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水鏡綺譚

2022年04月17日 | マンガ
久しぶりにマンガを読む。
「水鏡綺譚 完全版」(近藤ようこ 青林工藝舎)、ずいぶん前に買っておいたものを本棚から発見。
たしか角川から出ていた上巻だけを買って忘れていたのを、
書店店頭でこれを見つけて買ったことも思い出す。

さらにずいぶん昔に同じ作者の「見晴らしガ丘にて」が好きだったことも思い出した。
ファンサイトを見ると、おお、こんなに本が出ているのか、と軽い驚き。
「見晴らしガ丘にて」が出たときに、このあと作品が出たら追いかけようと思い立ったが、すぐに挫折。
作品表を眺めていると、現代作品に混じって中世を舞台にした時代ものも多くあることを知る。
「水鏡綺譚」の著者あとがきにも「民俗学を勉強して」とあるので、そのあたりは納得。
同じあとがきで「カムイ外伝」みたいなものを、ありましたが、
なんとなく「どろろ」や「猫目小僧」を思い出していましたよ。
とはいえ「見晴らしガ丘にて」の作者らしい、中世庶民の暮らしの中での奇譚にとどめ、
古典の挿絵が動いているように読めるところは「唯一好きで楽しく描いていた」(あとがき)だからでしょうか。

もう一冊は、ようこつながりで。
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