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ヒットこそすべて オール・アバウト・ミュージック・ビジネス

2008年10月22日 | ノンフィクション
フィル・スペクターに「勉強させてくれ」と手紙を書いた、それだけで驚くが、なんとスペクターからOKという返事をもらった、というのがまた驚き。しかし、その頃(70年ごろ)スペクターはクスリやなんかでイカレポンチになってて、スペクター弟子入りは雲散。そのかわりに選んだ師匠がスティーヴ・バリというんだから、筋金入りのポップスマニアですね。その頃ならロック・ソウル畑の人脈でもよかったのでは?(例えばアトランティックとか)と思えるが、それが著者のルーツを見据える視線なんだろうと思う。

で、ほんとにダンヒルまで行ってビジネスの勉強をしたおかげで、われわれは「A Long Vacation」というアルバムを聞くことができるんだから、足を向けて寝られないですね。

ロンバケについては、最初の大瀧詠一の動機が「アルバムを作りたい」であったそうで、松本隆とのコラボやメロディー中心の路線は、朝妻一郎のディレクションだったそうです。

【ヒットこそすべて オール・アバウト・ミュージック・ビジネス 朝妻一郎著 白夜書房】
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1 コメント

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Unknown (おしょう6号)
2008-12-16 07:59:01
へえーーーー
よくわかりませんがそいうことなんですね
後からわかることってそのときにわかるより
そそりますね
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