:【参院選2025】:】:大阪府選挙区でごたつく維新、自民、国民民主 

 夏の参議院選挙を目前に、各党の候補者が続々と発表されている。その中で混とんとしているのが大阪府選挙区だ。

             ◆   ◆   ◆

 直近3回の参院選における大阪選挙区で、定数4のうち2議席を獲得している日本維新の会。今回は、党内予備選を実施した結果、大阪市議の佐々木理江氏と岡崎太氏の新人二人が選ばれた。現職で当選1回の梅村みずほ氏は予備選で敗れて選ばれなかったこともあり、同党からの離党を表明している昨年10月の衆議院選挙では維新の現職だった足立康史氏が公認から外されていた。ある維新の大阪府議が複雑な党内事情についてこう語る。

 「梅村、足立の両氏は、2022年に行われた代表選に出馬し、当時の代表だった馬場伸幸氏とその座を争った。大阪組が上位を占める維新の中で、そこに弓引くような2人の出馬に、『何様のつもりだ』という批判があった。梅村が予備選で負け、足立氏が外された背景には、代表選があったということです」

 似たようなごたごたは、自民党でも起きている。現職の太田房江氏がいながら、ゴールデンウイークを前にまだ候補が決まっていないのだ。6年前の参院選では維新が圧倒的な得票で上位2議席を獲得、トップとなった梅村氏の72万票あまりに対して太田氏は最下位当選となる55万票にとどまった。太田氏に一本化して臨んだその結果を、自民党の大阪府議が振り返る。

 「6年前の参議院選挙では、維新が大阪府知事選と大阪市長選を仕掛けてきた関係で、参院に出馬予定だった柳本顕元衆議院議員が市長に転身。太田さんはタナボタで再度の公認を得た。最下位当選だった6年前に太田さんは、『次はない』と大阪府連から言われていたはずだ。当時、安倍晋三首相がテコ入れのために大阪入りし、なんとか太田さんを当選させたが、立憲民主党などの野党が一本化していれば負けていた」

 そうした背景があるにもかかわらず、太田氏は再び手を挙げている。6月の誕生日がくれば74歳になるという太田氏。もし当選すれば6年後の任期満了時には80歳となる。そんな太田氏には複数のスキャンダルが付きまとう。

 大阪府知事在任時、「食肉の帝王」と呼ばれた大手食肉業「ハンナン」の浅田満氏と懇意な関係にあった太田氏。浅田氏は、2004年、BSE(牛海綿状脳症)対策の一環で国が国産牛肉を買い上げた際の「牛肉偽装事件」で逮捕、有罪判決が確定した人物だ。

 2005年10月の大阪府議会。太田氏は、“知事は、初めて当選した年の7月8日に「聊娯亭」と呼ばれる浅田氏の自宅で、副知事や環境農林水産部長などとともに同氏と会食し、最高級牛肉の土産をもらったと言われておりますが、事実ですか”と問われ、「お土産をいただいた」と認めながらも「ただ、量も価格もそれほど、御指摘のような(高級な)ことはございませんで、夫婦二人で一回で食べ切るだけの量でございました」と反省なき答弁を繰り返していた。当時太田氏は、ハンナン側などの食肉業界に“便宜を図ったのではないか”と厳しく追及されていた。

 2007年には、大阪府の事業を受注する業者らの集まりである「関西企業経営懇談会」で飲食を伴う懇親会への出席。その際に、講師として多額の謝礼をもらっていたことが発覚し、3期目への出馬断念に追い込まれた。金銭絡みの醜聞はそれだけに止まらず、安倍派の裏金事件でも214万円の裏金をため込んでいたことがわかっている。前出の自民党府議が厳しく指摘する。

 「太田さんといえば、政治とカネの問題ばかり。カネに汚いというイメージで定着しており、非常に評価が低い。年齢のこともあって、現職であるにもかかわらず、『とても自民党として推すことはできない』との意見が府連内では多い。情勢調査では国民民主党の人気が高く、候補者を擁立してくるのが確実。そうなれば維新の2人、公明党、立憲民主党、自民党、共産党などと争うことになる。ブラックと見られている太田さんで戦えば、我が党の議席を失いかねない。6年前の参議院選では、党内の地方議員に、太田さんの陣営が『カネをばらまいた』という噂が流れました。太田さんの関係者とコンビニのATMに行き、そこで引き出されたカネを直接地方議員に渡したという具体的な話までありました。また、ある地方議員には祭りやだんじりのイベントへの参加費名目で、けっこうなカネを出しているとも聞いています。なぜそんな噂に信ぴょう性があるのかといえば、自発的に太田さんを応援しようという地方議員が見当たらないからです。一部の声の大きな地方議員が『太田でいくんだ』と発言するばかりで、会議は紛糾し決まらない状況です」

 参議院選挙まであと3か月ほど。公募の時間もない中で、自民党が“ウルトラC”として狙っているのは、維新を外され離党した梅村氏だという情報がある。

 「梅村は維新の予備選で負けてから、あちこちの党と接触していましたよ。4月18日にも、東京の衆議院議員会館で、ある党の幹部を訪ねていたのが目撃されています。自民党からも、若い梅村ならなんとか議席が確保できるという話が伝わってきています。そうなれば梅村に維新票の一部も流れる可能性があります。ただでさえ支持率が低調な中、万博も悪評ばかり。2議席とるのはむつかしいという気がしますね」(前出、維新の大阪府議)

 ちなみに、ひところ大阪府選挙区で国民民主党から出馬するのではと報じられていたのが足立氏。玉木雄一郎代表が見込んだ候補者だったというが、かつてSNSなどで労働組合に罵詈雑言を浴びせていたため、連合が猛反発して擁立リストから外されている。

 自民党、維新、国民民主党が候補者擁立でごたついている。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治ニュース・選挙・2025参院選】  2025年05月01日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【参院選東京選挙区が大激戦】:議席は「6+1」こぼれ落ちるのは誰だ? 国民民主に石丸新党も参戦で尻に火のつく政党、よぎる“3年前の悪夢”

2025-05-12 08:30:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【参院選東京選挙区が大激戦】:議席は「6+1」こぼれ落ちるのは誰だ? 国民民主に石丸新党も参戦で尻に火のつく政党、よぎる“3年前の悪夢

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【参院選東京選挙区が大激戦】:議席は「6+1」こぼれ落ちるのは誰だ? 国民民主に石丸新党も参戦で尻に火のつく政党、よぎる“3年前の悪夢

 参院選まであと2ヶ月ほどとなった。東京選挙区は近年でもとくに大激戦の様相となっている。定数「6」に加え、蓮舫氏が都知事選に出馬し失職したことに伴う任期3年間の「1」の椅子を、多くの政党の候補者が争う。ゴールデンウィークには早くも国民民主の玉木雄一郎代表が都内各地で街頭演説を行なうなど、事実上、すでに戦いは始まっている。

 ◆前回とは構図が一変 勢いのある国民民主、石丸新党も参戦

 参院選の各選挙区のなかでも最も定数が多く、注目を集める東京選挙区。まずは、ここ最近の各党の戦いぶりを振り返ろう。

 2022年の参院選では得票数順に自民・朝日健太郎氏、公明・竹谷とし子氏、共産・山添拓氏、立憲・蓮舫氏、自民・生稲晃子氏、れいわ新選組・山本太郎氏が当選。立憲の2人目や維新の候補、ファーストの会代表(当時)の荒木千陽氏らは当選ラインに届かなかった。

注目の地域政党「再生の道」を率いる石丸氏(本人SNSより)注目の地域政党「再生の道」を率いる石丸氏(本人SNSより)

 また、今回改選を迎える議員たちが当選した2019年の参院選では、同じく得票数順に自民・丸川珠代氏、公明・山口那津男氏、共産・吉良佳子氏、立憲・塩村文夏氏、維新・音喜多駿氏、自民・武見敬三氏が当選。立憲の2人目やれいわ、国民民主の候補は落選した。

 つまり、前回2回の参院選東京選挙区では、自民2人、公明1人、立憲1人、共産1人が手堅く当選し、残り1議席をれいわや維新といった中小規模の政党が獲得する、という構図になっていた。

 しかし、今回はその構図が一変。自民は武見敬三氏、公明は新顔の川村雄大氏、立憲は塩村文夏氏と奥村政佳氏の2人、共産は吉良佳子氏といったところは前回までとほぼ同じ政党の構図となるが、国民民主がいずれも新顔の牛田茉友氏、奥村祥大氏を擁立するほか、石丸伸二氏の新党「再生の道」の吉田綾氏も出馬する。

AIエンジニアの安野貴博氏(本人公式Xより)

 AIエンジニアの安野貴博氏(本人公式Xより)

 さらに、日本維新の会やれいわ、AIエンジニアの安野貴博氏が率いる新党「チームみらい」も候補者擁立を模索するほか、自民も2人目を立てる考えだ。

 ◆6議席目と7議席目では天と地 これまでより「指定席」が減少

  自民、公明、立憲、共産、国民民主、日本維新の会、れいわと、主要政党だけで10人が出馬すると、少なくともこの中から3人は当選ラインに届かないこととなる。

 さらに、6議席目までは6年の任期だが、7議席目は3年しか任期がない。3年後には2022年当選組とともに改選を迎えるうえ、2022年の東京選挙区の当選組に同じ党の現職がいる場合、2028年の参院選に向けて候補者調整が必要になる場合もある。6議席目と7議席目では「天と地」ほどの差があるというわけだ。 

 では、現状の情勢はどうか。

 「自民は裏金問題などの逆風もありますが、1議席はとれるでしょう。組織票がある共産、公明も1議席の指定席は死守できるとみられます。勢いのある国民民主も、このままいけば1議席はとれるとの見方がもっぱらで、その分前回、前々回の参院選で主要政党が分け合ってきた『指定席』が減りそうです」(全国紙政治部記者)

 となると、ここまでで4議席。それ以外の「2+1」議席をめぐる激しい争いが繰り広げられることとなる。

自民党の武見氏(本人SNSより)
自民党の武見氏(本人SNSより)

 「2+1」議席に滑り込む可能性があるのははたしてどの党の候補者か。

 「東京は浮動票が多く、永田町では、国民民主が2議席目を獲得してもおかしくない勢いだと話題になっています。自民は2人目の候補者が決まっていませんが、いずれにせよ安倍派だけでなく都議会自民党の裏金問題もあって6月の都議選での苦戦も予想され、そこから参院選で2議席獲得するのは容易ではありません。維新は2019年に1議席獲得しましたが、党勢が低迷している現在、こちらも1議席を獲得するのは大変です」(全国紙政治部記者)

 そして、これまで指定席「1」を獲得してきた、あの政党の苦戦もささやかれる。

 「立憲は前回、前々回と2人擁立し、1人を当選させてきました。これまでの立憲の支持率や組織票を考えると、1議席は固かったので、組織の引き締めや比例票の掘り起こしのためにも2人を擁立してきましたが、今回はその作戦が裏目に出てしまうかもしれません」(立憲東京都連関係者)

蓮舫氏の席は誰に…(撮影/集英社オンライン)
蓮舫氏の席は誰に…(撮影/集英社オンライン)

 2017年に立憲という政党が立ち上がり、まだブームの余韻が残っていた2019年、そして圧倒的知名度を誇る蓮舫氏が東京選挙区に出馬した2022年は1議席を獲得できたものの、支持率が低迷し、浮動票が国民民主に流れていきそうな今回は、1議席の獲得も決して楽観視できないというのだ。 

 ◆「仲間」が「敵」に… 立憲が恐れる「共倒れ」トラウマ

 立憲関係者の頭をよぎるのは2022年参院選神奈川選挙区での「共倒れ」トラウマだ。このときは、本来の定数4に、3年任期の1も加えた「4+1」議席を争う構図だった。立憲は2人を擁立したが、本来の定数4は自民2人、維新1人、公明1人で埋まり、立憲は3年任期の1議席をかろうじて獲得できただけという、「ほぼ共倒れ」の状態だった。

 「このときも、単純に立憲候補2人の票を足せば、4議席目までに入るだけの票数は獲得できていました。2人立てて票が割れたことは戦略ミスと言われても仕方ありません」(立憲関係者)

 そして、選挙中には同じ党の「仲間」が「敵」になってしまう泥沼の様相も。

 「同じ党から2人出すと、ただでさえ支持者の取り合いが生まれます。さらに選挙期間中の情勢調査でこのままでは共倒れの可能性も高いと分かり、2人目の当選はあきらめて、先行している1人目に票を集中させようという動きもありました。当然、2人目の陣営や支援者は反発。党内にしこりが残りました」(同前)

票が割れる? 立憲の塩村氏と奥村氏(本人公式Xより)
票が割れる? 立憲の塩村氏と奥村氏(本人公式Xより)
 2022年の東京選挙区では、立憲は蓮舫氏と新顔の2人を擁立。蓮舫氏に圧倒的な集票力があったため、組織票を新顔に回すなど調整をする余裕もあったが、今回は塩村氏、奥村氏の2人とも現職で「お互いに相手が『敵』で、2人とも票の取り合いに必死。仮に共倒れしたら、都連幹部の責任も問われて大変なことになるのでは」(立憲都連関係者)という状況だ。

 無党派層が多く、これまでも当選ライン上ではギリギリの戦いが繰り広げられてきた東京選挙区。組織票だけでは測れない、勝負の行方は…。そして「6+1」議席からあぶれた政党は、立て直しを図れるか。

 ■取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

 

 元稿:株式会社集英社 主要出版物 集英社オンライン 政治 【政局・選挙・次期参院選挙】  2025年05月12日 08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【中山知子の取材備忘録・05.11】:石丸氏や安野氏…新党“乱立”で向かう参院選の行方 急逝「選挙の神様」ならどう見ただろう

2025-05-12 07:35:50 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【中山知子の取材備忘録・05.11】:石丸氏や安野氏…新党“乱立”で向かう参院選の行方 急逝「選挙の神様」ならどう見ただろう

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【中山知子の取材備忘録・05.11】:石丸氏や安野氏…新党“乱立”で向かう参院選の行方 急逝「選挙の神様」ならどう見ただろう  

 「選挙の神様」と呼ばれ、これまで数々の選挙に参謀として携わった選挙プランナー藤川晋之助さんが3月11日に急逝した。この15年ほど、取材でお世話になった。病を抱え、治療をしながら、さまざまな選挙に携わっていたのは知っていたが、こんなに早くお別れの時が来るとは、思ってもみなかった。葬儀は親族や近親者のみで営まれ、5月9日に、東京都内で「送る会」が行われ、約500人が参列した。

藤川晋之助さん(2025年2月撮影)
藤川晋之助さん(2025年2月撮影)

 会場に設置された、ありし日の藤川さんの写真に、白いカーネーションを手向け、お別れを告げてきた。参列者の中には、藤川さんとのコンビで昨年の東京都知事選を戦い、藤川さんの当初の予想も大きく上回る約165万票を獲得した石丸伸二・前広島県安芸高田市長の姿もあった。新たな政治団体「再生の道」を立ち上げ、今年の東京都議選と参院選に候補を擁立すると発表した石丸氏だが、今回はプレーヤーではなく党代表の立場で臨む。

 昨年末、藤川さんにインタビューした際、新党設立に向けた報告に訪れた石丸氏に対して「選挙をやることと、新党をつくるのは根本的に違う。選挙は2、3カ月、わーっとやれば結果が出るが、新党は何年も積み重ねなければならず、選挙に出る時みたいな気持ちでは前には進めない。覚悟がいるぞ」と伝えた、と聞いた。石丸氏の新たな試み自体には大きな期待を寄せていたが、党を立ち上げることの大変さについて、当事者ならではの経験を伝えたかったのだと思う。「石丸新党」の立ち上げを前に、自身の右腕的なスタッフを石丸氏のもとに送り込んでいる。

 そんな藤川さんは今年2月、日本初の犬猫の保護に特化した政策を掲げた「12(ワンニャン)新党」の選挙対策委員長として、新党のお披露目会見を行った。タレントのデヴィ夫人(85)が代表、実業家が共同代表に就任。候補者擁立などの実務責任者を依頼された藤川さんは、国会近くにあり、かつて多くの実力者が事務所を構え「権力の三角地帯」と呼ばれたビルの1室を押さえて事務所とし、準備を進めていた。オープン前の事務所に呼ばれた際、藤川さんに「新党ができていく過程というものを、ぜひ見ておいてほしい」と言われた。さまざまなアイデアを語る姿は、相当楽しそうだった。

 ただ、藤川さんの急逝で、「12平和党」は結局、解散に。デヴィ夫人が暴行容疑で書類送検されたことに伴い、目指した日本国籍再取得が見通せなくなったこともあるが、結局は、藤川さんという絶対的なまとめ役がいなくなったことが大きかったようだ。「私にとっても集大成。必ず勝ってみせる」と意欲を見せ、5議席獲得といった野心的目標も掲げた藤川さんだったが、願いがかなうことはなかった。 

 12平和党に象徴されるように、新党というものは仕切り役がいて初めて成り立つものだと実感する。表舞台に出てくる「顔」はもちろん大事だが、水面下の司令塔が機能していないと、なかなかうまく回らない。1990年代前半から政界の取材を続けているが、選挙に合わせていくつもの新党ができても、離合集散もあるが、その多くがすでに消えてしまった。現在ある立憲民主党や日本維新の会、国民民主党やれいわ新選組なども、新党から始まった政党だが、続いていくには党の運営を回す仕切り役の存在抜きには厳しいのではないかと感じる。

 先日には今夏の参院選に向けて、AIエンジニアの安野貴博氏が「チームみらい」を立ち上げ、自身を含めた10人以上を擁立すると発表し、話題になった。現段階では安野氏以外の候補者は明らかになっていないが、石丸氏と同じように、安野氏が事実上の「一枚看板」となりそうだ。一方、安野氏が外郭団体のアドバイザーとして関わっていた東京都の小池百合子知事は9日の記者会見で、「政党を回していくというのは、結構な労力がかかる」と話していた。日本新党や新進党、自由党、保守党、都民ファーストの会、希望の党など数々の新党の準備や仕切りにかかわった経験があるだけに、なかなか実感がこもっていた。

 ある永田町関係者は、今回、新党が相次ぐ背景を「石破政権は苦境にあり、参院選で与党が負ける可能性はゼロではない。圧倒的な1強政権時代には、新党はできても政権を脅かすまでの存在にはならないが、今の石破政権下での選挙なら、存在感をみせるチャンスがあるかもしれない」と、期待も示す。今回、参院選に挑戦する複数の新党が、どこまでの存在感を示せるのか。藤川さんが生きていたら、12平和党の戦いぶりも含めてどんな視点を持っていたのか。話を聞いてみたかった。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

中山知子の取材備忘録

 ■中山知子の取材備忘録

 ◆中山知子(なかやま・ともこ) 日本新党が結成され、自民党政権→非自民の細川連立政権へ最初の政権交代が起きたころから、永田町を中心に取材を始める。1人で各党や政治家を回り「ひとり政治部」とも。現在、日刊スポーツNEWSデジタル編集部デスク。福岡県出身。青学大卒。 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・コラム・「中山知子の取材備忘録」】  2025年05月11日  11:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【中山知子の取材備忘録・04.27】:蓮舫氏の都知事選出馬で夏の参院選東京選挙区に任期3年「0・5議席」が発生 「合併選挙」とは

2025-05-12 07:35:40 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【中山知子の取材備忘録・04.27】:蓮舫氏の都知事選出馬で夏の参院選東京選挙区に任期3年「0・5議席」が発生 「合併選挙」とは

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【中山知子の取材備忘録・04.27】:蓮舫氏の都知事選出馬で夏の参院選東京選挙区に任期3年「0・5議席」が発生 「合併選挙」とは 

 今年の一大政治決戦となる夏の参院選は、投開票日が7月20日とも27日ともいわれる。通常国会期間が6月22日までと設定された時点で、延長がない場合、3連休中の中日の20日を投票日とする案が有力。ただ連休中に投票日を設定することは、組織票を持つ与党に優位に働きかねず姑息(こそく)ではないかと、野党は反発。それでも、仮に20日を投開票日とした場合の公示は7月3日となり、残り2カ月ちょっとしかない。大型連休が明けると、参院選、その前哨戦となる6月の東京都議選(13日告示、22日投開票)に向けた各党、各候補者の動きが本格モードに入ることになる。

※写真はイメージ
※写真はイメージ

 その参院選で毎回、大激戦となるのが、全国の選挙区で最多の改選数6の東京選挙区。すでに候補者擁立を表明した政党や政治団体もあれば、調整中のところもある。同選挙区の改選議席は6だが、今回だけは任期半分の3年の1議席が加わり、7議席を争う戦い。任期が半分の7議席目は、非改選議席の残り任期を務める議員を補充するためのもので、「合併選挙」と呼ばれる。得票数が6位になるか7位になるかで、任期が6年になるか3年になるかが決まるため、候補者には「天と地ほどの差」(参院関係者)になる。

 今回、なぜこんな状況になったかといえば、前回2022年の東京選挙区で4度目の当選をした立憲民主党の蓮舫氏が昨年の東京都知事選に立候補し、自動失職したことに伴う。公職選挙法では、参院の選挙区は欠員が改選定数の「4分の1超」の場合に補選を行うとしているが、東京選挙区は改選数が6のためこの条件に当てはまらず、補選ではなく、蓮舫氏が持っていた議席の任期半分を務める議員を補充する形の立場となる。

 3年前の2022年参院選でも、今回と同様の合併選挙が、神奈川選挙区(改選4)で行われた。2019年参院選で当選した日本維新の会の松沢成文氏が、2021年の横浜市長選に出馬して自動失職したため。松沢氏は市長選に当選できず、結局、合併選挙となった22年参院選に出馬し、2位の得票数で再び議席を得ている。この合併選挙で5位となったのは、立憲民主党の水野素子氏。この時が初当選だった水野氏は、任期3年で今回再び、参院選に臨むことになる。 

 神奈川選挙区は、改選4の選挙区に与野党が候補を擁立する激戦区の1つだが、立民は本来の改選議員である牧山弘恵氏も擁立する。改選数が2以上の複数区に同じ党の候補者が2人擁立されるケースはあるが、立民の現在の党勢を踏まえると、今回の2候補の「競合」は厳しい戦いになるとの見方もある。

 永田町関係者は「3年前の神奈川は、松沢氏が市長選出馬で参院議員を辞めたことで、合併選挙になった。今回の東京は蓮舫氏の都知事選転出。任期が半分となれば、候補者は本来の任期6年を見すえた活動の戦略が変わってしまう。とにかくその『0・5議席』の順位にならないよう、合併選挙になる選挙区の候補者は、とにかく必死にならざるを得ない」と話す。

 今回は東京選挙区で、任期6年になるか3年になるかの戦いが待ち受ける。今回、本来は改選だった丸川珠代氏は、昨年の衆院選にくら替え出馬し落選。自民党はすでに公認している現職と、もう1人の候補者の擁立を調整しているが、一時「内定報道」が出た元NPO法人代表は過去の自民党政権に対する発言が問題視されて最終的に見送りになるなど、混乱が続いている。自民党は最近の東京選挙区で2議席を死守してきたが、今回は危ぶむ声もある。関係者によると、2人目には女性候補の名前が複数浮上しているという。

 東京選挙区にはすでに立憲民主党、国民民主党が2人を擁立。共産党、社民党に加え、石丸伸二氏が立ち上げた「再生の道」も候補者を発表した。日本維新の会や、れいわ新選組も候補を擁立するとみられ、もともと激戦区のところでのさらなる大激戦。そこで、得票数6位と7位の候補者には1議席を得るか「0・5議席」となるか、明暗が分かれることになる。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

中山知子の取材備忘録

 ■中山知子の取材備忘録

 ◆中山知子(なかやま・ともこ) 日本新党が結成され、自民党政権→非自民の細川連立政権へ最初の政権交代が起きたころから、永田町を中心に取材を始める。1人で各党や政治家を回り「ひとり政治部」とも。現在、日刊スポーツNEWSデジタル編集部デスク。福岡県出身。青学大卒。 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・コラム・「中山知子の取材備忘録」】  2025年04月27日  11:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【中山知子の取材備忘録・03.30】:「がらがらぽん」予測も出る東京都議選 苦境の石破自民に迫るキーマンは引き続きあの人か

2025-05-12 07:35:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【中山知子の取材備忘録・03.30】:「がらがらぽん」予測も出る東京都議選 苦境の石破自民に迫るキーマンは引き続きあの人か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【中山知子の取材備忘録・03.30】:「がらがらぽん」予測も出る東京都議選 苦境の石破自民に迫るキーマンは引き続きあの人か 

 3月24日に東京都内のホテルで開かれた、国民民主党の玉木雄一郎代表の政治資金パーティー。広い宴会場に大勢の出席者が集まり、開始前は昼食のカレーライスが供された。対談相手として登場した同党の榛葉賀津也幹事長は「(玉木氏への)物心両面でのご支援に感謝したい」と、出席者にあいさつ。会の開始後も出席者が座るテーブルが追加されるなど、昨年の衆院選以降、「時の人」となっている玉木氏の立場をにじませる一コマにもなった。

自身の政経セミナーで講演する国民民主党の玉木雄一郎代表(2025年3月24日撮影)
自身の政経セミナーで講演する国民民主党の玉木雄一郎代表(2025年3月24日撮影)

 昨年10月に衆院選があったばかりだが、今年も選挙イヤーの1年となり、夏には東京都議選(6月13日告示、22日投開票)と、7月には参院選が予定されている。都議選と参院選が重なるのは12年に1度だが、都議選の後に参院選ではなく直後に衆院選が行われた年もある。都議選で躍進した政党が、直後の国政選挙でも躍進するという「連動」の法則は、これまでいくつかの結果に表れている。

 今年の都議選に向けては、石丸伸二・前広島県安芸高田市長が立ち上げた「再生の道」が候補者擁立に向けて候補者選定を続けており、昨年の都知事選のような「石丸劇場」の再現となるか、関心が注がれている。そして、「石丸新党」とともに動向が注目されているのが、国民民主党だ。

 国民民主は今年に入って、地方選挙でも躍進が続く。3月23日に投開票された4つの市議選(静岡市の清水区と葵区、東京都小金井市、茨城県北茨城市、長崎県諫早市)で5人の新人公認候補がいずれもトップ当選した。北茨城は2位も国民民主の候補。同党は今年1月の北九州市議選でも公認した2候補がトップ当選し、2月の横浜市議補選でも議席を獲得。大分市議選でもトップ当選をしている。与党関係者に話を聞くと「昨年の衆院選後、国民民主党には玉木代表のスキャンダル報道があり代表役職停止となったが、それでも有権者の支持は離れなかったことになる。それだけ彼らが訴える、国民の手取りを増やすという訴えが浸透しているのだろう」と述べ、自分たちの立場への危機感にも触れた。 

 この関係者は、国民民主は現状の勢いなら東京都議選でも躍進が見込まれると指摘した。2020年に結党された同党は現在、東京都議会に議席を持たない。前回2021年の都議選に初めて公認候補4人を擁立したが議席は獲得できず、得票率は全体の1%にも満たなかった。一方、今回、党側は都議選直後に行われる参院選での東京や首都圏での議席獲得にも直結するとして、榛葉氏は28日の会見で「候補者をしっかり出していきたい」との立場を示した。

 都議会でも自民党都連の政治資金パーティーをめぐる裏金事件が、現在第1党の自民を直撃した。都政関係者の間では、小池百合子都知事の就任翌年2017年に行われた都議選で、小池氏が率いた都民ファーストの会が大躍進して第1党に躍り出た時を念頭に、「同様の『地殻変動』『がらがらぽん』が起きるのではないか。その流れに、国民民主が確実に乗ってくるはずだ」と分析する声も聞いた。

 都議選が、その直後の国政選挙の結果との連動するというのは前述したが、取材した中でいちばん記憶に残るのは、1993年の都議選だ。その前年に結党され、当時小池氏も在籍した日本新党は、この時初めて参戦した都議選で20議席を獲得し都議会第3党に躍進。その直後の衆院選を経て、一気に非自民8会派による細川政権の樹立にまで至った。2001年には、首相就任直後の小泉純一郎氏が熱烈応援した都議選で自民党が圧勝し、その直後の参院選も勝利。逆に、2009年の都議選で10議席減らした自民党は、直後の衆院選で政権を失った。

 永田町では最近、政権運勢で苦境に陥っている石破茂首相の足元の自民党周辺で、参院選後の国民民主などとの連立論や、その際の「玉木首相誕生論」が、まことしやかにささやかれている。かつて、長年対決してきた社会党の村山富市委員長を首相に担いだ自民党だけに「政権維持のためなら何でもあり」(野党関係者)との背景があることも大きいが、国民民主を率いる玉木氏が今後もキーマンであることに変わりはなさそうだ。

 石破政権の今後が混沌(こんとん)とする中、東京都議選の告示まで、すでに3カ月を切っている。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

 

中山知子の取材備忘録

 ■中山知子の取材備忘録

 ◆中山知子(なかやま・ともこ) 日本新党が結成され、自民党政権→非自民の細川連立政権へ最初の政権交代が起きたころから、永田町を中心に取材を始める。1人で各党や政治家を回り「ひとり政治部」とも。現在、日刊スポーツNEWSデジタル編集部デスク。福岡県出身。青学大卒。 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・コラム・「中山知子の取材備忘録」】  2025年03月30日  11:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・04.28】:【2025参院選】:国民民主、日本維新の現状

2025-05-08 07:03:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER・04.28】:【2025参院選】:国民民主、日本維新の現状

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・04.28】:【2025参院選】:国民民主、日本維新の現状

 4月23日、6月の東京都都議選と7月とみられる参議院選挙でさらに議席増が見込まれる国民民主党が、NHKアナウンサーだった牛田茉友氏を参院東京選挙区に擁立することを表明した。

 NHK在籍中は「日曜討論」のキャスターを務め、知名度抜群の牛田氏。同氏は、「政治家になりたいと思っていたのではない。ただ、番組などを担当していて日本の様々な制度を変えられたらいいなと感じていた。4月13日に国民民主党から打診があり、大変迷ったが翌日に決断をし、18日にNHKを退局となりました」と出馬の経緯、動機などを話している。

 参院選に向け候補者擁立を急ぐ各党。勢いに乗る国民民主党と党勢回復の見込みもない日本維新の会の現状について、関係者に取材した。

 ■国民民主に相次ぐ不倫スキャンダル

 定数6プラス補選分1の7議席を巡って早くも牛田氏にはトップ当選の呼び声が高い。同氏を擁立した国民民主は、直近の世論調査でも支持を伸ばしている。

 4月15・16日に行われた朝日新聞の調査による政党支持率は、自民党23%、国民民主党12%、立憲民主党7%、維新:3%。同時期のフジ・産経グループによる調査では、自民22.9%、国民民主11.4%、立憲民主党7.4%、維新2.8%という結果になっており、世論調査では、国民民主党が「野党第一党」だ。

 勢いに乗る国民民主は、泉房穂氏の出馬で注目の兵庫選挙区に元官僚の多田ひとみ氏をあてる他、比例代表の候補として須藤元気元参院議員を検討するなど急ピッチで選考作業を進めている。同党のある国会議員はこう話す。

 「東京都議選でも牛田氏と同様に、人気キャスターなど知名度ある候補者の出馬が決まっている。都議選は2021年の前回はゼロだったが、今回は15以上とれそうな見込み。参議院選挙では前回議席ゼロだったが、比例票で1,000万票、10議席はいけそうな手ごたえだ」

 急上昇の国民民主党だが、スキャンダルも事欠かない。同党の平岩征樹衆議院議員が、既婚者であるにもかかわらず偽名を使って女性と不倫していたことが、週刊現代の独自記事で判明。平岩氏は無期限の党員資格停止処分になった。

 4月19日のJR大阪駅前、その平岩氏が街頭に立つ姿がみられていた。横で演説していたのは玉木雄一郎代表。平岩氏は満面の笑みで玉木氏を出迎えていたが、直後にスキャンダルに見舞われる。

 平岩氏は近畿比例で当選したばかりの1年生議員。週刊現代の記事によれば、平岩氏は名前だけではなく「関西国際空港勤務」「独身」などと身分まで偽っていた。

 「国民民主党の名が売れると、こういうスキャンダルは増えてくるよね。そのたびに、昨年11月に報じられた玉木さんの不倫が蒸し返され微妙に票が減ってしまう。なんとか、調子のいい間に選挙をやってほしいものです」(前出の国民民主党議員)

 そんな国民民主党の動向は、自民党も気になるところ。少数与党の石破政権にとっては、国会で動くにも、国民民主もしくは新年度予算案に賛成した日本維新の会の協力が必要不可欠なのだ。自民党の中堅幹部が次のように話す。

 「今、衆議院では維新の方が国民民主より議席数が上。だが、夏の参議院選挙をやれば、参議院だけでは国民民主が上に行くでしょう。少数与党である以上、野党の細かな議席まで注視しなきゃいけない。困ったもんだ」

 ■議席減必至の維新

 参院選を経て議席を減らしそうなのが維新。世論調査の数字を見ても明らかだ。そうした時に新たなニュースが飛び込んできた。

 昨年11月の兵庫県知事選に無所属で出馬して落選した清水貴之前参議院議員が、維新公認で出馬予定だった兵庫選挙区から撤退したというのだ。維新の関係者が重い口を開く。

 「清水さんが無所属で知事選に出た時から党内がゴタついていた。無所属でも実態は維新なのに、一部が斎藤元彦知事を支援したからです。清水さんの参議院選挙への出馬は既定路線だったが、党への信頼が取り戻せなかった。一時は、国民民主党からの出馬も噂されていたが、結局国民民主党が女性候補を擁立すると決めたため、清水氏の出番がなくなった。兵庫選挙区は泉氏の出馬で混とんとしており、勝ち目がないと考えて出馬辞退を決断したようです。維新はこれから新たな候補者を探すことになりますが、低迷するうちから出たいと名乗りを上げる人はそういないでしょう」

 2021年の参議院選挙で維新は選挙区4、比例代表で8の12議席を獲得した。国民民主党は選挙区2、比例代表3の5議席。この構図がそっくり逆転しそうな実情だ。この点について別の自民党議員は、現状を交え次のように予想する。

 「維新は3議席か4議席しかとれないという調査結果がある。国民民主は逆に20議席近くをとり、立憲民主党よりも上をいくという数字さえあるほど。一方の我が党は前回、選挙区と比例代表を合わせて63議席だったが、20近く減るとも党内で囁かれている。参議院は解散がなく6年間議席はそのまま。選挙後、与党は維新を切り捨て、国民民主を取り込む形の政権運営を行う可能性がある。立憲民主党の動向いかんでは大連立も視野に入ってくる。つまり、事実上の政権交代。維新が万博の失態でさらなる支持率低下を招けば、国民民主がその分の票をかっさらうかもしれない。まあ、一寸先は闇ですがね」

 前回の総選挙直後のように、国民民主党が再びキャスティングボードを握る日が来るのか?

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政【政治ニュース・2025参院選・国民民主党と日本維新の会の現状】  2025年04月28日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・04.25】:元NHKアナウンサー牛田茉友の参院選出馬…「ルビコン川を渡る」覚悟はあるか

2025-05-02 07:40:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・04.25】:元NHKアナウンサー牛田茉友の参院選出馬…「ルビコン川を渡る」覚悟はあるか

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・04.25】:元NHKアナウンサー牛田茉友の参院選出馬…「ルビコン川を渡る」覚悟はあるか 

 ★NHK「日曜討論」の元アナウンサー・牛田茉友が国民民主党から参院選挙に出馬するという。番組に出演した今月13日に打診され「職場には、翌日の朝に(出馬の)返事をした。その場で退職願を書き、18日に退職した」という。「16年間、アナウンサーとして仕事をしてまいりました。アナウンサーの仕事には誇りを持って取り組んできましたが、ニュースを伝えたり取材をする中で、伝えるだけで変えることができない制度の壁を感じることがあった」と出馬理由を語った。

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牛田茉友氏(2017年撮影)© 日刊スポーツ新聞社

 ★そこで思いだすのが元テレビ朝日アナウンサーから自民党東京選挙区新人で07年7月の参院選に出馬・当選した元五輪相・丸川珠代だ。当時は「消えた年金記録」が大問題になっていて与党自民党には厳しい選挙となった。丸川の選対本部長を務めた元復興相・平沢勝栄は選挙戦を振り返り「逆風どころか暴風雨」と表現している。丸川は出馬会見や選挙戦、当選後の会見などで母子家庭で育った環境を話し、「年金問題ではすぐ働ける」と宣伝していたが、住民票は未登録で投票権もなく過去の都知事選も投票に行っていないなど首相・安倍晋三(当時)から口説かれて出馬したにはお粗末な状態で、議席を持って以来、厚労政務官、参院厚労委員長などは歴任したものの年金の専門家になったという話もなかった。逆にニュースになるのは民主党政権下で「子ども手当法」厚労委可決の際「この愚か者めが」「このくだらん選択をしたばか者どもを絶対忘れん」とヤジを飛ばすなどアナウンサーやジャーナリストとは思えぬ言動が話題となった。

 ★牛田はメディア側にいてはできない壁があるという。それがNHKを指すのか、自身の価値観なのか、元々権力志向なのかはわからないが、権力を監視するメディアから権力側に行くことを「ルビコン川を渡る」覚悟で臨んでいるのだろうか。メディア側にいて万策尽きたから政治家になるのだろうか。選挙は当選が目的だが、政治家当選してから何をするかだ。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年04月25日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・04.03】:【参院選2025】:泉氏参戦で再び揺れる兵庫県

2025-05-01 07:03:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER・04.03】:【参院選2025】:泉氏参戦で再び揺れる兵庫県

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・04.03】:【参院選2025】:泉氏参戦で再び揺れる兵庫県 

 「今年の政治日程で言えば、野党の内閣不信任案、解散総選挙そして参議院選挙。不信任案と解散がなければ、最大の山場になるのが参議院選挙だ。ここで負ければ石破首相は終えんを迎える。自民党と公明党で参議院における過半数を維持できるかが焦点。それともう一つ、野党が全体的に低調な中で、新たな政治勢力が台頭するかだ」――そう話すのはある自民党の大臣経験者。彼が参議院選挙で最も注目される選挙区にあげたのが兵庫県である。

               ◆   ◆   ◆

 3月24日、神戸市で記者会見したのは前明石市長でテレビのコメンテーターとして知られる泉房穂氏。夏の参議院選挙に兵庫県選挙区からの立候補をすることを表明した。

 「無所属で立候補します」「魅力的な政党がない」「去年の衆議院選挙、民意は自民党の政権じゃなかった。それでより国民は苦しくなっている。それでも永田町の政治は変わらない」と冒頭20分間にわたり、大演説を展開した。

 泉氏は2023年に明石市長を3期で退任した際「政治家は引退、選挙には出ません。今後は、シナリオを描いて裏方にまわる」と宣言していたが、「永田町の政治を見ていて、コメンテーターでいろいろと厳しく言ってきた。だが、誰もやってくれない、自分でやるしかないと決めた。前言撤回します」と述べている。

 これまで、兵庫県選挙区の定数3は、自民党、公明党、日本維新の会が占めてきた。昨年11月、斎藤元彦知事が再選された兵庫県知事選挙に参議院議員だった清水貴之氏が立候補、落選したため現職は2人。今回は、自民党が加田裕之氏、公明党は高橋光男氏、維新は清水氏が出馬の構えを見せている。

 2013年の参議院選挙以来、旧民主党系の立憲民主党と国民民主党は議席を確保できていない。そこへ、泉氏の殴り込みで、情勢は混とんとしてきた。

 議員として目立つ存在ではないが、4期務めた県議時代からの強固な後援会組織を持ち「最強」ともささやかれているのが加田氏。だが、前回の選挙では公明と票を奪い合い、維新、公明に次ぐ3番目での当選だった。

 「加田さんの支持者はいろんな意味で強いのですが、横の広がりに欠ける。自民党、石破政権の不人気にプラスして知名度ある泉さんの登場で無党派層の票が流れてしまう可能性は否定できない。定数3の兵庫で、自民党が議席を失えばその瞬間に石破首相の責任問題となることは必至です。それほど泉さんの出馬は脅威だ」と加田氏の有力後援者は危機感を露わにする。

 6年前の選挙では人気の高い安倍晋三首相(当時)が日曜日の午後に神戸入りし、加田氏のためにマイクを握った。その30分後、同じ神戸の繁華街で安倍元首相は公明党の高橋氏の応援演説を行うという異例の日程だった。

 高橋氏には二階俊博元幹事長という大きなバックがあった。その二階氏は公明党と近かった。わざわざ大阪のホテルに高橋氏を呼びつけ、観光業界、建設業界などを集めた集会を開催したほどだ。その結果、自民党系の業界団体の票が上乗せされ、高橋氏は2位で当選した。公明党の地方議員は、「安倍元総理が加田さんと同じ日に高橋の応援に入るという日程も、二階さんがいたからこそ実現した。しかし、安倍元総理も二階さんも表舞台からは消えた。今度は、強力な応援団など期待できない」と話す。

 2022年の参議院選挙と24年に行われた衆議院選挙の比例票から見れば、公明党の兵庫県内における基礎票は30万票前後。参議院選挙の当選ラインは45万票から50万票弱とみられる。前出の公明党地方議員は次のように分析する。

 「高橋の前回の得票が約50万票、前回22年の公明党候補は45万票。公明党の票だけでは勝てない。与党の支持率低迷に加えて参戦を表明した泉さんの圧勝説が流れる中で、高橋を当選ライン乗せるのは厳しい」

 知事選で斎藤知事が獲得した111万票からはるかに引き離された25万票あまるりと3位に沈んだ維新の清水氏。6年前の参議院選挙では57万票あまりの得票でトップ当選だった。しかし維新はかつて支持していた斎藤兵庫知事の内部告発問題の影響で、県内での人気が凋落の一途。おひざ元の大阪府でも万博の不人気や不祥事続きで低迷する。ある維新の県議が現状をぼやく。

 「兵庫県の維新はもともと浮動票頼みです。清水さんが候補となったのも、元民放のアナウンサーだったという知名度があったから。維新が狙う層の票を泉氏が奪ってしまう可能性がある。知事選での清水さんは、6年前に参議院選挙でとった57万票の半分もとれなかった。斎藤知事の関連では、立花孝志にうちの(維新の)県議が県の内部情報を提供したことがバレてしまい、よけいにマイナスイメージが広がっている。今のままではとても当選圏内には入れない」

 下馬評の高い泉氏だが「暴言」でも有名だ。SNSではさっそく「(国民民主党の玉木雄一郎代表から)共同代表と、衆院選の出馬を打診されました」「自公与党との連立を前提にした話で、私のスタンスは与党の延命ではなく、新しい政治ですので打診をお断りした次第」と国民民主党が自公連立に参戦するという「密談」の中身を暴露。玉木氏から「日頃、国民民主党を内外から支えてくださっている方々を困惑させかねない非常に失礼なものであり、大変残念に思います」と反論された泉氏は、投稿を削除して「玉木雄一郎代表、誠に申し訳ありませんでした。私の配慮の欠けた対応により、多大なるご迷惑をおかけしたことにつき、心からお詫び申し上げます」と謝罪する騒ぎとなっている。

 「魅力的な政党がない」という発言はさらに反発を招いており、泉氏支援で動いていた国民民主は独自候補擁立へと転換する見通しだ。

 問題ばかりの泉氏だが、そのキャッチコピーは「使えるカネを増やす」「減税」という国民目線の内容。「増税路線」の自民党とはかけ離れており、大衆には受け入れられやすい。「泉は下り坂になると真っ逆さまだが、上り調子の時はすさまじい破壊力を発揮する。最後は泉が圧勝するだろう。そこで自民党が議席を落とせば大変なことになる。泉らの新しい勢力が出てきて参議院でも過半数割れとなれば、日本新党やさきがけが台頭して自民党が政権を失った時代と似てくる」(自民党幹部)

 炎上を繰り返す“泉劇場”でに再び騒がしくなりそうな兵庫選挙区が、永田町にどう影響を与えるか? 

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治ニュース・選挙・2025参院選】  2025年04月03日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・04.25】:大任町長選挙・永原譲二氏「横綱相撲」の実態

2025-05-01 05:15:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER・04.25】:大任町長選挙・永原譲二氏「横綱相撲」の実態

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・04.25】:大任町長選挙・永原譲二氏「横綱相撲」の実態 

 先月30日に投開票された大任町長選挙で、現職の永原譲二氏が投票総数の7割を超える得票で勝利し6選を決めた。同氏が告示日に「横綱相撲を取ってみせる」と豪語したことが報じられていたが、“横綱相撲”の実態は、大相撲で一番下の序列となる“序の口”以下の醜いものだった。

 ■繰り返された法律違反

 大任町長選挙の告示は3月25日。3月6日に福岡県知事選挙が告示されており、公職選挙法の規定で同月23日の投開票日まで選挙運動以外の政治活動が厳しい制限を受けることになっていた。対抗馬となった次谷隆澄町議が出馬表明したのは知事選真っただ中の3月12日。そのため知事選期間中、「冊子」の配布など一部の例外を除いて地盤培養を目的とする「後援会活動」ができない状況だった。

 次谷陣営はそのルールを厳守したが、永原陣営は知事選告示後も後援会印刷物=リーフレット(*下の画像)の配布を続けていたことが分かっている。配布していたのは、同町の町議や「区長」ら。陣営として、公選法のルールを徹底していなかったか、あるいは無視したかのどちらかだ。

 選挙期間中にも驚くべき印刷物が全戸配布された。文書の発行元は、正体不明の「永原譲二氏を勝手に応援する会」。表面は永原町政に批判的な報道を否定する身勝手な主張で、裏には、永原擁護の声とともに、日頃から永原氏が自慢してきた子育て支援策やランドセルや誕生日ケーキの支給事業を讃える歯の浮くような言葉が並ぶ。

 いわゆる「勝手連」による活動を装っているが、ビラをポスティングしていた人たちを運んだ車や実際の活動を撮影した画像が残っていたことで、ビラ撒き部隊の特定はできている。いずれ詳細を報じるが、結論から述べれば、これは勝手連の仕事ではない。

 選挙戦の最終版である3月29日になって、再び永原陣営による違法な活動が明らかとなる。町内各戸にポスティングされたのは、永原氏の選挙用ビラ(*下の画像)だった。

 選挙用ビラを頒布するにあたって公選法で認められているのは、次の4つの方法のみだ。

  • 新聞折込み
  • 候補者の選挙事務所内での配布
  • 個人演説会の会場内での配布
  • 街頭演説の場所での配布

 つまり永原陣営による町内での選挙用ビラのポスティングは違法ということだ。

 この件については、ビラをポスティングしていた複数の人物とポスティングを指示したと名乗り出た人間が画像付きで特定されており、指示者はなんと永原町長の実弟だったという。

 この件について関係者が福岡県警田川警察署に情報提供したところ、同署は「選管に通告した」程度で事を済ましたらしく、積極的に動いて厳しく対応した形跡はない。以前から噂される田川署の「闇」を象徴するような話だ。ちなみに、町長選期間中、田川署と権力側の癒着を疑わせる事例は他にもあった。その件については稿を改めて詳細を報じる。

 ■浮上した別の法律違反

 選挙期間中、大任町内で別の選挙違反についての噂が広がった。これは単なる噂ではなく、実際に行われた可能性が高い。ハンターは証拠と証言、いずれも入手済み。その手口について、いまも多数の情報が寄せられている。永原氏が豪語した「横綱相撲」の実態は、違法行為の繰り返しによる選挙活動。序の口以下の取り口が自慢できるとは思えない。 

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・話題・地方自治体・福岡県・大任町長選挙】  2025年04月25日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・04.18】:参院選は石破の方が勝ちやすいから?「野党の不信任は可決しない時に出す」

2025-04-25 07:40:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・04.18】:参院選は石破の方が勝ちやすいから?「野党の不信任は可決しない時に出す」

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・04.18】:参院選は石破の方が勝ちやすいから?「野党の不信任は可決しない時に出す」 

 ★13日に山梨で会見した国民民主党幹事長・榛葉賀津也の発言が話題だ。「国会終盤、ゴールデンウイークが終わって、5月、6月になると、とんでもない政局になると思う。50年に1回の大政局になるかもしれないよ」とし「野党第1党(立憲民主党)は政権交代と言ってるわけだから、内閣不信任をどうするんだって議論に必ずなる。その時に石破さんの方が参院選に勝ちやすいから(不信任を出さず)そのままやろうと判断するのか。政権交代するという気概を見せて、野党第1党が勝負するのか。野党第1党の度量が試される」と立憲を挑発した。

 ★榛葉は5日にも松江市での講演で「野党が本気になったら不信任は通る。政権交代と言っているんだから、出さないと示しがつかない」と立憲の腹を探る発言をしている。野党が本気になれば政権ができるのに覚悟のないのは立憲だと批判しているが、3日、立憲幹事長・小川淳也は街頭に立ち「本来であれば立憲と国民民主は再度、歩みをそろえて、願わくば再合併、再合流をして、1つの党名で戦える環境を作るのが最も望ましいと思っている」と再合併を望めば、榛葉は翌日、「小川氏はいい人だがお花畑だ。まず基本理念が違っている。言うのは自由だがそういうことは街頭で言う問題ではない。これこそ積み上げる問題ではないのか」と否定はしていない。

 ★自民党ベテランが言う。「この屈折した兄弟げんかみたいなのは、はたから見ているのは面白いが結局自分たちで政権を担うことができない、または責任を取りたくないだけ。自民党と連立を組み、陳情を与党内で繰り返し実務を任せ、成功例だけ喧伝(けんでん)したいだけ。都合のいい話をお互いけん制しながら話しているだけ」とバッサリと斬る。別の自民党議員は「野党の不信任は可決しないように、可決しない時に出す」と皮肉る。不信任が通り政権を担うことになったら大変としり込みする野党を見透かした自民党にも策はなく、政界の地盤沈下が続く。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年04月18日  07:53:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER・04.14】:【2025参院選】:自民党・第2次紀州戦争の行方

2025-04-25 07:03:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER・04.14】:【2025参院選】:自民党・第2次紀州戦争の行方

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER・04.14】:【2025参院選】:自民党・第2次紀州戦争の行方 

 「昨年に続く第2次紀州戦争。二階王国の土壇場だ」と話すのは自民党旧二階派の幹部。昨年10月の衆議院選挙で保守分裂となった和歌山2区だが、今年夏の参議院選挙でも自民党が割れることが決定的だ。

           ◆   ◆   ◆

 和歌山2区といえば、自民党の幹事長で歴代最長の最長在任記録1,885日を誇った二階俊博元幹事長の「王国」だった。「国政から地方選挙の候補者まで、大半が二階氏の息がかかった者だった」とある自民党の地方議員が振り返る。しかし、二階氏は自民党のパーティー券裏金事件で派閥の会計責任者が有罪判決を受けるなどして政界引退に追い込まれ、後継として二階氏の三男・伸康氏が出馬。そこへ、自民党の裏金事件で離党勧告を受けた世耕弘成氏が参議院から鞍替え出馬し、紀州戦争に勝利した。当選直後、「この結果には満足している」と世耕氏は豪語。伸康氏は比例復活にも届かないほどの「惨敗」を喫した。

 伸康氏は和歌山2区の支部長として次の衆議院選挙に照準を合わせているとみられていたが、参議院和歌山県選挙区公認候補の公募に名乗りをあげ、望月良男元有田市長を制して夏の決戦に臨むことになった。

 その際伸康氏と望月氏は、自民党の和歌山県議によれば「どちらが選ばれても、自民党候補の勝利に尽力する」という内容の誓約書を提出。望月氏がその誓約を反故にして無所属での出馬を決めたため、「第二次紀州戦争が勃発した」と言われている。

 望月氏のバックに控えるのは世耕氏だ。4月3日に記者会見し、無所属での出馬を発表した望月氏は、「世耕氏に相談? 申し上げにくいが普段からコミュニケーションはとっている。相談に乗っていただくこともある」と述べ、世耕氏とのつながりを隠そうともしなかった。

 また「保守分裂」や「誓約書」については、「保守分裂、党を割るという懸念の声も胸が痛いほど承知している。ただ、もともと県連から参議院選挙の公募の話が出たときは、(二階氏を含み)誰もいなかったはず。そこで出馬の思いを強くした」、「誓約書にサインをしたのは事実。だから随分と熟慮しました。最終的に心に火が付いたのは、国や県のためにこれまで培った経験を活かしたいという思いがあったから。そして支援者から『無所属でも出てほしい』という声を受けて決断をした」と語っている。

 予想されたこととはいえ、伸康氏の陣営からはブーイングの嵐だ。前出の旧二階派幹部は不満げにこう話す。

 「誓約書に署名したのに、それを守らずに保守分裂――。望月のバックに世耕さんがいることは間違いないところだ。応援している地方議員も、世耕さんに近い人ばかり。保守分裂となれば、お互いが票を食い合って野党を利することもあり得る。望月の出馬はまさに反党行為。そこに乗っているのが世耕さんだろう。そこまでして二階家を蹴落としたいのか。世耕さんも二階元幹事長には世話になってきたはずで、人としてどうなのかという問題。今からでも伸康氏に一本化すべきだ」

 和歌山県連の投票では伸康氏が86票、望月氏が46票という大差だった。保守分裂となっても伸康氏が勝つという見方が強いはず。しかし、地元では「望月氏が伸康氏を大きくリード」という見立てが圧倒的だという。

 また、望月陣営は「世耕さんの応援を求めない」としていたが、今年3月に行われた和歌山県議のパーティーでは「和歌山の可能性」というテーマで、望月氏が司会。そこに世耕氏が現れ、県議とのパネルディスカッションに参加するという一幕があった。県議のSNSには、世耕氏や望月氏と一緒のスリーショット写真がアップされている。キーマンはやはり世耕氏なのだ。

 「紀州戦争なんだから、選挙になれば世耕さんが先頭で応援に立つでしょう。ここで、世耕さんが望月を使って参議院選に勝てば自民党への復党に大きく近づく。伸康氏は衆議院選挙、参議院選挙と2度も続けて負ければ、国政挑戦の目はなくなるでしょう。参議院選挙の望月も、ある意味世耕氏が復権して二階王国をせん滅するための道具かもしれません。伸康氏にも頑張ってほしいが、女性スキャンダルが週刊誌にすっぱ抜かれたことが響いている。保守分裂が世耕さんと伸康氏だけならいいが、もう一人、会社経営の女性が出馬する。保守が3つに分裂しそうで、よけいに面倒だ」(前出の旧二階派幹部)

 参議院選挙には参政党の林元政子氏、立憲民主党の村上賀厚氏がすでに出馬表明。そこへ、無所属で不動産会社を経営する末吉亜矢氏も出るという。末吉氏の出馬の理由が、大臣経験もある鶴保庸介参議院議員との近さだ。

 「地元では鶴保氏と末吉氏の近過ぎる関係は有名だ。以前、鶴保氏の事務所が末吉氏所有の物件に入居していたことでもよくわかる」(地元事情通)

 末吉氏のSNSには《昨日は、つるほ庸介候補、和歌山市内をまわらせていただきました。また、夜は、四ヶ郷小学校にて、個人演説会を開催させていただきました。皆様、有難うございました》と鶴保氏の選挙を熱心に応援する内容もある。

 「保守票が、伸康さんと望月さんに加えて末吉氏にも分散されれば、まったく先が読めなくなる。ただ、望月さんが一歩リードという声が多いのは確かだ」(前出の地元事情通)

 3分裂になりそうな紀州戦争の行方はいかに……。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政【政治ニュース・政局・選挙・自民党・夏の参院選】  2025年04月12日  07:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【検証!】:痛恨の兵庫知事選「戦略考えず失職に追い込んだ」自民県議団、33ページの検証文書まとめる

2025-04-23 06:52:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【検証!】:痛恨の兵庫知事選「戦略考えず失職に追い込んだ」自民県議団、33ページの検証文書まとめる

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【検証!】:痛恨の兵庫知事選「戦略考えず失職に追い込んだ」自民県議団、33ページの検証文書まとめる

 パワハラなどの疑惑告発文書問題で斎藤元彦兵庫県知事が失職後に再選された昨年11月の知事選について、自民党兵庫県議団が検証文書をまとめたことが22日、関係者への取材で分かった。文書では独自候補を擁立できず、「一体感の欠如を印象づけたのは遺憾」と指摘。「出口戦略を考えずに失職に追い込むことに注力したのは猛省が必要」などの県議の意見も付記された。<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26">失職後の知事選に当選した斎藤元彦氏=昨年11月17日、神戸市中央区(南雲都撮影)</button>

失職後の知事選に当選した斎藤元彦氏=昨年11月17日、神戸市中央区(南雲都撮影)(株式会社 産経デジタル)

 県議会は昨年9月、斎藤氏への不信任決議を全会一致で可決。斎藤氏は失職後、出直し選に挑み再選した。

 今年3月、県議会調査特別委員会(百条委員会)により、斎藤氏の告発者対応は違法の可能性が高いとする報告書がまとまり、第三者委員会も斎藤氏によるパワハラを認定する報告書を公表。不信任決議は、これらの報告書が出た後にすべきだったとの声が根強い。

 検証文書は33ページあり、22日に非公開の総会で報告された。文書問題の発覚から百条委の調査、知事選に至る経緯と自民党の対応を考察し、課題などを記載。県議団へのアンケートをもとに課題をまとめ、県議の意見も付記している。

 検証文書では「第一会派として独自候補を擁立すべきだった」「擁立失敗が議員団や地方組織の一致結束に乱れを引き起こし、混乱を生じさせたことを反省すべき」との意見が多かったなどと総括。

 県議の意見として「出口戦略(独自候補擁立)を考えずに、知事を失職に追い込むことに注力したのは第一会派として猛省が必要」とする一方、「不信任決議の時期が早かったとの意見はあるが、当時の状況では致し方なかった」とも記載。「積極的に新しい知事を誕生させようとの空気はなかった」との指摘もあった。

 知事選を巡り、自民は独自候補の選定に動いたが、二転三転した末に断念。一部県議は元尼崎市長の稲村和美氏を支援した一方、水面下で斎藤氏を応援する県議も出るなど足並みが乱れた。

 【関連記事】

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 政治 【地方自治体・兵庫県・パワハラなどの疑惑告発文書問題で斎藤元彦兵庫県知事が失職後に再選された昨年11月の知事選】  2025年04月22日  20:59:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・04.16】:参院選候補者に元他党議員も…もはや与野党に政策や価値観の差はない

2025-04-21 07:40:20 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【政界地獄耳・04.16】:参院選候補者に元他党議員も…もはや与野党に政策や価値観の差はない

 『漂流する日本の羅針盤を目指:【政界地獄耳・04.16】:参院選候補者に元他党議員も…もはや与野党に政策や価値観の差はない 

 ★与野党ともに候補者不足が顕著で、自民党から国民民主党へ移り出馬の意向を固めた候補者がいる一方、自民党東京都連も候補者選定で苦しんでいる。ことに今夏の参院選東京選挙区は元厚労相・武見敬三が固まったものの、昨秋の衆院選に出馬した元五輪相丸川珠代の後継者を公募などで模索していた。先週から、その候補者がNPO法人代表理事・渡部カンコロンゴ清花であると政界に流れ始めて、自民党の苦慮がにじむ。

 ★武見ともう1人をどうするか。都連は21年衆院選で落選した元幹事長・石原伸晃の扱いに困っていた。石原は23年に「25年参院選で東京選挙区に鞍替え出馬する」と勝手に宣言。「最近は当選同期の前首相・岸田文雄が(候補の1人として)石原を押し込めないかと画策したこともあった。岸田の思いなのか石原から頼まれたのか」(都連関係者)。岸田は加藤の乱をきっかけに根本匠、塩崎恭久(いずれも政界引退)、石原で「ドライマティーニの会」を結成、定期的に会合を持っていた縁で石原を気にかけていたともいわれる。また別の都連関係者は弁護士で元国民民主党衆院議員、菅野(山尾)志桜里の擁立も考えていた。渡部も菅野も議員時代、メディアで自民党を厳しく批判していたこともあり、党内には反発があるという。

 ★結局、今までなら忘れてくれる話もネットのおかげで昨日のことのように有権者は政治とカネ、旧統一教会との付き合いなど過去の負債を忘れてくれない。自民党に厳しいくらいの候補者を擁立して強い改革のアピールをしないと有権者が自民党は変わったと思ってもらえないということか。自民党関係者は「ここでタレント議員やスポーツ選手を擁立しても批判されるし、聞きたくないこと、見たくないことから逃げていても前に進めない」という。ある自民党議員は「他党に声をかけるのは、もう政策や価値観にほとんど与野党の差がないんだよ。よく接着剤になるとかいうが、メールや電話で話はいくらでもできる」と言い切る。だったらなんでもできるはず。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2025年04月16日  07:49:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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