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チラシの裏

タイタニックで夜更かし

2008年09月28日 | ミステリ
仕事の真っ最中ですが、ちょいと読み始めたらとまらない、
「エヴァ・ライカーの記憶」

ハワイの真珠湾攻撃の数時間前におきた殺人事件から始まり、
文庫で600ページ弱の後半3分の2は、タイタニックが沈没するまでの
数日が舞台。
それでいて犯人探しであっと驚くドンデン返しありのミステリ。
元版は1979年に文藝春秋から出ていたのですが、
当時は知るよしもなく、最近文庫で出たので読んだわけです。
ひがみでもなく、当時読まなくて、今読んで正解でした。

後半タイタニックが沈む場面は、映画「タイタニック」のまんま。
「タイタニック」は映画館まで観に行ったので、臨場感がさらに倍!
スミス船長も、小田和正似の設計技師アンドリューズ氏も出てきます。
船が真っ二つに割れて沈むところで、シェフが出てくるところまで同じなので、キャメロンがネタにしたかと思うほど。

著者がこれ1発で(正確には2発目がある)沈黙してしまったのは、
ここに全部入れ込んじゃったからなんでしょうか。

「エヴァ・ライカーの記憶」【ドナルド・A・スタンウッド 創元推理文庫】
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