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宗像教授異考録 シャーロッキアン! エロ漫の星

2011年03月17日 | マンガ
世の中どう動こうと読むモンだけは読んでます。

「宗像教授異考録」はこれで一応完結だそうで、
ビックコミックでは「星を継ぐもの」を新しく連載してます。ホーガン原作のね。
そういえば「未来の二つの顔」もコミック化していたなあ。
ホーガンのコミック化は星野之宣本人の選択なのか、
編集者のサジェスチョンなのか分かりませんが、
「星を継ぐもの」三部作の展開も含めてとても相性が良さそうです。
(「巨人たちの星」みたいになるのか?)
あ、宗像教授ね。
高橋英樹はけっこうビジュアル的にはぴったりだったんだけど、
話がすっかり2時間サスペンスに変換されていて、ちょっとがっかり。
あ、宗像教授ね。
「伝奇考」のころは、まだSFっぽい部分が残っていて、
神戸で古代中国の鉄人が動きだす話なんかも面白かった。
今の「異考録」がつまらない、という意味ではなくて、
「SF」やってた頃の星野之宣が描いた「伝奇考」と、民俗学にシフトしちゃった星野之宣が描いた「異考録」、
という違いだと思います。



で、この「シャーロッキアン!」ですが、
マンガのテーマがどんどんニッチなところへ向かっていて、
こんなホームズヲタクしか喜ばない(といってもけっこうな人数がいるはず)
ネタをとりあげてどうする。
ストーリー作りがいかにも素人くさいところが読んでいてつらいし、
それよりこの最低画力に気持ちも萎えます。
しかし、最後まで読むとそれも慣れてくることに驚き。
マンガって深いですね。
だが1巻って! 2巻出すのか!



「エロ漫の星」 上が実践編で下巻が激闘編?(すいません勝手に名づけました)。
エロマンガとは何かっ!と唾を飛び散らせながら口角泡を飛ばす勢いで語っています。
え、誰が? 
パロディネタが比較的有名(=オジサンにも優しい)なのですごく笑えます。
富永一朗ネタはGJ! 
激闘編のいかにもマンガ王道的な展開はエロ漫の粋を逸脱して、
フツーのマンガへ昇華しかかっています。(って言うか元々フツーのマンガ?)
※マンガを紹介しているとても有名らしい某ブログで、
ログ主が「『バクマン』と『巨人の星』をひねったタイトル」と書いたら、
通りすがり者に「『バクマン』より先に連載してました」とコメントされて、
全知全能になるには大変だと思ったしだい。




■宗像教授異考録15巻 星野之宣著 小学館
■シャーロッキアン!1巻 池田邦彦著 双葉社
■エロ漫の星 上・下 金平守人著 少年画報社


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バクマンは… (あのに)
2011-03-19 19:51:58
ネタ的にも二番煎じですね、腐女子としては(^_^;)
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Unknown (spin out)
2011-03-21 23:55:57
そうなんですか。
ぜひ一番煎じを教えてください。
返信する

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