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子不語の夢 その2「いやなことをいうね」

2011年09月27日 | ミステリ
「子不語の夢」は脚注も素晴らしく、はっとすることが書かれています。
小酒井不木と、大正時代の雑誌「子供の科学」「科学画報」の編集長原田三夫が隣村同士の生まれで、互いに「みっつあ」と呼ばれていたとあって、驚きました。
小酒井不木=本名小酒井光次(みつじ)、原田三夫(みつお)なので「みっつあ」ですね。
どうでもいいことですが、私の中学校のときの数学教師のあだ名がやっぱり「みっつあ」でした。
尾張地方の方言ですな。

「子供の科学」の編集長原田三夫は戦前にガーンズバック編集の「アメージングストーリーズ」を取り寄せたが、
読みこなせずに中学の同級生だった小酒井不木にやってしまったそうです。(「日本SFこてん古典2」横田順彌)
その小酒井不木は、「子供の科学」に科学探偵小説を連載することになります。

で、この原田三夫の息子が前谷惟光です。
「ロボット三等兵」の作者として有名ですが、知らない方はこちら。

「漫棚通信 祝!『ロボット三等兵』復刻」

叔父が持っていた漫画本で小さい頃に読んだことがあります。
「慰問袋」という言葉を知ったのはこの漫画でしたね。
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