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チラシの裏

仮面の忍者赤影と怪竜大決戦

2013年06月16日 | アニメ・特撮
テレビジョンドラマ別冊「仮面の忍者赤影」(1986年発行)が家にありました。
霞谷七人衆(第1部)、甲賀卍党(第2部)、紀州根来十三人衆(第3部)、魔風忍群(第4部)の
敵忍者全員が顔と一緒に技と怪獣を掲載、
平山亨プロデューサーのインタビューなども掲載。
そのインタビューによると、
時代考証無視のSF風設定は倉田準二監督の意向だったそうです。
第1部金目教編のアバンは、
千年蝦蟇が屋敷を破壊する場面に続いて甲賀幻妖斎が護摩壇の前で祈祷するカットに繋がって、
タイトル音楽がインしてきて、かっこエエ~。




3部に登場する紀州根来十三人衆を率いるのは暗闇鬼堂(原健策)。
こんな大物が出ていたんですね。



この千年蝦蟇は同じ東映の「怪竜大決戦」に出てくる自雷也が変身する巨大ガマを流用したもので、
鼻の上にあったツノを外しただけ。

東映の「怪竜大決戦」は、「赤影」のもう一人の監督山内鉄也が監督をつとめていました。
「怪竜大決戦」は映画館へ観に連れていってもらいました。
いまでは、youtubeで全部観られます。すごいなあ。

【劇場版】怪竜大決戦[公式]



冒頭で悪人によって城が落ち、城主の子ども尾形雷丸が家臣に助けられて脱出、
悪役を成敗して城を取り戻す、というお話は笛吹童子をはじめ定番ですがね~、
大友柳太郎が悪役、金子信雄が正義役という、ちょっと変化球キャスト。
ヒロインは小川知子だったのか。原泉も出ている。
1時間5分ごろの腰元ダンスがサイコ~。
BGMといい、スポットライトが当たっているところといい、イッツ東映時代劇!
鷲に乗っているというところから、
吉川英治の「神州天馬峡」あたりを参考にしたのかと思い、
本棚を探したら出てきたのは「神州麝香猫」。
「神州天馬峡」は読んでなかったのか…。
講談社の「講談名作文庫 快傑自来也」を読むと、
「自来也は本名尾形云々」とあるので、名前は伝統的なところに従ったようです。
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