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ワイルド・カード シリーズ

2014年06月28日 | SF
「ワイルド・カードシリーズ」が滞って何年になるでしょう。
訳者の黒丸尚が亡くなったことが理由だとすれば、黒丸尚の存在はホントに大きかったのですね。
(「ワイルド・カードシリーズ」は黒丸尚だけでなく多くの翻訳者が参加しています)

多くの作家が同じ世界の話を競作で書く、
「モザイクノヴェル・ワイルド・カードシリーズ」の音頭取りであり、
本人も「シェルゲーム」という作品を寄せ、
フォルクスワーゲンに乗るテレキネシス「勇者タートル」というヒーローを創造しているわけですが、
日本では第3巻まで出てだけで中絶しています。
残念。
G・R・R・マーティンのせいじゃないですけどね。







1994年に出た第3巻「審判の日」の帯には、「第4巻来春(1995年)刊行!」て書いてありました。

3冊(6分冊)の中ではプロローグにあたる
ハワード・ウォルドロップ「ブロードウェイ上空30分 ジェットボーイ最後の冒険」が一番好みです。
どうでもいいことですが、中に登場するセイウチのような新聞販売人の名前「ジューヴ」は、
じつはビートルズネタ、です。

いろいろな作家が書いているので、あのキャラがこっちの作家では「ドS」だったのに、
こっちの作家では「ドM」になっている、なんて面白さがあります。
やりすぎると「あれ?」みたいなことになりますが。

The Beatles I am the walrus

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